2009年3月25日発売
2002年に結成された5人編成ビジュアル系バンドの重厚感あふれる一枚。ずっしりと響くビートに妖艶なヴォーカルが映える「DISTRESS AND COMA」、ともに2009年夏公開の映画のエンディング曲となるハードな「HEADACHE MAN」、せつない「WITHOUT A TRACE」と、激しさ、繊細さによる緩急を感じさせる。
結成60周年で甦った、見砂直照が指揮するラテン・バンドの、64年7月・新宿厚生年金会館での録音。歯切れよいリズム、響き豊かな木管、金管、そこにバンドネオン奏者4人を迎えて奏でたアルゼンチン・タンゴの人気名曲集。華麗で優雅で陰は深く妖艶でもある名演が味わえる。
マンボを知らない人にですら、ウ! のかけ声で始まる「マンボNo.5」はおなじみのハズ。本作はマンボの巨人、ペレス・プラードのヒット・ナンバーを、昭和の人気ラテン・バンドが再現したもの。SDSシリーズにより、音質も非常にダイナミックで歯切れのイイ仕上がりに。
東京キューバン・ボーイズのベスト盤。62年から66年のライヴ演奏が収められている。録音も演奏も半世紀近く前とは思えないクオリティの高さ。うるさくなく気持ちいいグルーヴ。パキッとしたサウンドといやらしくならないムーディさを備えている。
84年に発表したデビュー・アルバムをリ・レコーディング。スラッシュ・メタルの礎を築いた彼らの名盤を切れ味の良いクランチリフで忠実に再現しつつ、ヘヴィなアレンジを施している。格段に安定感の増した演奏力で聴く者を圧倒する作品。
制作・出演
BertramLehmann / JimFunnell / NikolayMoiseenko / SkootaWarner / SteveJenkins / ダニエル・サドウニック / デヴィッド・フュージンスキー発売元
キングレコード株式会社上原ひろみのバンドで知名度を高めたギタリストのソロ・アルバム。中近東やインド、東アジアの影響を受けたエキゾティックなサウンドが魅力的。超絶技巧が光るギター・プレイも素晴らしい。
澄んだ唄声の山本容子とゲーム・ミュージックのコンポーザーだった前澤ヒデノリのユニット、レインブックのファースト・アルバム。「雛罌粟の丘」の詞を除き、全曲山本作詞・前澤作曲で、奇をてらうことのない言葉とメロディと言葉の絡み合いが心穏やかな世界を生み出す。
バラードの名手として定評のある徳永英明の初カヴァー・アルバム。全曲女性シンガーのバラード楽曲をカヴァーしたもので、生ピアノやアコースティック・ギターといったシンプルなサウンドと、じんわり染みる歌声が堪能できる。
好評を得たカヴァー・アルバム『VOCALIST』の続編。前作に引き続き、女性シンガーが歌った名曲を生ピアノやアコギといったシンプルな編成でカヴァー。バラードの名手ならではの染み入るような歌声を堪能できる。
筒美京平作品のトリビュート盤とその原曲を収録したコンピ盤が同時発売。ともに同じ曲順で構成してあり、原曲との聴き比べが容易。細部アレンジへのこだわりに原曲への深々とした敬意を感じさせる「セクシャルバイオレットNo.1」「また逢う日まで」を筆頭に、原曲の世界観から大きく逸脱はしない誠実な解釈で同時に自身の個性もアピール。が、原曲にはないリリックを大幅に用いたヒップホップ調の「お世話になりました」、異国どころか天界へと旅立たん雰囲気の「飛んでイスタンブール Homme」は例外的に激しく逸脱。とくにテノール歌唱全開の後者は、原曲の世界が霞んでしまうほどの秋川ワールドぶり。衝撃的一曲だ。
女性歌手の曲を歌ったカヴァー・シリーズの第3弾。70年代歌謡曲から最近のJ-POPまで時代的には幅広いが、どれも繊細な女心を綴った曲ばかりで、それを情感を込めたヴォーカルで見事に表現している。特に美しいストリングスの「迷い道」が秀逸。
生誕100年記念作は、息子・克久と孫・隆之が共同プロデュース。11、15曲目では故人の作風を意識した新曲を披露している。若手からベテランまで多岐にわたる参加陣にあって、虚心坦懐な歌声を聴かせる「蘇州夜曲」が白眉。予想範囲内とはいえ、2、7曲目の楽しさもさすが。★
一周忌を前に豪華アーティストが参加したトリビュート盤のリリースが決定。今作では男性が女唄を、女性が男唄を歌うことになります。参加アーティスト:工藤静香 feat.押尾コータロー、鈴木雅之、元ちとせ、森山直太朗、甲斐よしひろ、中西圭三、杏里、音速ライン、山崎ハコ、Mizrock 他。初回封入特典:別冊阿久悠オリコンチャートデータブック(予定)。