2002年4月発売
ベテラン・シンガーが本領を発揮するバラードを収めたマキシ。キャリアに裏打ちされた抜群の安定感を誇るヴォーカルは、やはり一級品。2002年「グレイスソフィーナ」TV-CMイメージ・ソング、及びテレビ朝日系ドラマ『京都鴨川東署迷宮課 おみやさん』の主題歌。
再生後のバンドの脱皮ぶりを語る、さまざまな側面を提示した編集盤。高速クラシカル・ナンバーや壮大なバラードという十八番から、ブラジル出身の血を感じさせるサンバなグルーヴが満載されたナンバーまで、すべてが充実期にあるバンドの有り様を示している。
イキのいいギターである。何より音がいい。一音一音がクッキリと響いて、しかもしっかり色が出る。音の周りにヴィヴィッドな生気が満ちる。利いた風なシナを作らない。耳や情の動きがストレートに音に現れる。その単刀直入さが実に清々しい。初夏の眩さ。★
朝比奈隆が80年代にさまざまな場所でいろいろなオケと演奏したブルックナーの交響曲を全集としてまとめたもの。最も充実していた時期の朝比奈のブルックナーがここにあるといってよいだろう。特に83年の東京カテドラルでの大フィルとの7番と8番は記念碑的演奏だ。特典盤として付けられている朝比奈隆が宇野功芳を相手にブルックナーについて語った録音(約50分間)も興味深い。
今も現役のベテラン・ブリティッシュ・ハード・ロッカーのサードにして出世作(73年発表)。アメリカの土着ロックに憧れるバンドのラフなパワーをプロデューサーのロジャー・グローヴァーが見事に引き出した名作だ。リマスターに際しボーナス3曲が追加。
スコットランドのハード・ロック・バンドが出世作『ラザマナス』に続き、同じ73年に発表した4作目。当時の邦題は『威光そして栄誉』という仰々しさだったが、痛快なポップ・センスと意外性のあるカヴァー曲が気を引いた。ロジャー・グローヴァーの制作。
へヴィなロックにブギーをブレンド、頑固で武骨なスタイルがいかにも英国的な老舗バンドの75年、通算6作目。時期的に脂が乗り出した頃で迫力のブギー・ロックを展開、名バラード(9)も余裕の成せる技。紙ジャケ、レア音源6曲収録でマニアは必聴盤だ。
21世紀のスタンダードとして編纂された新賛美歌集「賛美歌21」からのCD化第10弾。歌唱は、東京放送児童合唱団、加賀清孝、21合唱団、佐々木正利、菅英三子、すみだ少年少女合唱団など。