1999年11月発売
制作・出演
エルナ・ザック / ハンス・シュミット=イッセルシュテット / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベルリン国立歌劇場管弦楽団 / ペスタロッツァ / マーセル・ヴィットリシュ / ロルフ・シュレーダー独逸テレフンケンによる戦前のSP録音から伝説のコロラトゥーラ、エルナ・ザックの歌唱が生々しく眼前に蘇る。4点ハにいたる驚異的な高音域を縦横に駆け巡る超絶技法には開いた口が塞がらない。歌いまわしは幾分古風だが、この妙技の前には小さな疵だ。★
70年代後半に異彩を放ったフォーク・シンガーのセカンド・アルバム。76年作品。ディランを彷彿とさせる歌声とサウンドは当時のシンガー・ソングライター・ブームの中で新鮮な魅力を持っていた。プロテストにカントリー・ロックを味付けした感じも懐かしい。
アップル・レコードからデビューしたジャッキー・ロマックスが、アメリカに渡り72年に発表した3作目。ジョン・サイモンのプロデュースによるベアズヴィル録音で、ザ・バンドあたりにも通じる泥臭い南部サウンドを展開。文句なく彼の代表作だろう。
飛びっきり元気なメロディック・ハードが人気のカナディアン・バンドのこれはバラード集。ドラマティックな盛り上がりをみせる曲、素朴でアコースティックな曲、同じバラードでもアレンジ次第でバリエーション豊かに聴かせるところがミソ。新曲2曲あり。
デビュー曲から6枚目までの全シングル曲とカップリング曲をすべて収録、さらに新曲2曲を追加したシングル集。豪華40ページのブックレット付きで、ファンは必携でしょうが、個人的にはこの人、すべてがワザとらしく感じちゃって……。田中麗奈の方が好き。
“1”が出てから19年たって、“3”はなんの気負いもなくひたすらに、一人多重のアカペラ・ドゥーワップで“好きな曲、歌いたい曲”を気持ちよくうたっております。聴くわれわれも、ただひたすら気持ちよく聴く、これがこのアルバムの基本でしょう。★
1974年の録音だから、ピリスとしては初期のもの。後のモーツァルトのような、透明な世界が確立されてはいないけれど、伸びやかで素直な音楽作りは、はっきりと聴きとれる。コルボの指揮も優しく寄り添っている。全体に地味なのが、かえって渋い魅力。
女流モーツァルト弾きの中堅として人気の高いピリス。これはエラートで録音した第1弾として73年に出されたものである。派手ではないが、力強く颯爽とした凛々しいタッチに引き込まれそう。比べてみると最近のピリスは円くなったかもしれない。
ピリスのエレガントで美しいモーツァルトが楽しめる。ピリスの生まれ故郷のリスボンのオーケストラとの共演。オーケストラの響きや音色がいささかローカルで、ピリスのピアノと今一つ調和していない感じもするが、それは御愛嬌というところ。
オリジナル・ジャケット仕様&日本語解説付きで好評の廉価盤《ワーナークラシック1000》、ピリス編(16点)の1点。深い感動を呼び起こすピリスのモーツァルト。
(1)にはペライアとルプーによる二大シューベルティアンによる名録音が知られているが、ピリスとセルメットの演奏は、クリスタルな凝縮された響きに特徴がある。遺作の二長調のロンドもすばらしい。珍しい曲も多いので貴重なアルバムだ。
オリジナル・ジャケット仕様&日本語解説付きで好評の廉価盤《ワーナークラシック1000》、ピリス編(16点)の1点。名盤の多いショパンのワルツ集の中でも常に高い人気を誇るピリスの代表作。
ハ短調の(1)でじわっと始まり、曲間をほとんどあけずに(2)へ。(1)が(2)の序奏のような扱い。そして(4)まですべて短調。現代ピアノの響き、大きな表現、自在なアーティキュレーション。個性的で聴きごたえ十分。少々疲れるくらい考えた演奏が80年代的か。
オリジナル・ジャケット仕様&日本語解説付きで好評の廉価盤《ワーナークラシック1000》、カツァリス編(15点)の1点。リスト編のピアノ版交響曲全集から。ピアノの限界に挑む壮大な演奏。