1997年5月発売
オーストラリアで発売されていた限定盤で、シングルのカップリング曲を一同に集めた5枚組16曲入りのボックス・セット。1年半以上に渡るツアーからの音源が中心になっており、東京公演も[2](2)、[3](2)に収録されている。[1](2)、[4](1)は検閲の厳しい国やエア・プレイ向けに例の4文字を抜いたクリーン・ヴァージョン。
前作より3年ぶり、デヴィッド・バーン97年のアルバム。ラテン、サルサといったブラジル的要素がバーン好みに料理されたアルバム。一見ハチャメチャそうで実は統一性のあるバーンの世界。ニューヨーク風ラテンといえるなんとも不思議な世界を体験してみては。★
名前は男のようだが、60年代のアメリカン・アイドル歌手。これは64年に発表されたボサノバ・リズムの作品集で、バックはローリンド・アルメイダというすごいコンビ。そういえばこの時期、イーディー・ゴーメなど、みんなボサノバを歌っていた。
20年以上の歴史を誇る大物グループ、シカゴを語るとき、忘れてはならないのがこの人、ピーター・セテラ。この作品はまだ彼がシカゴ在籍中の81年にリリースしたソロ第1弾アルバムなのだが、おなじみのハイ・トーン・ヴォイスが耳に優しく、感傷的な仕上り。
シカゴのリード・ボーカリストからソロへ。その第1作目が大ヒットと好調です。「グローリー・オブ・ラブ」に代表されるように聞きなれたメロディアスなバラードが3曲、その他にビートの効いた曲やシンセサイザー・サウンドも。ベテラン、セテラの意欲作。
ピーター・セテラのサード・アルバム。ピーター本人とパトリック・レナードの共同プロデュース。デイヴ・ギルモアとボニー・レイットがゲストとして参加している。バラード・シンガーとしてのピーターの魅力が、たっぷり味わえる。
あくまでも優しく、透明感あふれる歌声は、前作から4年という長いインターバルを全く感じさせない、どこを切ってもピーター・セテラである。そんな中、(3)はチャカ・カーンとのデュエットという異色の顔合わせだが、彼らしく美しい作品となっている。
クリストファー・クロスのセカンド・アルバムで、'83年3月に全米アルバム・チャート11位まで上昇するヒットとなった。哀愁のハイトーン・ヴォーカルは健在で、完成度の高いAORサウンドを聴かせてくれる。甘くそれでいて素朴な味がいい。
ロス・アンジェルス出身の注目のバンドが87年にインディーズから発表した本来のデビュー盤。ピンと張り詰めた緊張感とメロディックなヴォーカルの対比が美しい。ルー・リード、ローリング・ストーンズの(8)(9)のカヴァーはアコースティックな仕上がり。
LA出身のハード・ロック・バンドのメジャー・デビュー・アルバム。メタル・ファンクとあるけど、これは誤解をよぶ。彼らのお手本は、60年代末〜70年代初頭のジミヘン、サイケ・ロックなど。まずまずのガラッパチ・ミュージック。
『変態』という表現はロック界では褒め言葉であり、それゆえロックは奇人変人(頭にトサカがついているとか)に好まれるのである。このバンドはデビューした85年頃から、音楽性、言動、歌詞、ビデオなどすべてで抜きんでていた。勿論、『変態』ロックで。
元モトリー・クルーのヴィンス・ニールがギタリストのスティヴン・スティヴンスと組んで、新たなる出発をした。モトリー・クルーの時とバッキング・ミュージシャンが異なるだけでこんなにも印象が違ってしまうのかと驚かされてしまう。実に力強くパワフルだ。
英国のDJ&リミックス・ユニット、ダスト・ブラザースをプロデューサーに迎えた2作目。ノイジーなスクラッチ・サウンドに、ヘヴィなギターをドッキングさせた、“ハードコア・メタル・ファンク”ともいうべき大胆なアプローチにチャレンジしている。
ジャンル
81年にD.バーンが録音したトワイラ・サーフ作のバレエのための音楽。最初にLPで登場した時は約40分に編集されていたが、これは72分の全曲盤。ヨギ・ホートン、エイドリアン・ブリュー、B.イーノなどが参加してハイ・テンションの音空間を創出。