音楽むすび | 1997年5月発売

スウェーデンの5人組の3枚目。歌唱が濁声ゆえメロディック・デス・メタルとも呼ばれるけれど、ツイン・ギターのフレーズは弦楽奏にも通じ、曲の展開はアイアン・メイデンにも近い。女性ヴォーカルの入る(7)が美しや。日本盤のみの(15)はインダストリアル。

幼馴染みとのデュオで、英国フォーク・ルーツ誌の95年度最優秀アルバムを受賞するなど、英国フォーク界注目の女性シンガーのデビュー作。アイリッシュ風味も適度に、トラッドやオリジナルを切々と歌い綴る。ここには歌が存在するという、そんな力が凄い。

カナダ産ハード・ロック・バンドの4作目は、ダークな雰囲気だった前作とは異なり、本来のバンド・スタイルに戻った感じ。良質なメロディ、コーラス、ダイナミックでトライヴするロック……ライヴ感を大切にしたことが好結果を得ているようです。