発売元 : 株式会社アブソードミュージックジャパン
シンガーとテナー奏者のベテラン同士がコンビを組んだライヴ盤。共にブルージィな表現を得意としている2人だけあって、見事なコンビネーションが心地よい。枯れた味のジョーンズは、気張らずリラックスした歌唱で独特の境地を示している。
ムーンライダーズのメンバーである岡田徹が88年に発表し、現在では入手困難だった1stソロ・アルバムが復刻。クールかつシャープなアレンジと、耳に残るポップなメロディが心地好い一枚。
岡田徹(ムーンライダーズ)主宰のレーベルに所属するエレ・ポップ・バンドのデビュー作。テクノもあるけどラテンもある雑食ジャンルレス・エレ・ポップは、エレ・ポップ・ファン以外をも招き入れてくれる間口の広さとカラフルさ。ヴォーカルの人工的な声質も魅力的。
クリスの78年作『アローン・トゥゲザー』全曲に、同じく来日時の録音であるアニタの81年作『ミスティ』のB面をプラス。トリオがバックの前者は力強い表現に説得力のある(2)やムーディな(5)がいい。後者はピアノとのデュオで軽快にスウィングする(13)など、余裕たっぷり。
ピアノ・トリオをバックに、カウント・ベイシー楽団の歴代スター・トランペット奏者3人がジャム・セッションを繰り広げる、という内容で、東京での来日公演の様子を収めたライヴ盤。3人の熟練のワザ、味わいのある歌心はもちろん、名手ハンクのピアノも魅力十分。
TVパーソナリティとしても活躍する韓国の大物歌手、キム・サン・ヒーがスタンダードを歌い綴った95年の傑作アルバム。訪韓した重鎮ジャズメンをバックに、歌姫らしい名唱を披露する。
ハワイを代表するジャズ・シンガーの本邦デビュー作。マーヴィン・ゲイやサンタナのバックを務めたというが、正統派のジャズ・ヴォーカルを聴かせる。黒人特有の粘りもあるし、乗りもご機嫌。バックのピアノ・トリオもいい。思いもしない拾いものだ。
73年にトリオ・レコード内に設立されたロック&ニューミュージック系レーベルのベスト・コンピ。南佳孝、吉田美奈子をはじめ、レーベルを代表するビッグネーム・アーティストの作品集。
日本を代表するブルース・バンド、憂歌団の1970〜80年代にかけての絶頂期の音源を集めたベスト。75年に放送禁止となったデビュー曲「おそうじオバチャン」や、ライヴ音源なども収録。
元祖・日本のシンガー・ソングライター、荒木一郎がトリオ・ショーボート・レーベルに残した新旧音源をコンパイルした2枚組。ヘヴィなテーマもロマンティックな感情もサラリと歌いこなす。クールです。カッコよすぎます。詳細な解説があれば、なおよかった。
日本では、まだ馴染みの薄い秦琴(しんきん)の奏者、深草アキの伴奏・プロデュースで沢田美紀のヴォーカルが加わった個性的な作品。沢田にとっては、これがデビュー作となる。秦琴の響きが悠久の歴史を感じさせる。
「地平線」のヒットで知られる西島三重子の話題曲がCD化。巣立っていく子供たちへのメッセージを綴った楽曲で、地方局でオンエアされたのをきっかけに、学校関係者からリリースの要望が高かった曲。
82年録音。キャロルは当時、わが国でもよく知られる女性シンガーで、全国各地のライヴは盛況だった。その最終公演の後、東京のスタジオで同行メンバーとともに録音。ということもあり、ピアノ・トリオとの呼吸もピタリで、彼女は快調に歌っている。軽妙な節回しに独特の味わいが。