制作・出演 : チャイコフスキー
アメリカのヴァイオリニスト、ジョシュア・ベルの2008年版ベスト・アルバム。フィギュア・スケートでよく使われる「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」をはじめ人気楽曲を多数収録。
ピアノ協奏曲の第1番は、4種類ほどあるうちの4番目の録音。アルゲリッチの迸る情熱に圧倒されるライヴの模様を収めており、アバドとスリリングな演奏を繰り広げている。「くるみ割り人形」ではリラックスした楽しい演奏が聴ける。
交響曲第5番は、バーンスタイン2度目の全集からの1枚。感情移入の激しい起伏の大きなチャイコフスキーだ。古巣のニューヨーク・フィルとの相互の篤い信頼のなせる技だろう。感動的な演奏に仕上がっている。
華麗でダイナミック、メロディアスで陶酔的なチャイコフスキーが堪能できる一枚。作品の持つ流れに逆らうことなく、それでいて巧妙な物語を構築している。プレヴィンのドラマトゥルギーが十全に発揮された録音だ。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / キャスリーン・バトル / サミュエル・レイミー / チャイコフスキー / フレデリカ・フォン・シュターデ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ミラノ・スカラ座管弦楽団“クラシック=カラヤン”だった20世紀も、少しずつ遠くなりつつあるものの、まだまだお役目が多そうなかの巨匠。生誕100年、そして没後20年へと続く足跡探訪の地図がわりになりそうなベスト。レコード芸術にこだわった偉人の業績を6枚にパック。解説も充実。
発売元
キングレコード株式会社レーグナーのバランス感覚が見事に活かされていて、その深いスコアの読みは踊りのための音楽というより、ドラマティックな物語として構築されている。ベルリン放響の高い合奏能力をフルに発揮させた録音だ。
オペラ指揮者としても実績があるだけに、このバレエ作品でも、ドラマの構築に優れた手腕を発揮している。洗練された美しい響きを引き出しつつも、決して華美にはならないところがレーグナーらしい。
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キングレコード株式会社チャイコフスキーのもっとも人気のあるピアノとヴァイオリンの協奏曲を収めた嬉しい一枚。レーゼルの明確で堅固な構築力やフンケのよくうたうロマンティックな表現力、そしてスケールの大きなマズアの指揮が堪能できる。
この第6番は、死の9日前に初演された、チャイコフスキーの最後の作品となったもの。歴代交響曲の中でも常に人気の上位を占めてきた作品で、死を予感させる終楽章へとすべてはなだれ込む。その美しい暗さは絶品だ。
稀代のメロディメイカー、チャイコフスキーの真髄が堪能できるアルバム。3大バレエのおいしいところを抽出した、甘美で躍動感がある多彩なメロディの数々が繰り出されていく。
チャイコフスキーはピアノ協奏曲を3曲作曲しているが、この第1番がもっとも有名。華やかで、若さと抒情、適度な民族性と哀愁や感傷性など、感情に訴えるあらゆる要素を備えた一大人気曲。併録の「四季」も佳品だ。
古今のヴァイオリン協奏曲のなかでもトップクラスの人気曲。スラヴ的な民族色とヴァイオリンの高度な技巧とがあいまって、華やかで感傷性に富んだ名曲となっている。併録の2曲も美しく、甘い珠玉の小品だ。
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ユニバーサルミュージックフィギュア・スケート・ブームのど真ん中にいる浅田姉妹が競技やエキシビジョンで使用している楽曲を集めたもの。クラシックの曲が大半だが、そうでないものも。CDの終わりには彼女たちからのヴォイス・メッセージを収録。ブックレットには衣装写真も。