出版社 : 実業之日本社
昭和十六年十二月八日の宣戦布告前に、マレー半島上陸を目前にした陸軍第二五軍の輸送船団が、英空軍の哨戒機に発見された。この情報により英極東方面軍司令官のマウントバッテン卿は、戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋艦レパルスを出撃させる。一方、米太平洋艦隊司令長官のキンメル大将も真珠湾に停泊中の戦艦群を洋上待機泊地であるハワイのラハナイへ移動させた。日本陸軍の輸送船団に迫るP・O・Wとレパルスに対し、井上中将率いる第四艦隊の戦艦群と水雷戦隊が急行する。一方、米太平洋艦隊には敵戦艦群の漸減攻激としての南雲機動部隊が、さらに打撃部隊の連合艦隊主力戦艦群が出撃した。
難攻不落のガダルカナル島奪回を目指す連合艦隊・山本長官は、戦艦「金剛」「榛名」率いる艇身攻撃隊にヘンダーソン飛行場を艦砲撃させ、さらに「長門」「陸奥」率いる制圧攻撃隊を浅深度のシーラーク海峡へ出撃させ、米国巡洋艦隊を撃破することに成功した。しかし、国力で勝る米国は、いまだにガ島を死守しており、上陸して占領することはかなわなかった。そこで山本長官は、連合艦隊旗である戦艦「大和」に座乗、自らガ島制圧に乗り出すことを決意した!「大和」「武蔵」を先頭に、いよいよ最終決戦のときが迫る。
この生き地獄に投げこまれたらあなたはどうする?原因不明の疫病に襲われた山間の小藩。惨禍は惨禍を招き、人間たちは悪の限界をさらけだす。引き裂かれる正義と愛、跡に一輪の花は咲いたのか-!!暗黒のヒーロー、矢月繋による変格伝奇小説。
高級クラブのインテリママは実は組長の情婦だった。バーテンの三迫は組長にママの浮気を監視する番犬になれと命ぜられ、ママと寝起きを共にすることになる。そこから話は始まる。青年を殺人地獄に陥した女の真実とは!勝目ハードボイルドの渾身作。
中国残留日本人孤児の娘が、まだ見ぬ祖母をさがしに日本へやってきた。手がかりは、祖父の形見の胡弓と母に教わった踊りのしぐさ。はたして二人は出会うことができるのかー。中国と日本を結ぶ、愛の叙情ロマン。
戦艦長門と陸奥、ガ島に向けて出撃!!金剛、比叡の戦艦による史上初の飛行場艦砲爆撃にもかかわらず、ヘンダーソン飛行場は日に日に拡大されていた。日米の工業力の差が、ここにも現れていたのだ。ソロモン諸島唯一の飛行場を持つガ島を巡る攻防は、日増しに激しさを加えていった。山本五十六長官は、何としてもガ島奪回をはかるべく、まず重巡鳥海を旗艦とする第八艦隊に再度の飛行場砲爆を命じる。さらに、戦艦長門と陸奥率いる制圧攻撃隊が、ガ島に向け勇躍出撃するが、目指すシーラーク海峡は大型船舶の航行を阻む浅深度の海域だった。
整体師・蘭城と猫馬のコンビが、半魚人と大死闘!!三たび登場のご存じ、蘭城&猫馬コンビが現われたのは、日本海沿いの港町。旧家の染ヶ谷家は“海のもの”と結びついて、繁栄してきたと噂されている。そこの使用人を海中から救い出した二人は染ヶ谷家を訪れるが、その一族と使用人たちが怪生物に取り憑かれていることを知る。蘭城流の必殺の指技と、猫馬のインド古代武道“ジルガ”を駆使して闘う二人の前に現われた謎の鍼師・大摩とは、果たして敵か味方か…。
島崎藤村『夜明け前』の舞台上で、新進女優はなぜ死んだのか?企業の文化支援活動をめぐって、からみ合う愛と野望。藤村の世界を21世紀前夜の世相に映す、書き下ろしロマン・ミステリー。
小さいながらも周囲から「あの軍鶏には手を出すな」といわれ、一目置かれているほどその戦闘力と勇猛さで知られる道玄一家・本家だが、年をとって欲惚けした親分・三木がある日突然、組を解散。当人は貸しビルのオーナー兼喫茶店の主人に収まってしまう。ところが、三木のため込んだ金とビルに中国マフィアが目をつけ、罠に嵌め陥れようと画策し始めた。心ならずも堅気になった子分達は、それを知って強大な中国マフィアに捨て身の戦争を仕掛けるが…。仁侠の誇りをかけた闘いが始まる。
西表の密林で発見の死体は失踪中の男?私立探偵・岩波をリーダーとする探検グループのメンバー真那津が、阪神大震災で母を亡くした少女・花をつれて神戸から帰京した。花の父親は妻子を捨てて石垣島へ愛人と出奔したらしい。沖縄へ飛んだ岩波だが、父親は三年前から再び失踪していた。彼の足取りを追って西表島へ渡った岩波たちは、島の密林で男の白骨死体を発見。遺体は花の父親なのか?彼の失踪の裏には何が…。
嘉永六(1853)年六月、ペリー率いるアメリカ艦隊が伊豆下田沖に現れ、日本政府との面談を要求した。老中阿部正弘をはじめとする幕府側は親書を受け取ったが、水戸斉昭ら攘夷派の動きも活発になった。再び来日したペリー軍は上陸を敢行し、日米決戦の戦端が開かれた-。