2025年12月発売
ナイチンゲールダンス ヤスさんから熱いコメントが到着! 「大学お笑いの解像度が高すぎる。 全員いた。 やっぱこれくらい拗らせとかなきゃ。」 好きな人をぼくが笑わせたい。真面目な大学生・耕助は“恋”と“自分のことば”を手に入れるため漫才を始める! i n 京都 ************ 朴念仁で惚れっぽい、でもめっぽう頭はいい京都の大学生・耕助は、 想いをよせる芸大生・百合子に自分が書いた論文を渡して気を惹こうとするが、 好きなタイプは「おもしろい人」「わたしのこと、笑わせてくれる人」と言われて撃沈。 おもしろいとはなにか、ぼくにはまったくわからないのだーーー。 百合子は学生漫才注目株のコンビ・ミーレンズが好きだと知り、 耕助は幼馴染の将吉とコンビを組んでM-1を目指すことにする。 まずは芸能養成所に入ろうとするが、苦学生で学費の支払い能力がないとみなされ落ちてしまう。 悩んで入った餃子屋で、副店長が売れない芸人だと知り弟子入りするがーー。 第一章 耕助 第二章 四郎 第三章 耕助
悪役令嬢が主人公として活躍する乙女ゲームのスピンオフ作品の世界に転生したアレクシスは、いわゆるモブキャラとして第一王子セドリックの護衛となる。来たるべき第一王子の「ざまぁ」展開に恐々とするが、物語開始前に突如、セドリックは婚約解消と王位継承権を放棄し、辺境への引きこもりを宣言する。登場するはずのピンク髪のヒロインも見当たらず、完全にストーリーから外れてしまったことに戸惑うアレクシス。 だが、毒で弱るセドリックを”ギフト”と呼ばれる力で癒やしたことを皮きりに、セドリックからアプローチされ!?
近づくほど遠ざかっていく……、この愛は蜃気楼 甘く、切なく、スタイリッシュ……。 日本版ロマンスの名匠が長き沈黙を破り、 再び奏でる渾身のラグジュアリーロマンス。 まるでアクシデントのように始まった、美しき令嬢・薔子と、大企業の御曹司・脇坂の恋。 脇坂を諦めきれない女優・耀子。 学生時代から薔子を追い求めた須賀。 薔子に心惹かれる脇坂の弟・千春。 二人をとりまく人物たちの想いも交錯し複雑に絡んでいくーー。愛と誇りの行方を描くドラマティック・ロマンス。 第一章 見知らぬ人のままで 第二章 傷ついて 第三章 熱風 第四章 秋薫る 第五章 須賀・良子 第六章 兄・弟・そして薔子 第七章 春嵐 第八章 去りゆく人 第九章 再会・耀子 第十章 再会・薔子
人は他の人のことを踏みつけて上に登らないと生きていけないのかー。日本の四季折々の季節の行事と短歌が彩る恋物語。分かりやすい文章と著者自身によるカラーイラストと挿絵入り!!
幼いころから病弱で、やりたいこともできない恵美羽。親に拒絶されて、ずっとひとりぼっちの陽羽里。そんな14歳のふたりの少女が、ある日突然、入れ替わった!どこにでも行ける健康な体、そして親から与えられるたっぷりの愛情。ずっと欲しかったものを手に入れたふたりだったけれど、その生活は自分が想像していたものとは違っていて…?
封印された歴史、アフリカからの帰還 本作は、1974年にポルトガルで起きた「カーネション革命」直後、植民地アンゴラから本国へ帰還した少年ルイとその家族を描いた物語である。作者のドゥルセ・マリア・カルドーゾ自身もまた、アンゴラからの帰還者の一人であり、永くポルトガルでは封印されていた歴史である「植民地からの帰還者」の問題に文学的アプローチで取り組んだ話題作。 ポルトガル領アンゴラで暮らしていた白人の少年ルイとその家族の生活は、本国ポルトガルで起きた革命をきっかけに、歴史の大きなうねりに飲み込まれていく。本国に引き上げた帰還者たちは長期間のホテル暮らしを強いられ、そこにはアイデンティティや黒人差別など、さまざまなポストコロニアル的問題が浮かび上がる。1974年4月25日の革命後、アフリカから大挙して帰還した60万人のポルトガル人が「語らずにきたこと」を、ルイの目を通して赤裸々に描いた本作は大きな注目を集め、今もロングセラーとなっている。 「もうみんな行ってしまった。……僕らももうここにいるべきじゃない」
エイダンと妹マリーヴェルもすくすくと成長し、さらに幸せな生活を送っていたペンシルニア家。ある日、家族みんなで旅行に行く計画が上がり……?
1度目の人生は小説の中の侯爵令嬢。 2度目の人生は現代日本の孤児。 3度目の人生は再び小説の世界に転生をするが、今度は王都から遠く離れた辺境の村で、平民リスティアとして生まれる。 ただのモブのつもりでいたのに、現国王の一人娘だと知り──。 平穏に生きたいリスティア9歳が、父親や騎士たちに溺愛されながら、女王としての人生を歩み始める。
【瀬名秀明(作家『パラサイト・イヴ』)・NOMA(モデル・環境省森里川海アンバサダー)推薦!】 科学と文学、異なる2つの分野で活躍する謎の鬼才・越智三智(小説家、フォロワー約6,000人)待望のメジャーデビュー作! 時空を超えた地球を舞台に描く、科学と物語が交錯するSF(サイエンス・フィクション) 小説! 2077年“それ”は突如発生して《文明の電源のプラグ》を抜いた。 文明崩壊の未来、人と森をつなぐ「緑の猫」の物語。 科学と文学、過去と未来が交錯する越智三智の世界へーようこそ <あらすじ> すでに遠い過去となった2077年、国際デジタル金融の暴走が招いた”それ”によって文明と森は同時に崩壊した。 だが、かつてのテクノロジーが産み出した“緑の猫”は、森の意思を受け継ぎ、”それ”以降の世界を生き抜いて、23世紀に森と科学の再生を試みる少女らと出会うー。 【推薦の言葉】 本書は人文・社会・自然科学の枠を越えたアーティストたちが集まり、よき時代の「科学啓蒙小説」の精神を受け継いで書き上げた物語だ。ふだん見えない世界の大いなる循環と、私たち皆が持っている未来へ向かう気持ちを自然と思い出させてくれる。 (瀬名秀明(作家『パラサイト・イヴ』)) デジタル社会、紛争、エコロジー、サイエンス、宗教、生命倫理、そして量子。 現代社会を鋭く射抜きながら、知的好奇心を刺激し続ける、神秘の森を舞台にしたサイエンス・フィクション。 本来、自然の一部であるはずの人類が、文明と技術を過信し、自ら引き起こした過ちと愚かさに向き合うことを通して、暮らしや学問、社会のあらゆる場面において、「地球に根ざした」実装が行われることの尊さを再認識させていただきました。 (NOMA(モデル・環境省森里川海アンバサダー)) 第0部 2066年という過去 第1部 文明の終わりの終わり 第1章 最後の相続者 第2章 知の殿堂「語学学校」 第3章 リュケイオン学院 第4章 病弱なジュラ 第2部 必ず現れる緑の猫 第5章 パリスと緑の猫の出会い 第6章 持たざる者の数術マントラ 第7章 マントラの秘密を知る者 第8章 森の再生の時、緑の猫がいた 第3部 緑の猫 第9章 根を張る塔 第10章 猫論理 第11章 空に浮かぶ神 第12章 重力を光に 第13章 光を食むヤギと重力発電 第4部 フォーリンコロニーからの挑戦 第14章 封鎖された学院 第15章 植物の視覚 第16章 森の祠の記憶 登場人物 用語集 解説 未来に起きる「森が育む文明の再起動」を観察するという視点 (河野 智謙) 予測できない未来を支えるもの (有賀 克彦) 発行人のことば
主人公亮介は,一九八〇年代,内戦下のグアテマラ,サンティアゴ・アティトランでマヤ先住民とともに暮らしていた。トルティーヤの香り,トウモロコシの収穫祭,呪術師による聖なる儀式,そして美しい山並みと湖。しかし虐げられ続けたマヤ人たちは武装蜂起を余儀なくされ,さらに土地を追われてゆく。 日本に戻った亮介は医師となり,幸せな結婚生活を送ったはずだったが……。妻の遺した言葉をきっかけに,亮介はひとりグアテマラを訪れ,思い出の地を辿る。 医療人類学に功績のある精神科医による哀惜と鎮魂の物語。 第一章 オロリウキ(聖母の種子) 第二章 テオナナカトル(神の肉) 第三章 死者の花(キダチチョウセンアサガオ)
蔦重は江戸独自の洒落本、黄表紙、狂歌絵本、浮世絵を企画して売り出した。その真髄を蔦重の人間性から描く。 幼い頃、吉原遊郭の引手茶屋蔦屋で出会った歌舞伎役者 仲蔵、町絵師 石燕、浮世絵師 重政から始まる戯作と浮世絵の絆。それは春町、喜三二、南畝、京伝、馬琴、長喜、歌麿と繋がり、写楽に至る。 一章 羅生門河岸・浄閑寺 二章 吉原大門口 薜羅館 三章 中村仲蔵 四章 吉原細見『籬乃花』 五章 日本橋通油町南側 耕書堂 六章 黄表紙・狂歌 七章 洒落本 ─ 絶板・身上半減の闕所 八章 喜多川歌麿 終章 東洲斎写楽
「愛している。--必ず君を迎えに行くよ」 元極道の孫娘と極悪若当主の危険な《ラブ》ゲーム、急展開の第5巻! シリーズ累計35万部突破!(紙+電子) コミックス5巻&ドラマCD同日発売!
元世界医師会会長 横倉義武先生 認定NPO法人 ロシナンテス代表 川原尚行氏 推薦! 「家で最期を迎えたい」-- その願いを叶えるために、往診医は夜の街を走る。 元外科医・阿倍丈太郎は、メスを置き、在宅医療の現場へと身を投じた。 20年で1000人を超える看取りに立ち会った彼が見つめたのは、死ではなく“生ききる”という瞬間だった。 患者と家族、そして医師自身の心の灯を描く、胸を打つ医療ヒューマンドラマ。 プロローグ 王裕紀氏 第1夜 最初の看取り 第2夜 外科医の涙 第3夜 犬を飼う 第4夜 私を育ててくれた患者さん 第5夜 ある闘士の生涯 第6夜 島の夜 第7夜 悲惨な生 第8夜 一目一万本 第9夜 名犬ピースのこと/生ききる/マイ・フェア・レディ 第10夜 がんばれドリー 第11夜 看取りの家 第12夜 天国へ続く窓 第13夜 天国からの感謝状/逆襲そして生還/夢叶う/別離 エピローグ あとがき
『階段を一緒に上った、頂上付近に近づいた時、「色々あるよね」と彼女はつぶやいた』(表題作「いつかのトンボロに君は」より) 早稲田大学を卒業後も、早稲田という学生街に10年以上住み続ける著者が、青春のわだかまりを書いた作品集。「ヤモリの瞼」、「小野町にレヴィナスと」等、表題作を含む計八編の短編小説が収録されている。 ヤモリの瞼 林檎 いつかのトンボロに君は 歩くともなく吹く青嵐 ホワイトプラザ 2020夏・東京・滝 赤い光 小野町にレヴィナスと
『狂血公爵』アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイスの求婚を受けた『悪食令嬢』メルフィエラ・マーシャルレイド。 ガルブレイス領での生活に馴染み、魔物討伐にも共に参加するなど周囲にも馴染むメルフィだが、 婚約者アリスティードの元に、ラグラドラゴンの緊急討伐要請が届く。 要請に応えるべく、王都へと移動し討伐に向かったアリスティードが出会ったのは 不自然な挙動のドラゴンだった! 王都の屋敷で留守を預かるメルフィエラだが、 そこへ意外な来客がありーー! メルフィエラの、そしてマーシャルレイドの謎が少しずつ明かされる第4巻!
婚約者は、今日も義妹のもとへ行ってしまった。侯爵令嬢アデラの婚約者・レナードは、義妹を優先してアデラとの約束を反故にしてばかり。いずれ義妹とも家族になるのだから、と度重なる違和感に目をつぶっていたアデラだが、彼女とレナードが抱きしめあっているところを目撃してしまう。 「ふたりの愛を応援するわ。だから、私の分までしあわせになってね」 自分を裏切ったレナードと結婚するなんて耐えられない。そう思ったアデラは、婚約を解消するため、レナードと義妹の結婚を応援することに。無事、婚約解消にこぎつけた数日後、アデラのもとに、レナードの兄を名乗る冷酷な眼差しをした青年・テレンスが現れて……!? 一難去ってまた一難、義妹たちに翻弄されながらもまっすぐに生きるアデラが、誠実な愛に報われる物語。
「それでも私はウォルムさんに死んで欲しくはありません」 人狩り事件の犯人だったファウストらを退けた後、ギルド職員リージィの説得で単独での迷宮探索を止め、迷宮都市ベルガナで パーティーを探すことにした転生者・ウォルム。 奇縁を経て、冒険者メリルが率いる三魔撃に加わることとなった。 迷宮の制覇者に最も近いパーティーと言われる三魔撃に加わり、やがて腐り墜ちる魔眼を治すため、迷宮の深層に咲くという真紅草を目指すウォルム。 一方で、人狩りであったファウスト、裏ギルド、そして翁。統一戦争で潰えた亡霊が、暗闇で孕んだ悪意を吐き出さんとしていた。 「ああ、良いぞ……その気なら。俺は殺しも、戦争も得意だ」 「小説家になろう」が誇る戦記ファンタジー、第5集。
アイリス は『氷の女』と呼ばれている。 とある侯爵家の一人娘として生まれ、クラム公爵マシューの妻となって数年、一度も笑ったことがないから。 良い夫婦関係が築けるはずもなく、時間だけが過ぎていたある日、 アイリスがある病にかかっていることが判明する。 ーー『氷心症』。 はるか北国にいたという氷の魔女の呪いであり、 発症から約一年で心臓が凍りつく死の病。 更にその診断を受けた数日後、 夫のマシューからは離縁を申し渡される。 「不治の病にかかりましたので、ちょうどよかったです」 アイリスはそれだけを言い残して、公爵家を去った。 夫とはそれで終わり、……のはずだったのに。 なぜか、マシューはアイリスを追いかけてきてーー?