2025年11月4日発売
ロンドンを震撼させた伝説の事件に日本人の十手持ちが挑む 19世紀、霧のロンドン、血に染まる裏路地。 日英二人の刑事が、連続猟奇殺人事件の真相に迫る ロンドンの姿なき殺人鬼を、十手持ち上がりの日本人刑事と、哀しき過去を抱えるスコットランドヤードのイギリス人刑事が追い詰める。19世紀世界の過酷な現実を余すところなく描き出した、ミステリーと歴史が融合する異色の知的エンターテインメント 序章 第一章 スコットランド・ヤード 第二章 大警視の遺言 第三章 茅場町の常吉親分 第四章 騎馬護衛 第五章 パクス・ブリタニカ 第六章 魔都 終章
ルーレオ王国の4番目の王女・カタジーナはある日、国王である父より政略結婚を言い渡される。相手は心の友であるカステへルミの義兄・ニクラスで……?
仲間も増え、冒険者としてもレベルアップ! 皆で武器を揃えて準備万端ーーと思ったら早速強力モンスターとエンカウント!?
ちびっ子ヒロインとお祭でーと!? WEB版より加筆修正の上お届け! 家族愛×チートなもふもふ×ちびっこ転生 領地ルルンデでは、伝説の“四英雄”にまつわるお祭が開催! 「ろろ、おててをちゅなぐのよ」 そこで新たな出会いが!? 一方、お祭の裏では怪しい影がうごめいておりーー
■大反響ドラマ『インフォーマ』シリーズ原作最新作! ■最高機密が明らかにそして、木原は血塗られた最終決戦へ 「週刊タイムズ」の記者・三島寛治は、ヤクザ組織・一車会と台湾の黒社会・赤色幇が盃事を執り行うという情報を得て台湾・台北に取材に来た。何度も死にかけたバンコク以来の海外取材に、三島には嫌な予感しかなかった。そしてそれを実現するかのように現れた木原慶次郎。木原は木原と同じインフォーマだった吹田が奪い取ったブラックリストを追っていた。しかも吹田はインフォーマの唯一の血の掟「身内殺し禁止」を破っていた。こうして三島はインフォーマ同士の激闘に巻き込まれていく……。
現代女性で描く 太郎冠者 狂言も狂言の登場人物もフィクション。 しかし、そこには中世に生きた「原日本人」の感性があらわれている。 真面目だけど、ちょっといいかげん おうちゃくだけど、時にはひたむき 人に(あまり)迷惑をかけない範囲でワガママ なにものにも拘泥しない自由さ 〜原日本人の姿を探る〜 シテ登場 浮草鏡 大晦日には…… 新しい名前をもらう ある日の日記 ラクゥ・ドゥ・ジャポン あるいは悪党たちの宴 宗論2 陵王譚 夏の祭り 秋の深山で つくも髪 月の閨
江戸時代、山深き郡上八幡。産業も乏しく、情報も届きにくいこの地に、宝暦年間、丹後宮津から「武の青山」と称される名門・青山氏が藩主として赴任する。静寂に包まれていた郡上は、やがて時代の奔流に飲み込まれていく。 岩本院の一人娘・お清は、藩の使いとして何度も江戸へ赴く。その旅路の中で、会津戦争で行方不明となった恋人・山脇金太郎の足跡を、かつて交わした手紙を手がかりに追い始める。やがて彼が幕府の裏の任務に関わっていたことを知る。 江戸無血開城の前夜、郡上藩は密かに「凌霜隊」を結成し、会津若松の松平容保のもとへと向かう。一方、郡上八幡の国許では新政府への転向の動きが進んでいた。会津戦争の敗北により、凌霜隊は脱走隊として扱われ、海路を使い郡上へ護送される。 その航路の裏には、徳川幕府の勘定奉行・小栗忠順と、山脇家の養子となった金太郎の密接な関係が潜んでいた。幕府の御用金を密かに船に積み込み、荷物の中身をすり替えて輸送するという、幕府最後の策謀。お清は金太郎の積み込んだ荷の正体を探るうちに、彼と小栗の行動が深い闇に包まれていることに気づく。 本作は、凌霜隊隊員・矢野原与一が遺した日記『心苦雑記』をもとに、激動の時代に翻弄された人々の姿を描き出す歴史小説。郡上八幡から江戸、そして会津へーー幕末の闇に挑む一人の女性の恋仲を一途に追ってゆく姿を、今、静かに語られる。