2018年7月11日発売
池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが…。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。
どちらかがどちらかを殺した?-。夏休みのある日、海辺の小さな町の高校生・光介の家に、母の姉・芹とその娘の双葉がしばらく一緒に暮らすことになった。光介は芹から、二十五年前の祖父母の死が、実は無理心中事件であったと聞かされる。カメラマンであった祖父とそのモデルを務めていた祖母。二人の間に何が起こったのか。切ない真相に辿り着いたとき、少年はひとつ大人になる。
導き手のブロムを失った悲しみを乗り越え、エラゴンとサフィラは旅をつづける。いっぽうローランの暮らす故郷パランカー谷にも帝国の魔の手がしのびよっていた…。
みずからの意志で使命を受け入れたエラゴン。魔法をわがものとし、サフィラとともに勇者への道を一歩ずつのぼっていく。邪悪な王、ガルバトリックスを倒すために。
真のドラゴンライダーとなったエラゴンと指揮官の娘ナスアダ率いるヴァーデン軍、復讐に燃えるローラン、屈強なドワーフ王たちが結集。しかし、帝国との決戦のなか、“赤き戦士”から驚愕の秘密が明かされる。
関東大震災直後、急速に不寛容な社会へとむかう時代、女相撲とアナキストが出会ったー 鬼才・瀬々敬久、構想三十年の入魂作『菊とギロチン』に、異色の政治学者・栗原康がガブリ寄り!希代の取組による破壊的創作評伝小説誕生。 女相撲はアナーキー。この腐った社会にハリテ一発、土俵そのものをひっくりかえせ‼ (一)おら、つよぐなりでえ! (二)みんな鬼に喰われちまえだァ (三)不逞じゃねえよ、太えだよ (四)やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ (五)なめんじゃねえ! 小説・その後の菊とギロチン 瀬々敬久 あとがき