小説むすび | 出版社 : 小学館

出版社 : 小学館

愛しい婚約者が悪女だなんて馬鹿げてる!(下)愛しい婚約者が悪女だなんて馬鹿げてる!(下)

結婚式へ向け、集約する運命の行方はーー。 結婚式まで残り一か月。 レイナード・ローデリック公爵は、侯爵令嬢リリアナ・フォルティスの生家フォルティス家、そして義母ジュリアの背景を探っていく。やがて辿り着いたジュリアの生家であるはずの土地で、レイナードはにわかには信じがたい真実に直面する。 そんな折、レイナードは最後にして最悪の夢を見る。 夢の中でレイナードが目にしたのは、リリアナの異母妹ミレイアが仕掛けた最後の陰謀にまんまと引っかかり、愛しい婚約者であるはずのリリアナを「悪女」と認識してしまった自分の姿だった。 絶対に覆してやるーー。 「望まぬ未来」の悪夢を打ち砕くため、レイナードは危険な賭けに出る。 レイナードが相対するのはミレイアの策略。 そしてその背後にある、義母ジュリアの抱える闇。 愛しい婚約者と無事結婚式を迎えるため、レイナードはすべてのフラグを叩き折る。 コミカライズも好評配信中の婚約逆転ファンタジー、気になる後日談も網羅してここに完結!

かもめジムの恋愛かもめジムの恋愛

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小学館

発売日

2024年9月11日 発売

女子高生の恋バナ相手は70代のおじいさん 北鴎町にある「かもめジム」はバブル期に建てられた7階建ての大型ジム。今では利用客が減り、経営難が続く一方で、会員の八割を締める高齢者たちの出会いの場となっていた。 ジムの受付でアルバイトをする17歳の柏夢は、70代男性・西原さんから会員の三田園さんという男性が好きだと相談を受ける。「恋なんてオレの人生でこれが最後」という西原さんを応援する夢も、次第に自身の恋を打ち明けはじめ、共通の悩みである“恋愛”を通して56歳差の友情が始まるが!? 30代半ばで結婚に焦りながらも推し活に勤しむサオリさん。会員になる気ゼロでも毎日愚痴を吐きに来るおばあさん・橋本さん。アイドルをやめてボディビル選手を目指すかえちゃん。憧れの先輩を追って野球部を辞め、吹奏楽部に入った道重くん……。 世代や性別を超えて、交わるはずのなかった人たちの人生が交差する群像小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(河出書房新社)や『きみだからさびしい』(文藝春秋)など話題作を次々に発表してきた気鋭の作家・大前粟生さん。本作で描かれる世代も性別もバラバラな人たちの交流を通し、他人のために本気で泣いたり、心配したり、がむしゃらに何かを伝えたり、そういう事が「やさしさ」なのかもしないと、何度もハッとさせられました。気づかぬうちに線引きしている自分の“世界”から一歩踏み出したくなる一作です。何気ないセリフや行動に思わず笑ってしまうシーンも満載なので、ぜひ最後までお楽しみください!

大きな玉ねぎの下で大きな玉ねぎの下で

著者

中村航

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小学館

発売日

2024年8月22日 発売

今夜、武道館で。切なく響く約束の物語。 80年代。小田原の高校で放送部に所属する虎太郎は、部長の大樹がFM雑誌の文通コーナーに気まぐれで募集をかけた高校生・今日子との文通の代筆を頼まれる。お互いの写真交換をしてテンションのあがる大樹に、書道二段の虎太郎は断れなかった。まわりで話せない好きなハードロックの話でしだいに盛り上がるふたり。やがて、虎太郎は今日子に好意を抱くようになっていた。 現代。都内の美大に通う美優は、卒論制作に気持ちを傾けることが難しくなっていた。まわりのレベルの高さと自分を比べてしまい、心の支えになっていたはずの恋人の彰も社会人になり、距離を感じる日々が続いていたのだ。そんな美優は、あるラジオ番組に耳を傾け続けていた。 映画『大きな玉ねぎの下で』ストーリー原案者が贈る、もうひとつの約束の物語。 【編集担当からのおすすめ情報】 80年代の名曲、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」が、時を経て、小説と映画でまったく別のストーリーとして展開します。 映画『大きな玉ねぎの下で』は25年2月7日、神尾楓珠さん、桜田ひよりさん主演で全国公開予定。 本小説の著者・中村航さんがストーリー原案を担当しています。

ナゾトキ・ジパング HANABIナゾトキ・ジパング HANABI

出版社

小学館

発売日

2024年8月21日 発売

留学生探偵vsロス帰りキレモノ美人刑事? 精南大学のキャンパスに夏がやって来る! 日本文化が大好きで洞察力にすぐれた留学生ケビン・マクリーガルと、学業はからっきしながら人望は厚く寮生代表の秀次は、獅子辰寮のルームメイト。六月の末、秀次の幼馴染・理沙の課題につき合って、二人は銀座の刀剣専門店を訪れた。その後、店に居合わせた男の遺体が発見される。遺体のポケットには、ケビンの名前の書かれたハンカチが入っていた──!! 何かと事件に巻き込まれてしまうケビンと秀次の前には、警視庁捜査一課の田中撫子が部下の浦辺とともに現れる。「ロサンゼル帰りのキレモノ美人刑事」を自称しているが、アメリカ仕込みのウィットに富んだトークは常に空回り。推理についてもケビンのほうが一枚上手で、現場ではあたかも自分が考えたかのように、ケビンの推理を披露する。海パン一丁で阿波踊りを踊ったり、妖怪のコスプレをしたり、獅子辰寮の個性的なメンバーも大活躍!? KATANA! SUSHI! HANABI! KWAIDAN! KAMAKURA! 日本の名所名物をめぐって起こる数々の事件の謎を解く、絶好調シリーズ第2弾! 【編集担当からのおすすめ情報】 「むかしむかしあるところに、死体がありました。」シリーズが大ヒット、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』はNetflixで映画化など注目を集める著者の新シリーズ第2弾!

愛しい婚約者が悪女だなんて馬鹿げてる!(上)愛しい婚約者が悪女だなんて馬鹿げてる!(上)

愛しき人のために悪しきフラグを叩き折れ! 結婚式の前日。レイナード・ローデリック公爵は、愛しい婚約者であったはずの侯爵令嬢リリアナ・フォルティスに「二度と私の前に現れないでくれ! 婚約解消だ!」と、言い放った。 困惑した顔を見せる「悪女」リリアナ、振り返ることのないレイナード、そしてその傍らには、リリアナの妹であるミレイア・フォルティスの姿があった。 ーーという、夢を見た。 目覚めてみれば、結婚式はまだ三カ月も先。 レイナードは婚約者であるリリアナを愛しているし、彼女が悪女だなんて万が一にもありえない。ましてやリリアナを捨てて妹のミレイアを選ぶはずもない。 そのはずなのに……。 どう考えても現実とは思えない「望まぬ未来」の悪夢が繰り返しレイナードを苛む。 これはただの悪夢なのか? それとも、未来で実際に起こる出来事なのか? やがて繰り返しやってくる夢は、現実と符合していき……襲いかかる全てのフラグをへし折って、レイナードは愛しい婚約者と無事結婚式を迎えることができるのか!?

僕たちがゲームに人生を賭ける理由僕たちがゲームに人生を賭ける理由

著者

涌井学

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小学館

発売日

2024年8月7日 発売

舞台はゲームの甲子園。熱い夏が始まる! 「ゲームで日本一を目指しているって本気で言える場所がやっと見つかったんだ」──。 きっかけは味気のない告知投稿だった。会場である逗子・葉山の温泉旅館「乙や」に集まったのは、レトロゲームのプレイ動画配信をする高校二年生の神谷かんなと、就活中の大学生・永倉水芭蕉の二人だけ。大会はグダグダに終わったが、主催者である瀧口一路にはある強い想いがあった。 思わぬ形で出会った三人の力が、全国高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0」を前にかちりとはまる。親が与えてくれたものと、自分たちがこれから新たに創り出すもの。大人になる一歩手前の高校生たちが、自分たちの力だけで全国制覇を目指す。 いま目撃しなければ、きっと後悔する。令和のウェブ世界で生き方を探る、Z世代とその親たちのまったく新しい青春小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0(ステージゼロ)」公認!高校生たちの闘いと奇跡を描いた、大人も子どももいま必読のeスポーツ小説ができました。 大会アンバサダーの田中卓志さん(アンガールズ)と、「フォートナイト」のゲーム実況・解説などを行うYouTuberのPolsさんが推薦コメントを寄せてくださいました。Polsさんは作品全体の監修も行ってくれています。 2024年8月11日(日)・12日(月)には「STAGE:0」フォートナイト部門の決勝大会が行われます。ぜひあわせてお楽しみください!

赤パンラプソディ赤パンラプソディ

出版社

小学館

発売日

2024年7月31日 発売

「クセつよ」家族の愛おしく波瀾万丈な日々 長年の夢であった小説家デビューを果たしたものの、担当編集者から「ボツ」をくらい二作目を出せず鬱々とする古都子は、漫画家である娘たちから60歳の誕生日を祝われ、赤いパンツをプレゼントされるがまったく喜べない。運動不足が祟り「脂肪肝」と診断され落ち込む長女・杏菜と、頑固でコミュ障だが天才気質の次女・瑠花、家族中から世紀末的に嫌われている夫と、愛猫のカンちゃん……。個性の強い4人+1匹の暮らしは一筋縄にはいかない。あるとき次女が、夫が建てた家を自分たちで稼いだお金でリフォームすると言い出して!? 46歳で大学入学、61歳で小説家デビューした著者が、自身の波瀾万丈な人生をベースに書いた、たくさん笑ってたくさん泣ける痛快「クセつよ」還暦小説!! 【編集担当からのおすすめ情報】 作家・村山由佳さんが推薦コメントをお寄せくださいました! 「本音で生きるには勇気が要る。けれど人生はこんなにも輝く。 そして猫は、そんなこと全部知っている」 著者は46歳で大学入学、61歳で第13回小学館文庫小説賞を受賞し、長年の夢であった小説家デビューを果たしました。娘二人は第74回小学館新人コミック大賞青年部門大賞を受賞し漫画家コンビ・キリエとして活躍中。2019年に福士蒼汰さん主演でドラマ化され話題になった「4分間のマリーゴールド」では、娘の原作を著者がノベライズしたことでも注目されました。 今作はフィクションではありますが、実際の桐衣さんご家族を彷彿とさせる設定になっていて、だからこそ描ける圧倒的なリアリティや、外では見せないであろう家庭内での丁々発止のやり取りが痛快でたまりません。登場人物それぞれのクセがつよすぎて声を出して笑ってしまうシーンもしばしば。明日を生きる勇気をもらえること、請け合いです!!

人質の法廷人質の法廷

著者

里見蘭

出版社

小学館

発売日

2024年7月3日 発売

法治国家の欺瞞を暴くリーガルサスペンス! 駆け出し弁護士・川村志鶴のもとへ、突如、当番弁護の要請が入った。荒川河川敷で起こった女子中学生連続死体遺棄事件ーー遺体には証拠隠滅のため漂白剤がまかれ、冷酷な犯人像が推測された。容疑者には被害者の中学校に侵入し、逮捕された過去があったが、断じて犯行には関与していないと志鶴に訴える。警察による自白強要が疑われた。 志鶴が刑事司法を志した背景には、高校時代の友人のバイク事故死がある。自動車運転過失致死と処理されたが、彼女は冤罪を疑っている。そんな過去を持つ志鶴は、依頼人の潔白を晴らすため奔走する。 そこに立ちはだかるのは起訴有罪率が99・9%という現実だった。逮捕イコール犯人という世間の目。「人質司法」とも称される長時間勾留で有利に捜査を進めようとする警察・検察。共同弁護を務める先輩すら有罪前提の弁護方針を説き始めるなか、孤立無援の志鶴は依頼人を救い出すことはできるのかーー? 構想・取材期間8年に及ぶ超弩級リーガルサスペンス。 【編集担当からのおすすめ情報】 国家が犯す最大の犯罪である冤罪ーーその絶望と向き合う個人の闘いを、圧倒的リアリティをもって描き切った本作品に、各界から称賛の声が寄せられています。 この国の刑事司法に「正義」はあるのか。それを知りたくて、一気に読みましたーー村木厚子(元厚生労働事務次官) 自由と民主主義と法の支配を標榜する「近代国家」日本には「人質司法」という名の迷宮が潜んでいる。ときに市井の民が予期せずにこの迷宮に囚われる。われわれ刑事弁護人は、迷宮に落ち込み、出口を求めて奔走する人々の伴走者である。里見蘭はこの伴走者の苦悩と矜持をリアルに描くことに成功した稀有な小説家であるーー高野隆(弁護士) ** 本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。 本書巻末よりお申し込みください。 ** 序章 予震 第一章 自白 第二章 窒息 第三章 物証 断章 増山 第四章 狼煙 第五章 目撃 断章 鴇田 第六章 焦点 第七章 追跡 第八章 審理 第九章 終結 終章 余震

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