小説むすび | 出版社 : 原書房

出版社 : 原書房

オレンジ・ペコの奇妙なお茶会オレンジ・ペコの奇妙なお茶会

紅茶とお菓子がいっぱいの美味しいミステリ 紅茶を給仕するネズミたち!? まるで童話のようなお茶会で悲劇が! 風変りなパーティーへ招待されたセオドシア。 待っていたのは不思議で残酷な童話の世界? 大人気シリーズ第18弾! 紅茶を注ぐネズミ!? セオドシアは目の前の光景に驚きを隠せなかった。たしかに招待状には「ネズミのお茶会」と書かれてあった。でも本当に、給仕たちがお仕着せ姿のネズミの格好をして、料理や紅茶をふるまっているなんて! まるで童話の世界に迷いこんだかのよう。かつて、チャールストンの路上にネズミがあふれかえってしまった時代に、上流階級の人々のあいだでは「ネズミのお茶会」が大流行した。これを今夜、裕福な慈善家として知られるドリーンが復活させたのだ。ところがその席で、注がれたオレンジ・ペコを口にしたとたん、ドリーンの夫が命を落としてしまった。ネズミのごとく、どこかに身を潜めている狡猾な犯人を、セオドシアは探し当てようと奮闘するものの!?

15年目のデート15年目のデート

ロスで活動しているカメラマン、クリント・マッケイドはアリゾナ州フェニックスに住むサンディ・カークを訪ねた。二人は小学校以来の親友だ。共に貧しい家庭に育ったが、今やサンディは映像制作会社を経営していて、フリー・カメラマンになったクリントはエミー賞を受賞するほどの活躍ぶりだ。 何でも話せる親友の二人だが、クリントは以前から彼女を真剣に愛していた。だがそのことを告白しようとした矢先、サンディから、好きな人ができたと打ち明けられてショックを受ける。 サンディの片思いの相手は弁護士のジェームズ・ヴァンデンバーグ。上流社会に生まれ育ち、ハンサムで知性と教養に富む、非の打ちどころのない人物だ。サンディの会社が撮影を請け負うことになったキャンペーンの契約を通して知り合ったジェームズに、彼女はひとめぼれしてしまった。しかし自分からアプローチすることができない。 撮影の協力を買って出たクリントは、サンディの恋の成就のためにも手助けをしようと決心する。少年のように飾り気のないサンディを、カメラマンとしての知識とセンスで女性らしく美しく見えるようにスタイリングしたり、男心をひきつけるためのアドバイスをしたりと、こまごまと指導した。 その甲斐あって、ジェームズとサンディは接近していくのだが、やがてサンディは自分のことをいちばん思いやってくれる人がだれなのかあらためて気づき……

黒の王子の誘いは黒の王子の誘いは

カイル公爵ヒュー・フィッツロイは、とある晩餐会に出席した真夜中の帰り道、暴漢に襲われた。応戦したものの、多勢に無勢で窮地に陥る。そこに現れたのが「セントジャイルズの亡霊」と呼ばれる謎の人物。屋根から屋根へと飛び移り二本の剣を操る身軽な「亡霊」はヒューを助け、キスをしたかと思うと、あっという間に姿を消した。「亡霊」は女性だった。 自分を襲わせたのは誰なのか? 晩餐会で目撃した密書のやりとりが関係しているのか、あるいは謎の秘密組織〈混沌の王〉が黒幕なのか、ヒューには判断がつかない。調査を進めるため、セントジャイルズの情報屋の少年、アルフを呼び寄せる。 ところがこのアルフこそ、セントジャイルズの亡霊だった。女性であることを隠し、男装することで身を守って貧民窟で生き抜いてきた彼女は、正体がばれたのかとあやぶみながら公爵に会いに行く。そして仕事の依頼だとわかって、少し落胆しつつ聞き込みを開始したところ、彼女もまた暴漢たちに襲われて重傷を負ってしまい……。

貧乏お嬢さま、ハリウッドへ貧乏お嬢さま、ハリウッドへ

大人気! アガサ賞受賞のコージー・ミステリシリーズ第8弾! 豪華客船でいざ大西洋横断の旅へ! ひょんなことからハリウッドに到着した公爵令嬢ジョージー。 勝手の違う国でわがままな映画人たちの殺人事件に遭遇し!? いよいよドイツの大富豪との結婚を決めたジョージーの母。でも、そのためにはまずアメリカで離婚手続きをしなければならない。というわけで急きょ、娘のジョージーをお供に豪華客船に乗りこみ、大西洋横断の旅へと発つことに。ところが船中で有名な映画監督から熱烈に口説かれた母は、かつての女優魂に火が付いてあっさり行き先をハリウッドに変更してしまう。映画スターに会えるかも!? 期待に胸を膨らませるジョージーだったが、そこで待ち受けていたのはイギリスの貴族社会では考えらないほど自由奔放な映画人たち。撮影はのっけからトラブル続きで、わがままな俳優たちを諫めようとした監督が何者かに殺されてしまう始末。ジョージーはダーシーと協力して犯人を突き止めようとするものの、勝手の違う国では戸惑うことばかりで!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP