出版社 : ベストセラ-ズ
200X年。米海軍のF14スーパートムキャット撃墜事件を追って謎の多国籍企業オクテッドカンパニーに侵入したジョージ槇原。その目の前に、ついに彼を撃墜した国籍不明機(アンノウン)が姿を現わす。それはCCV機能をフルに発揮したアルト支援戦闘機だった。オクテッドとの戦闘によって負傷した自衛隊レインジャー部隊の碑宮は米海兵隊との接触に成功し、共同作戦をとる。その作戦は試験飛行の際、アルトを奪取することだった。指揮をとるのはCIA職員マックウォルド。一度は成功したかに思えたが、槇原の一瞬のためらいによって計画は失敗。果たして、捕らえられた槇原たちを待ち受ける運命は…。好評ハイテク航空スペクタクル・シリーズ、ここに完結。
「好きな時に魚雷を撃って好きな時に逃げられる」「あんな潜水艦だったら、いつかは乗ってみたい」開戦当初に解体された幻の艦がよみがえろうとしていた-。極秘の海底艦隊司令として迎えられたのは、誰であろう、あの源田実…。根っからの航空屋で飛行機乗りにとっては神様の予期せぬ就任。謎の司令のもと、第一次大戦時ドイツ海軍が造った南海の基地を秘匿の海軍工廠として改造、米太平洋艦隊との決戦準備が進められる。米駆逐艦を得意の高速戦法で撃破、初陣を飾った伊900型潜水艦隊。敵艦に追随を許さぬスピードで圧倒、混乱させ、仕留める-。これこそ源田実大佐究極の秘策、海底の絶体国防圏構想を完成させる日本海軍“最後で最強”の秘密兵器だったのである。
昭和16年11月、御前会議において米英に対する宣戦布告が決定された。開戦は12月初旬。連合艦隊司令長官山本五十六はハワイにある米太平洋艦隊基地を攻撃すべく、準備を進めていた…。その年の夏、二人の兵隊が呉に降りたった。海軍大尉吉良俊介と指羽竜太郎一等飛行兵曹。吉良への命令は「特第一飛行隊指揮官を命ず」であった。山本長官はこの隊に真珠湾攻撃と同時に行なうもうひとつの攻撃目標を狙わせる計画の成否を託したのだ。「帽ふれ」に見送られて出撃する伊号400潜隊。めざすははるか太平洋の彼方。いよいよ開戦の時は迫る…。果たして特第一飛行隊を待ち受ける運命は。
会津藩士・山本覚馬は幕末において、天皇を推戴する三権分立、国民の能力に応じた税の賊課、人材の教育、貨幣制度の確立と製鉄・商資本の育成など、今日でも立派に通用する日本のあるべき姿を述べている。もし、明治時代からの日本がそうした国造りを進めたのならば、軍閥政府は生まれず、アメリカのような国家となり得たのではないか。しかし現実には、会津藩は戊辰戦争で敗れたため山本覚馬の考えが日の目を見ることはなかった…。物語は、安政6年(1859年),三人の若者が会津藩に招かれたことから始まる。軍事担当の荒井竜之介、技術担当の相原勇次郎、そして財務担当の名代左馬之介。三人の協力を得て、富国強兵を計り、強固な奥羽越列藩同盟をめざす…。幕末から維新にかけての激動の時代を新しい視点で描く、新シリーズ。
核戦争後の西暦2048年。残留放射能のため出現した妖獣によって人類は危機に直面していた。人類は、妖獣に対抗する切り札として「バイオソルジャー」を中心とした特殊警察を組織。押し寄せる妖獣に立ち向かっていたが、一挙に妖獣を弱体化させるため、「妖獣掃討作戦」を発動。妖獣の本拠地を目指し、8人の美少女たちが、熱いバトルを開始する。発売以来大人気となった美少女ゲームを小説化、戦闘とHシーンが盛りだくさんのSFアドベンチャー。
謎の多国籍企業オクテッドの本拠地、インドネシアの小島・八曜島…。米海軍のF14を撃墜した国籍不明機(アンノウン)の正体を探るべく乗りこんだジョージ槇原と自衛隊員、碑宮と三津屋。碑宮と三津屋は武装して行動を開始する。残された槇原は、オクテッドの研究室スタッフ仲雛に連れられ空港近くに向かう。宵闇が迫る滑走路に浮かびあがる、アルト支援戦闘機〈ストライク・ファイター〉。水平、垂直の先尾翼。6枚もの垂直水平尾翼。直接揚力制御を完全に取り入れたCCV性能。アルトは平原に潜む碑宮と三津屋に対し威嚇射撃の態勢に入る…。自衛隊。米海軍、オクテッド-複雑に絡み合う思惑の先にあるものは。ハイテク航空機開発競争を舞台に新鋭が描く、シリーズ第2巻。
1944年12月、関東地方は同時多発的な直下型大地震に襲われた。そのほぼ同時刻、ニューヨークではヒトラーの仕掛けた原子爆弾が炸裂し、マンハッタン島を放射能地獄に変えた。大打撃を受けた両国は、太平洋戦争終結に向けて講和に動き出し、45年3月、日米講和条約が締結される。一方、ヒトラーは、ヨーロッパ全土に次々とナチス独裁政党による傀儡政権を打ち立て、ドイツ帝国連邦の整備に取りかかる。ここに世界は、日米をリーダーとする太平洋地域とドイツ帝国連邦の支配するユーラシア大陸とアフリカに二分される…。架空戦史をこえ、新たなるジャンルの確立をめざす『シム・シビライズ・ノベルス』第1部、ここに完結。
200X年、6月…。アジアの一地域でアメリカを震撼させる事件が起こった。世界最強と信じられていた艦上戦闘機グラマンF14Dスーパートムキャットが国籍不明機(アンノウン)と戦いの翼を交え、そして敗れた。撃墜されたF14パイロット、ジョージ槇原は査問会の席で東京行きを命じられる。市ケ谷の防衛庁を訪れた槇原には、女性自衛官・碑宮とともにインドネシアの小島・八曜島に向かう指令が待っていた。CIA,自衛隊、そして八曜島にある謎の多国籍企業オクテッドカンパニー…。はたして、槇原は国籍不明機の正体をつかむことができるのか。各国の思惑が交差する新型航空機開発競争の暗部を新鋭が描く。
小さな町の少年からローカル・ヒーローへ。スーパースターになる前の、エルヴィスがもっともエルヴィスらしかった日々を、ディテール豊かに描き出した1953年から55年へのアメリカの物語が鮮やかにここにある。
1944年5月のルーズベルト大統領の死去後、世界は大変革の嵐に突入したかのようであった。後を引き継いだトルーマンは短期決戦用の戦略への転換を計る。突然のソ連参戦に戸惑う日本は、満州多国籍軍を援助すべく小沢治三郎率いる鑑隊を日本海に派遣。一方、目をみはる躍進を続けるドイツ帝国は、ほぼヨーロッパ全土を手中に収め、イギリスとアイスランドはアメリカに臨時政府を置く状態に追い詰められる。ヒトラー、スターリン、ゲーリング、トルーマンそして、大統領を背後で操るフーバー大佐の影。昭和19年9月、南方を目指し出撃する連合鑑隊を待ち受けるのは。風雲急を告げる各国の世界戦略を描く、好評シリーズ第3巻。
暇と熟れきった肉体を持て余す、弓恵。夫は海外に単身赴任中。彼女の密かな楽しみは、出張ホストを呼ぶことだった…。女子大生の沙貴の元に、ある日ダンボール箱が送られてきた。送り主は不明、開けてみるとバイブレータとビデオがぎっしり詰まっていた…。29歳の梨絵は上司と二人きりでサイパンに不倫旅行に来ていた。マンネリ化した二人のセックスのカンフル剤として、若い娘を引っ掛けて3Pをしようとする魂胆であった…。友季子と夫とは冷えきった仲だった。学生時代の同窓会の帰り、ふらりとホテルのバーに立ち寄った。そこで初めて売春をしてみたが…。欲望に疼く女達が、次々貶められてゆく。
スイスから原爆情報をもって帰国した品川大尉は、横空勤務となる。捕虜の過去をもつ品川を、普通の部隊には配置できない。品川はここで、新鋭機のテストの合間に、対B-29戦闘の研究に励む。横空に次々に送り込まれる試作機は、いずれも画期的な翼たちだ。烈風、陣風、景雲、そして秋水と橘花-。サイパン奪取に失敗した米軍は、機動部隊で帝都・東京を襲う。これを迎え撃つ横空、厚木空の戦闘機は、多数の試作機で反撃する。
平和を愛する民主国家である平成時代の東京が太平洋戦争の渦中に時空転移-ハルゼー率いる米太平洋艦隊に立ちむかうのは、旧帝国海軍と自衛隊による連合艦隊。司令長官は山本五十六。予期せぬ空母インデペンデンスの存在により大打撃をうけた日本軍は、昭和18年4月16日、決死の覚悟でマリアナ沖に出撃する。旧式艦船同士による最後の大海戦「第二次グアム攻防戦」の幕開きが近づく。一方、モスクワを陥落させ、ユダヤ民族国家「ネオ・イスラエル」を建国したヒトラーは1943年8月15日、ロンドンをも陥落する。ルーズベルト、スターリン、敷島・日本首相、そししてヒトラー…。混迷と動乱の嵐が強まる緊迫の世界を描く、シリーズ第2巻。
中国大陸での権益をめぐり、アメリカと対立する日本。両国の水面下では決戦準備が、着々と進められる。そして一九三一年三月、パナマ運河を航行中の「明石丸」の大爆発を契機に、日米決戦の火蓋は切って落とされる。勢いに乗る日本海軍は、激戦の末、フィリピンを陥落、続いて、グアムをもその手中におさめる。度重なる失態に突き上げられた米海軍は、かつてない大規模な艦隊を率いて太平洋に出撃。そして、日本の背後に忍び寄る、ソ連の影。70年前に出版され、かの山本五十六が真珠湾奇襲攻撃のアイデアを得たともいわれる、幻の“日米未来戦記”-その結末やいかに。
南太平洋、中部太平洋で、月山、銀河の連携プレーで撃破された米海軍は、昭和一九年五月、全兵力を投入してサイパン攻略作戦を決行した。なぜアメリカは、片々たる小島に米海軍空前の大兵力を投入してきたのか。そこには、アメリカが開発中の超極秘兵器を、我が国日本に対して使用するための作戦が秘められていたのであった。サイパンを取られれば、日本はこの超極秘兵器・原爆の攻撃を受ける。この情報をスイスでつかんだ品川大尉は急ぎ帰国する。-サイパンは守れるか。井上成美長官は最後の決戦として、連山で戦うべく発動を指令する。しかし、井上長官最後の秘策は、日米講和であり、絶対国防圏の確立である。もっとも難しい、この講和作戦を井上長官はどのように展開するのか。
日本の軍用機共通の欠陥であった防弾無視の思想を転換し、一式陸攻を防弾タンクにした月山は、南太平洋で活躍した。しかし、しょせん改造は改造に過ぎない。米軍がさらなる新兵器をもって現われた時、改造機のもろさが露呈してしまう。昭和一八年、新鋭高速陸爆「銀河」が登場し、月山と共に戦う。そして、来るべき最後の決戦に備えて井上成美長官がうった作戦は、新鋭機「連山」の投入と、米本土爆撃機「富岳」の開発であった。はたして国防の根本である、攻めず、攻められずを可能にしてゆく井上長官の最終的太平洋防衛戦略がどのように展開するのか。中野次郎大尉たちの第一航空艦隊の熾烈な戦いが今はじまろうとしている。
日豪講和条約により米豪遮断に成功した日本軍は、連合艦隊を機能別に独立再編。そして、次なる目標、ハワイ攻略に向けて、連合艦隊司令部、大本営戦略局、情報局と共同で作戦の詰めに入った。昭和18年6月12日、ハワイ攻略作戦は発動され、呉、横須賀、佐世保、大湊、トラックから各艦隊は出港、総力をあげてハワイをめざす。一方、勢ぞろいしたアメリカ新太平洋艦隊も、戦局を一気に挽回すべく真珠湾をあとにする。ミッドウェー、ジョンストン、ハワイ、パナマ、カリブ海…。戦火はいよいよアメリカ本土に広がる。シリーズ完結。
3人の友と生き別れになりながらも、アレクサンドロスは、ついに、未知の力を秘めるオリハルコンの剣を手に入れた。しかし、アスカの賢者たちによって、異世界に封じ込められてしまう。そこは心に浮かぶ事柄が現実と化す異空間だった。アスカの少女との再会も束の間、巨大なドラゴンが、野心に満ちた騎士の生んだ異形の怪物が、アレクサンドロスに襲いかかる。若き日のアレクサンドロス(アレキサンダー大王)の冒険と闘いの物語、ここに完結。