小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

スター作家傑作選〜シンデレラの一途な恋〜スター作家傑作選〜シンデレラの一途な恋〜

それが恋の芽だと、彼女はまだ気づかない。働き者で健気な娘のシンデレラ・アンソロジー!『しあわせな出会い』父亡きあと、意地悪な継母にこき使われる日々を送るクレシダ。父が遺した家や財産はすべて継母が支配していたが、年老いた家政婦モギーの身を案じ、家を出ていく気になれずにいた。そんなある日、捨て犬を助けた拍子に足を怪我したクレシダは、オランダ人医師のオルドリックに助けられた。その後も気にかけてくれる彼に、クレシダは淡い恋心を抱く。やがてモギーが終身年金を受けられることになり、クレシダもさる老婦人の話し相手の仕事を得て自立することになったーすべてはオルドリックの密かな計らいとも知らずに。『億万長者と無垢な花』貧しい牧師の娘タヴィーは、倒壊寸前の教会の仕事を手伝う傍ら、女学校の冷淡な学長に雑用係として薄給で働かされていた。そんなある日、美しい空き屋敷の湖で涼んでいると、すらりと背の高い黒髪の男性が不意に現れた。「ここは私有地よ。あなたの行為は不法侵入だわ」タヴィーが告げると、相手の金色の瞳が楽しげにきらめいた。「お互いさまだと思うが」なんて不遜な不審者なのかしら?そのときのタヴィーには知る由もなかったー彼がジャゴという名の億万長者で、この屋敷とタヴィーの新たな主人になることを!

千の顔を持つシンデレラ千の顔を持つシンデレラ

あの夏、あなたに見せた素顔は、 けっして嘘ではないと信じてほしい。 イリンカはロンドンで突然誘拐され、ヴェネチアへ連れてこられた。 そこで待っていたのは、何世紀も続く名門の富豪ザーゴだった。 3年前の夏、イタリア旅行中のイリンカは彼と出会って恋に落ち、 純潔を捧げて、夢のような数週間を過ごした。だが彼に求婚されて 急に怖くなり、別れも告げずに逃げ出したのだ。 「僕の妹が恋人との仲を裂かれて泣いている。きみの仕業だな?」 変装の専門家であるイリンカには秘密を守るべき仕事依頼もある。 口を開かない彼女に、話すまで屋敷でメイドとして仕えるよう、 ザーゴは厳しく言い渡した。嘘でしょう? 一日中一緒に? 今度こそは逃さないと彼に熱く見つめられ、彼女は身を震わせた。 その高い変装技術を買われ、富裕層の顧客から様々な依頼を受けているヒロインは、偶然にもヒーローの妹のトラブルにかかわることに。メイドとして彼の屋敷で暮らすうちに、封印した想いが再び溢れて……。ケイトリン・クルーズらしい軽妙洒脱なロマンスです。

子爵に捨てられた醜いあひる子爵に捨てられた醜いあひる

白鳥になれたと思っていたけれど、 まだ醜いあひるの子だった……愛なしでは。 ビアンカは法律事務所に呼ばれ、余命わずかなイタリアの資産家が 存在を知らなかった姪の彼女に会いたがっていると言われて仰天した。 父の顔を知らず、早くに母を亡くしてずっと貧しかった私が? 叔父の邸宅で熱烈に歓迎されて、ビアンカは家族の愛を初めて知り、 幸せを噛みしめたーーそこにルカが結婚相手として現れるまでは。 叔父は自分の死後を考え、子爵の彼を姪の夫にしようと考えたらしい。 ビアンカは冗談ではなかった。6年前、ルカは私を残酷に切り捨てた。 “貧乏育ちの君と、貴族の僕では住む世界が違う”と言って。 ところが、ルカは二人きりになるなりビアンカの唇を奪って……。 人気作家J・ジェイムズによる、これぞまさにジェットコースターロマンス!な傑作をお届けします。病身の叔父を思うと、自身を捨てた子爵ヒーローとの結婚話を断れなかったヒロイン。けれど、まだ彼への想いを断ち切れていなかったことに気づくのでした。

別れの代償別れの代償

身重の私を見捨てたあなたを、 なぜか憎むことができなくて……。 アビーは4年前の離婚を機に、片田舎の村で画廊を経営しながら、 幼い息子と暮らしていた。ある日、予期せぬ訪問者が現れる── 元夫のギリシア人実業家ニックだ。子どもをなかなか授かれずに アビーが悩んでいるのを尻目に、彼は愛人のもとへ通っていた。 家を飛び出した彼女はその直後、身ごもっていることに気づき、 ニックに告げるが、彼は我が子と認めず離婚を申し立てたのだ。 今さら私と息子に何の用があるというの? 驚いたことに、ニックは自分と瓜二つの幼子を確認すると、 強引に再婚を迫ってきた。償いがしたいと言って。 彼への想いを断ち切れず、アビーは受け入れてしまうが……。 ギリシア富豪の夫に我が子の存在を否定され、追い払われたヒロイン。再婚後に彼の父親が亡くなり、ようやく隠されていた彼の苦悩を知ることになりますが……。ジャクリーン・バードらしい、王道のドラマティックなロマンスをお楽しみください。

泣きながら眠る夜には泣きながら眠る夜には

秘密で産んだ赤ん坊を見つめ、 あなたを想わない日はない……。 ジュリアは秘書として、妻として、 世界中を飛びまわる実業家の夫マックスを支え続けてきた。 クリスマスも新年も関係なく、くる日もくる日も仕事に明け暮れて。 こんなの……幸せじゃない。そう訴えても、夫は聞く耳を持たなかった。 とうとう耐えきれずに家を出たあとで、妊娠に気づいた。 でも、子供はいらないと言っていた彼には打ち明けられなかった。 1年後、ジュリアは独りで双子の赤ん坊を育てていたが、 今でも本当はマックスが恋しくて、枕を濡らす夜もあった。 父を知らずに育つ娘たちを思うと、悲しみで胸が潰れそうになる。 そんなジュリアの前に、ある日突然、怒りに満ちたマックスが現れた! ジュリアは幸せな結婚とはどんなものか、マックスと一緒に考えたいと心の底から訴えたのに、秘書でもある彼女がそんなことで仕事を放棄するなら“契約違反”だと冷たく返されてしまい……。シークレットベビー&夫婦の愛の復活を描いた名作をお贈りします!

氷と炎氷と炎

傲慢富豪に赤ん坊を奪われるくらいなら、 いっそ私が、愛されぬ花嫁になるーー 姉夫婦が里帰り出産のために乗った飛行機が墜落したという報道が……! 悲報に動揺するモーガンの前に、波打つ黒髪の男性が現れた。 アレックス・ハモンド! 姉の義兄で、一族の企業を経営する大富豪。 姉の結婚式で会っただけだけれど、傲慢さが強く印象に残っている。 一縷の望みをかけ、モーガンはきいた。「姉夫婦は生きているの?」 アレックスはきっぱりと否定したが、子供は生きていると告げた。 姉は墜落後に息子を産んで息を引き取ったのだというーー モーガンとアレックスに幼い命を託して。 アレックスは自分が育てると言うが、モーガンにそのつもりはなかった。 魅力的だけれど冷たい彼に、大事な赤ん坊を渡すわけにはいかないわ! USAトゥデイのベストセラー作家C・モーティマーの名作! ひとまずアレックスと英国へ渡ったモーガンは、亡き姉が高慢で意地悪な義母や義妹とうまくいっていなかったことを知ります。しかも親権問題を解決するため、アレックスに愛なき結婚を提案され……。

涙の結婚指輪涙の結婚指輪

買われた花嫁の涙はいつか、 愛の喜びに昇華するのかーー 幼い頃に両親を事故で亡くしたドミニは、伯父に愛情深く育てられた。 その伯父が今、窮地に陥っていたーー息子が会社で横領を働いたのだ。 会社の社長でギリシア人大富豪のポール・ステファノスは、 ドミニの伯父には内緒で彼女に取引を持ちかけた。 「君が僕と結婚するなら、事件は公にしないでおこう」 最愛の伯父を救うため、ドミニはうなずくほかなかった。 結婚式がすむと、悔し涙を流した。私はお金で買われた花嫁なのね……。 そしてドミニがハネムーン先から逃げ出そうとしているのに 気づいたポールが、恐ろしいほど静かに告げた。 「僕は君を放さない。僕の気がすむまで、君を捕まえておくつもりだ」 ハーレクイン・ロマンス日本創刊を前にサンプル本として選ばれた、巨匠ヴァイオレット・ウィンズピアの幻の名作! 15歳年上のヒーローは、じつはヒロインがまだ学生の頃から彼女の魅力に気づいていて……。耽美的な世界観をご堪能ください。紙書籍限定発売です。

プリンスに見初められたメイドプリンスに見初められたメイド

名門の夫を望めない孤児の私が、 王子様に恋してしまうなんてーー。 亡き母の出自を知るために、三つ子姉妹はロンドンへ向かっていた。 道中、宿で次女イゾベルが中庭を散歩していると、金髪の男性が現れた。 「おお、黄金のアフロディーテよ!」芝居がかったしぐさで一礼する。 酔っているらしい。イゾベルは唇を引き結んだ。「通してください」 「キスと引きかえでどうだ? ぼくはプリンスだ」質素な服のせいで、 メイドだと思われたのだ。「プリンスはキスを迫ったりしませんわ」 イゾベルは慌てて逃げだした。不躾な人! でもとてもハンサムだった。 数日後、彼女はあろうことか、ロンドンの王妃の謁見の間で彼と再会する。 彼ーークラウディオ王子は三つ子姉妹の顔を見比べ、イゾベルに言った。 「はじめまして」と、意味ありげな表情で。 ああ、私ったら、本物のプリンスになんてことをしてしまったの! RITA賞受賞作家キャサリン・ティンリーの『子爵と出自を知らぬ花嫁』に続く出自不明の三つ子姉妹“ベルたち”を描く3部作の第2話です。爵位のある夫との結婚など夢のまた夢だったのに、正真正銘の王子様が、次女イゾベルを見初めてーー!?

名前をなくした貴公子名前をなくした貴公子

過去をなくした美貌の貴公子を巡る、 煌びやかなダイナミック・リージェンシー! アマンダは見慣れない部屋のベッドで目を覚ました。 隣には緑色の瞳をした長身の見知らぬ男性が横たわっている。 うっとりするほどハンサムなその男性は笑みを浮かべ、 こちらに身を乗りだしてきたーー。いったい、何が起こったの? アマンダはびっくりしてベッドから落ちた瞬間、すべてを悟った。 この美しい男性と乗り合わせた馬車が横倒しになって 地面に激突したとき、彼はわたしを抱き締めてくれていた……。 大変! そのまま気絶したわたしたちは、夫婦と勘違いされたのだわ。 評判に傷がつくことを恐れ、アマンダは男性の妻を装い、 宿を出ようとした。ところがーー彼は記憶喪失に陥っていたのだ! Jと刻まれた金の指輪をはめた、優美な物腰の男性をジェイと名づけ、仕事を見つけてあげたヒロイン。ある日ジェイは、彼女に劣情を抱く男が襲いかかり間一髪のところを助けようとして頭を殴られた拍子に記憶を取り戻しますがーーその正体は驚くべきものでした!

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