著者 : 野村喜和夫
観音移動観音移動
空から吊り下げられた観音菩薩、死を看取る砂の凹み、崖の下に落っこちた名前、浴槽に横たわる見知らぬ女、落魄した天才詩人の告白、頭にこびりついて離れないメッセージ、在りし日の自分との邂逅…世界の無意識に出会うシュルレアリスム小説集。
まぜまぜまぜまぜ
「性」の“寓話”でも“神話”でもなく。生殖革命を超えて性を科学から文学に取り戻す、現代詩の第一人者による性の神曲。現代詩のトップランナーが贈る哲学的にしてポルノグラフィックな“小さき者たち”の物語。
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