著者 : 佐佐木陸
ごみのはてのごみのはての
「金も未来も、きっと見つかるにゃ。」独居老婆のゴミ屋敷で5人の便利屋が出会った「本物の世界」--熱量に満ちた言葉と圧巻の展開による、各誌絶賛の文藝賞受賞第一作。 ・ ・ 衝撃のハウスクリーニング小説! ・ 「あなたたちは世界のしくみを知らないの。本物の世界から捨てられた人がいることも」 ・ 独居老婆が暮らす一軒家のごみ清掃に訪れた、便利屋の社長・佐竹ほか4名。その前日、佐竹は皆の日当を含む百万円を入れた封筒を、悪臭に満ちた膨大なごみの中に落としていた。やがて老婆の過去が明らかになるにつれ、あらぬものが見つかると同時に闖入者が現れて……。 ・ 【各誌絶賛!】 惹きつけられずにはいられないーー水上文 ダイレクトに五感を揺さぶる強烈作ーー菊間晴子
解答者は走ってください解答者は走ってください
数日前のことも覚えておらず、生まれてから部屋を出たことのない怜王鳴門は、ある日「パパ上」のノートパソコンに届いた自分の過去についての物語を読みはじめ、喪失していた自分と世界の歴史を知ることになる。驚異の記憶力でクイズに耽溺した過去の自分や、クイズチームで共に無双したはずの「サッちゃん」と「パパ」、そして言語を獲得した血統犬の「ベリアル」は、一体どこへー?複数の世界線が現実と物語の境界を破壊する、究極の多層世界小説。第60回文藝賞優秀作。
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