2010年4月発売
エレクトロ・ポップの定石を離れ、アコースティック・ピアノとストリングスを駆使して、メロディの王道に迫った4年半ぶり、9作目。結果、エルトン・ジョンの叙情性を受け継いだ、英国人的なシンガー・ソングライターとしての顔が鮮明に。歌詞にも実人生の年輪が浮かぶ。
グルーヴィ&メロウな選曲にこだわった、フィリー・ソウル・コンピレーション。ディスコ・ダンス系のエッセンスをたっぷりと盛り込んだ楽曲ばかりを収録。選曲と監修はフィリー・ソウルの第一人者、林剛が手がけている。
2010年現在のヒップホップ・シーンで多用されるサンプリング・ネタ曲や、定番のクラシックで構成したフィリー・ソウル・コンピレーション。フィリー・ソウルの第一人者、林剛による選曲と監修で、心地よいメロウネスを重視している。
ガベッタの6作目。メインのエルガーは美しく柔軟に歌っており、雰囲気豊かな伴奏と非常にうまく溶け合っている。そのあとのエルガーの小品もいいが、ドヴォルザークの2曲が秀逸。唯一毛色の変わったヴァスクス、歌っているのはガベッタ自身とのこと。
今も高い人気を誇るルービンシュタインが、最も得意とした作曲家のひとり、ショパンのベスト・セレクション。2曲のピアノ協奏曲と有名曲をまとめている。巨匠のショパンの真髄がたっぷりと味わえる。
スイス初のワールドワイドなバンドとなった伝説のヘヴィ・メタル・バンドが、約20年ぶりに復活してリリースする16作目。幾度となくメンバー・チェンジを繰り返したが、82年の“AC/DCそっくり”な問題作『ONE VICE AT A TIME』のラインナップで復活。やはり今回もAC/DCに似てる!? でもカッコいいからいいじゃん!
サブ・ポップの看板バンドだったザ・シンズのジェイムズ・マーサーと、今をときめく天才マルチ・プロデューサー、デンジャー・マウスことブライアン・バートンによる夢のコラボ・ユニット。エッジの利いた打ち込みと、ドリーミィなメロ&コーラスが交錯する最新型チェンバー・ポップだ。
ドイツ出身のベテラン・ハード・ロック・バンドの最終章。メロディが泣くメタルの王道一直線の潔い曲が並び、一度でもスコーピオンズに焦がれた人は必聴だし、曲名に象徴されるロックへの思いをシンプルに打ち出した姿勢にも打たれる。日本盤は佳曲のボーナス・トラック「サンダー・アンド・ライトニング」とファミリー・ツリー付き。
スキャットマン・ジョンをサンプリング、DJ OZMA作詞というかなり際どい冒険作。イギリス育ちで当地のダンス・カルチャーを身につけたハイ・センスな新世代クラブ・シーンの歌姫として華々しくデビューしたが、これでドメスティック歌謡ダンス路線にイメチェンか? 楽しい問題作。
バンド編成もメンバー名も非公開ながら2009年のサマソニに出演するなど、各所で話題の新人バンドの2作目。とはいえまったく難しくもない、2000年代以降のメランコリック系歌ものバンドで、レミオロメン〜ストレイテナーあたりのファンに受けそう。歌詞もついてないのに特殊パッケージ。