2009年2月発売
新世代エクストリーム・メタルを代表する米国の5人組の約3年ぶりの5作目。パンテラ以降のメカニカルなリズムで乾いたビートを核にする劇的な曲と強靭なハードコア・ヴォーカルで押して起伏十分で、中低音のよく出た音作りも完璧だ。日本盤は3曲追加。
デビューから現在までのすべてのシングルに加え、ライヴなどで人気のあった楽曲を集めた2枚組ベスト・アルバム。のびやかな歌声と、ダイナミックなサウンドで数々のヒット曲を送り出してきた彼女の軌跡を追うことができる。
2008年3月に始動した三人組による初のミニ・アルバム。その巧みなサウンドスケープに驚く人もいるだろうが、それもそのはず、元KOHLの長尾達樹(vo&g)が率いるバンドである。歌を中心に置きながら、ライヴ感と同質のグルーヴをシンプルに紡いでいく。
インド系カナダ人、キング・カーン率いる大所帯ガレージ&サイケデリック・バンドの2002年作。スティーヴィー・ワンダーらとの共演経験者など曲者揃いの12人編成で、ロック、ソウルが根源的に持つ妖しさやエモーションをプリミティヴな音世界に具現化している。
かまやつの70歳を記念した、豪華ゲストとのコラボ・セルフ・カヴァー集。今井美樹との「ノー・ノー・ボーイ」、THE ALFEEとの「サマー・ガール」、布袋寅泰との「やつらの足音のバラード」、親戚の森山良子・直太朗の親子が参加した「懲りない二人」など、いずれもムッシュの名曲が洒落たアレンジで蘇り、世代を超えたデュエットは感動もの。
柔らかなタッチを多用するせいか、ほんのりとした甘さを感じさせる「平均律」である。もちろん、機に応じて音色や雰囲気を一変させたり、緩急や強弱に思わぬ味付けを施したり……といった創意も満載。この大作を清新に彩るシュタットフェルトの非凡な発想に脱帽だ。