2009年2月18日発売
25年間コンスタントに活動を続けていることがうなずける風格が漂う17ヵ月ぶりの17作目。沖縄民謡っぽい旋律の「Memento mori」をはじめとして多彩な楽曲のクオリティも高く、タイトな音の仕上がりも申し分なく、甘い歌声も嫌みに聴こえぬ大人の貫禄のアルバムである。
湘南生まれの家族4人ユニット、ハル&チッチ歌族のシングル。“おそば”を題材に、食を通じて“人との触れ合い、コミュニケーションのあり方”を問いかけるキャッチーなナンバーだ。
京都在住のアイデンティティをがっつり打ち出すスタイルがユニークなポップ・バンドのフル・アルバム。幸福感いっぱいのギター・サウンドが奏でるのは、なんとも人の好さそうなメロディ。その陰にひそむ切なさや毒っ気やあきらめもひっくるめて、愛くるしい作品。
2年9ヵ月ぶりの6枚目は、活動を共にするTHE GOSSIP OF JAXXとの完全コラボ作。ジャズもブルースも映画音楽もムード歌謡も、何でもありながら何も突出させないミクスチャー職人っぷりはさらに進化。リラックスした中納良恵のヴォーカルの自由さにうっとり。
2008年のテレビ映画『キャンプ・ロック』でブレイクした16歳のガール・シンガーのファースト・アルバム。『キャンプ〜』で共演したジョナス・ブラザーズに6曲を提供された本作は、全米チャート最高2位が納得できる、よく練られたスキのないポップ・アルバムだ。
谷村奈南の5枚目となるシングルは、自身が出演するスズキ「シボレーMW」のCMソングを収録。パワフルな歌声とセクシーなダンスが魅力の彼女らしい、表現力豊かな仕上がりとなっている。 谷村奈南現役女子大生でもある彼女は、2007年にデビューし、パワフルな歌唱力にプラスしたセクシーなダンスにより、Music Clipも話題に。 「If I’m not the one / SEXY SENORITA」で初のオリコンチャートトップ10にランクイン。
ラッパーの曲へのゲスト参加で名を売り2002年にデビューしたシンガーが、2001年頃に録音していた未発表アルバムに、「恋のクレイジー初体験」のゲスト追加やリミックスなどの手を入れてリリース。一貫してキュートで爽やかな魅力の人だが、ひときわ伸びやかで初々しく可愛らしい。
日本人の父と台湾人の母を持つ女性シンガー、JAMOSAのサード・アルバム。非常に声に魅力がある人で、アタックの強い発声で歌唱力抜群。詞や曲もこなし、付け焼き刃ではないR&Bやヒップホップへの愛情の深さも感じさせる。
専門誌『オーディオアクセサリー』で「旬の音本舗
大沢伸一と田中知之、☆Taku Takahashiの三人のプロデューサーによるユニットの第2弾シングル。タイトル曲はBoAをフィーチャーした切なさ全開の胸キュン・ソング。「Golden LUV」は後藤真希が参加したイケイケ・チューン。ジャケットは手塚プロと豪華な顔ぶれにクラクラ。
32ビートという最も繊細なビートを持ったミディアム・ダンス・ナンバー。終わった恋を等身大の気持ちで切なく歌う。Crystal KayとVERBAL(m-flo)をフィーチャーした「UNIVERSE」は、シンプルな8ビートのダンス・ナンバー。絡み合うヴォーカルは、もはや洋楽の雰囲気。
4年ぶりのフル・アルバム。「Yumemiru..」はデビュー曲「夢見る少女じゃいられない」を大胆にアレンジし直した。劇場版『仮面ライダーキバ』の主題歌の「Circle of Life(Crimson-Fang)」など彼女流のロック魂が満載。元ザ・マッド・カプセル・マーケッツの室姫深などが参加。初回盤は2008年のライヴのダイジェストを収録したDVD付き。
ジャンヌダルクのシンガーであるYASUによるプロジェクトの7枚目のシングル。「眠り姫」はYASUの透明感のあるハイ・トーン・ヴォイスが抜群に効果的なメロディアスで美しいロック・ナンバー、「セーラー服と機関銃」は見事にハマッた薬師丸ひろ子のカヴァー曲。
女性二人組ヒップホップ・ユニットの2枚目のアルバム。乳がんの女性の生き方を描いた映画『余命』の主題歌の「Get A Life〜Again〜」や大鶴義丹監督の『私のなかの8ミリ』の主題歌の「BELIEVE」など、大型タイアップ曲入り。話題性もさることながら、美しいメロディとストレートなメッセージに心を打たれる。
イスラエル生まれのピアニスト、ヤロン・ヘルマンの日本デビュー・アルバム。レコーディング時はまだ25歳ということで、その若き才能にはキース・ジャレットらが引き合いに出されるが、ビョークに影響を受けているというあたりが新鮮だ。