2009年11月18日発売
MISIAの通算23枚目のシングル。TBS系ドラマ『JIN-仁ー』の主題歌で、ピアノの旋律が印象的なバラード。ストーリーの根底に流れる、“いつの時代も変わらない、人が人を思う気持ち”をテーマに歌い上げられている。さまざまな情景を想起させる歌の力がいい。
活動15年目を迎えるバンド、フー・ファイターズのキャリア初となるベスト・アルバム。活動初期から現在に至るまでの数々のナンバーはもちろん、2曲の新曲も収録したメモリアルにふさわしい作品だ。
ELLEGARDENの細美武士が中心となって立ち上げたプロジェクト、the HIATUSの1stシングル。anonymassのチェロ奏者、徳澤青弦が演奏とストリングス・アレンジで参加している。
岡山出身の女性シンガー・ソングライターによる5枚目のマキシ・シングル。思わず涙を誘う包容力のあるメロディ、まさに圧倒的という言葉がぴったりなヴォーカル、シンプルでいながらドラマティックに楽曲を盛り上げるアレンジ。一回聴くだけで強い印象を聴き手にもたらす名曲だと思う。
開放感あふれる「blue sky」、心地よいリズムの「時のベル」などCMでおなじみのナンバーや、レミオロメンの前田啓介楽曲提供による「負け犬くん」「月の船」を含む、12枚目のアルバム。せつなくロマンティックな響きのヴォーカルが際立ち、「音のない世界」に代表されるように随所で胸をキュンとさせる。
坂本龍一がディレクションするレーベル“commmons”から、ドイツの電子音響レーベルのコンピが登場。坂本との共演作も記憶に新しいフェネス、アルヴォ・ノトなどが参加し、ほぼ全アーティストが未発表曲を提供。ノイジィなグリッチ・テクノやミニマムなクリック・ハウスが並ぶ。
韓国出身歌手の11枚目のシングル。透明感のあるヴォーカルにキュートさのみならずしなやかさが加わり、伸びやかに歌い上げている。「好きなんだ」の高音部分の美しさが、繊細な恋愛心を物語り切ない。「Sunday」は、失恋を経て新たな一歩を踏み出す女の子への応援歌。少しずつ賑わいを増すアレンジと声の表情が秀逸。
ジャケット上部に英文でつつましやかに記されたスタンダーズ・トリオという名称。モンクの「リフレクションズ」「アスク・ミー・ナウ」、ショーターの「フォール」「アナ・マリア」などのナンバーを柱にした本作(「イースト・コースト・ラヴ・アフェア」が自作)の、エフェクトを抑えたモノトーンの静謐な爪弾きは、彼のハードコアな側面を大きく覆し、その丸腰ギターがカートの善美をあらためて証明する。
スウェディッシュのピアニスト、ヤン・ラングレンのトリオが母国の古謡を取り上げたアルバム。日本人にはなじみのない曲想ではあるが、メロディやモチーフは特筆すべき美しさがある。
スティーヴィー・ワンダーをリスペクトする現役大学生(2009年時)シンガーのデビュー・アルバム。ヒップホップ・ユニット、LGYankeesをプロデューサーに迎え、Noa、中村舞子らがフィーチャリング・シンガーとして参加している。サウンドは黒っぽいが、声は涼やか。