2009年11月18日発売
発売当時絶賛された、アンスネスとラトルの顔合わせのアルバム。アンスネスの研ぎ澄まされた透明な響きが作り出したブラームス像の鮮烈な印象は今も色褪せない。ラトルの優れた指揮も相まった、まことに刺激的な一枚だ。
稀代のホルン奏者、ブレインのR.シュトラウスのホルン協奏曲にヒンデミットを加えた一枚。1958年に自動車事故のため36歳で死去したブレインは、表現力を飛躍的に拡大した天才的な奏者だった。録音は古くとも、いまだに高評価が与えられている名盤だ。
デュ・プレがバレンボイム、ズーカーマンと組んだ、1972年のテル・アヴィヴでのライヴの放送用録音。モノラル録音で最良の録音状態ではないが、若き3人の熱気がストレートに伝わる、スケールの大きな白熱した演奏が素晴らしい。一聴の価値大だ。
カラスにとっては珍しい、フランス・オペラのアリア集の第1集。プレートルとフランス国立放送o.をバックにした、カラスの役に没入する並外れた演技力と千変万化の感情表現の幅広さを十分に実感できる一枚だ。
最も後期に属する録音となった、カラスのフランス・オペラ・アリア集の第2集。絶頂期の声の輝きには届かないものの、その表現力の広さと奥深さにますます磨きがかかった、底知れない力が伝わってくる作品だ。
元テイク・ザットのメンバーでUK人気シンガーの通算8作目は、トレヴァー・ホーンのプロデュース。さまざまな滋養を受けた完成度の高い大人度数も高いサウンドのもと、澄んだ情感をちゃんと持つ歌声を存分にのせる。「モーニング・サン」のザ・ビートルズ趣味をはじめ、くすぐるポイントは随所に。
UKモダン・ソウルの歌姫による、前作から2年半ぶりとなる通算4作目。ライヴ・ハウスでレコーディングされた本作は、ジョス・ストーンの奔放なクリエイティヴィティが存分に発揮された会心の出来といえよう。ジェフ・ベック、シーラ・E、デイヴィッド・サンボーンほか、ゲスト陣も豪華だ。
発売元
ユニバーサルミュージックカーターのアルバムはまったくタイトルどおり彼の世界。冒頭から6曲を聴き進み、ラストの「組曲」がそのピークとなる。実に20分の彼の世界。各パートは心憎い配置でこれは一つの構成美とも言えるだろう。重鎮となったカーターの意欲作に聴き惚れた。
NG HEADを中心とする野球チームのメンバーが集まって作ったレゲエ・ミックス盤第3弾。60〜70年代のオールディーズ・ジャマイカン・ソングを中心に、ビギナーはもちろん玄人リスナーもうならせる選曲となっている。
映画『曲がれ!スプーン』の主題歌でもある19枚目のシングル。YUKIの流線型をした歌声があちこちに舞う、どこかファンタジックな曲。リリカルなピアノ演奏から、スウィンギィなアレンジへとめまぐるしく曲調が変化し聴き手を飽きさせない。ダビーで浮遊感たっぷりの「メッセージ」はどこか泣けてくるクリスマス・ソング。⇒★YUKI特集★をチェック!
ヒップホップ・チーム、餓鬼レンジャーのフロントMCのソロ・デビュー・アルバム。トップ・ランナーにふさわしい攻めのフロウ&ハズしのリリックに、南米系サウンド・エッセンスや60年代ソウル・ファンクで毒々しくデコった怪作! 水前寺清子とコラボした「おてもやんサンバ」はこれぞJ-ラップ・シーンに輝く最強チューン。
パク・ヨンハの8枚目のシングル。フジテレビ系ドラマ『クリスマスの奇蹟』主題歌。売野雅勇作詞・筒見京平作曲のゴールデン・コンビによる楽曲は実にキャッチー。甘いヴォーカルをたっぷりと聴かせる彼と、引き立てる美メロのバランスが絶妙。「ハーモニー」「MONEY」もポップの王道。
デビューから約1年を経てリリースされたセカンド・アルバム。リー・リトナーの代表的ナンバーの「キャプテン・カリブ」から、伸びのある音色とそこはかとなく漂う上品な色気にはっとさせられる。ノスタルジックな雰囲気の「オレンジ・ロード」や「テンポ・フェリーチェ」で聴かせる、哀愁あふれるプレイも彼女の持ち味かも。