2008年10月発売
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ユニバーサルミュージックベニー・グリーンのトロンボーンとチャーリー・ラウズのテナーの溶け込み具合が絶妙の味を醸し出すブルーノート作。比較的スタンダード中心のセレクションで、プレスティッジ期のようなレイドバック感が魅力だ。
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ユニバーサルミュージックソウル寄りのアルト・サックスに定評のあったルー・ドナルドソンとスリー・サウンズによるストレートなセッション。精力的に活動していたルーの勢いがダイレクトに伝わってくる好盤だ。
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ユニバーサルミュージックジャマイカ産のトランペッター、ディジー・リースの代表作。ヨーロッパで研鑽を積み、満を持してブルーノートに吹き込んだ2枚目で、どことなくエキゾティックな雰囲気はカリブの風が成せる業か。
右手に負ったハンデをものともせず、自らのサウンドを確立したジャズ・ピアニスト、ホレス・パーラン。充実作の揃った60年代前半のブルーノート作品の口火を切った一作は、スタンダードが目白押しの万人向けトリオだ。
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ユニバーサルミュージック過少評価されがちなケニー・ドーハムの過小評価されている1961年のアルバム。メロディメイカーとしての資質が存分に発揮されたオリジナル曲の数々を、ハンク・モブレーを含む2ホーンで綴った名盤だ。
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ユニバーサルミュージックバップからモーダル、アヴァンギャルドへ、時代の流れに乗りながらも自身のサウンドを磨き続けたアルト奏者、ジャッキー・マクリーン。トミー・タレンタイン、ソニー・クラークら玄人好みのプレーヤーが名を連ねた好盤だ。
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ユニバーサルミュージック60年代、フランシー・ボーランとともにオールスター・ビッグバンドを率いた名ドラマー、ケニー・クラーク。ダスコ・ゴイコヴィッチの枯れたトランペットなど各人の聴きどころも満載だが、ケニー・クラーク自身のステディなドラミングこそ肝だ。
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ユニバーサルミュージックリズム&ブルースを下地にしたサックス奏者は数多いが、フレッド・ジャクソンもその一人。本セッション自体、アール・ヴァン・ダイクのオルガンが大活躍する内容で、ソウル好きのリスナーにも訴求する熱っぽさがある。
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ユニバーサルミュージックハービー・ハンコックらと吹き込んだフレディ・ハバードの代表作。冒頭のスタンダード曲から耳を捉えて離さない名演で、オリジナル曲も多数収録している。ジェームス・スポルーディングのフルートが耳に残る。
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ユニバーサルミュージックビッグ・ジョン・パットンとして親しまれた名オルガニスト。1963年に吹き込まれたブルーノート・デビュー作は、2人のテナーマンを迎えた勢いあふれる内容で、鍵盤奏者としての確かな腕がうかがえる。
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ユニバーサルミュージックファンクな側面ばかりがグラント・グリーンではない。紡ぐように単音フレーズを弾いていくリリカルさもまた彼の魅力。ゴスペルライクにバラードを料理する本作には、彼の引き出しの多さが反映されている。
ハービー・ハンコックのブルーノート作品の中でも異色の輝きを放つ一枚で、パーカッションが大フィーチャーされている。単なるアフリカ系の民族音楽に傾くのではなく、むしろ前衛的ですらあるところはさすが。
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ユニバーサルミュージックブルーノートに残した諸作がいずれも高水準なのがジョー・ヘンダーソン。盟友トランペッターとの共演となった1964年の本作においても、独特のサックスはまったく埋もれることなくむしろ浮かび上がってくるようだ。
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ユニバーサルミュージックブルーノートとスティープルチェイスに吹き込んでいた60年代前半のデクスター。パリで行なわれた本セッションでは、当時18歳の若きベーシスト、ニールス・ペデルセンが加わることでより欧州テイストを増している。
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ユニバーサルミュージック1965年の本作は、ウディ・ショウとジョー・ヘンダーソンに加えJ.J.ジョンソンまで顔を出し、この上もなく管がにぎやかだ。ただそれでもホレス・シルヴァーの存在感は霞むことがない。ホレスのブルーノート作品にハズレなしだ。
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ユニバーサルミュージック後にショーターの代表曲、ひいてはジャズ界を代表する名曲ともなる「フットプリンツ」などを含む1966年の傑作。マイルス・バンドでともにフリー寄りのサウンドを発展させていたハービーらと吹き込んだ孤高の一枚だ。
最近のすっきりとした軽量なハイドンではなく、重厚長大な堂々としたハイドンを響かせる録音。とはいえ、クレンペラーのバランス感覚と造形美は、細部にまで行きわたり、重厚だが重くなり過ぎていない。
テンシュテットのマーラーは、バーンスタイン同様、マーラーを楽譜の分析だけでなく、心情的な深い結びつきで理解できる最後の指揮者と言えよう。マーラー・ファンなら、避けて通れない演奏のひとつだ。
ラトルの30歳前の録音。十分に抑制の利いた美しいラフマニノフを聴かせている。濃密なロマンティシズムを抑えて、ラフマニノフの精妙なスコアを一分の隙なく音化した新鮮さは、いまだに色褪せていない。