2007年12月発売
ポストNe-Yoとの呼び声も高い、ザ・ドリームのデビュー・アルバム。「マイケル・ジャクソンの『スリラー』のようなクオリティの高いアルバム」と自ら語るとおり、斬新でクールなサウンドに覆われた一枚だ。
メジャー第1弾アルバムのどこをめくっても響いてくるのが、歪んだ音を直情的に叩きつけた激しいギター音。爆発したい感情を生々しさを持って伝えていく演奏陣に対し、ヴォーカルは時に叫びをあげつつもしっかり歌を届けていく。その混じりあう姿に恍惚を覚えた。
ドリカムワンダーランド・イヤーのテーマ“夢よ、みんな、かなってしまえ!!”を前景化したかのようなアルバムは、夢を見ること、人を愛することの素晴らしさを伝えている。多彩なリズム感や歌の陰影によって浮き彫りになる喜怒哀楽はその説得力で心を打つ。 DCTオリジナルグッズはこちら!
日本のウエストコースト=横浜ヒップホップ・シーンをリードする二人組の“冬”アルバム第2弾。冬という季節にピッタリの心を暖かくするような穏やかなヒップホップ・ナンバーが並んでおり、グッとくるようなリリックやライムは彼らならではのものだ。
新ギタリストのShunpが加入して初のフル・アルバム。サウンドの変化が注目されたが、良い意味で相変わらずのNICOTINE流メロディック・パンクを貫く痛快な作品だ。むしろギターの存在感が増し、ピリッと引き締まった感が強い。結成15年、まだまだ止まらない。
カラヤンとしては2度目、ベルリン・フィルとは初の交響曲全集からの抜粋。BPOという高機能集団を手に入れたカラヤンが、自らの音楽観をフルに発揮した演奏で、その意味でもっともカラヤンらしい演奏と言える。
「海」は2度目、ほかは最初の録音。ベルリン・フィルを十分に鳴らしきった「ボレロ」が圧巻だが、分厚い響きのドビュッシーや絢爛たる絵巻の「ダフニス〜」などでも、カラヤンの世界が繰り広げられている。
カラヤンのディスコグラフィの中でも名盤の誉れ高い一枚。豊かな“歌”が全編に漂う、洗練の極みのようなその演奏は、カラヤン美学のひとつの頂点に達している。カラヤンを知る上で欠かせない作品だ。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン楽友協会合唱団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ヨセ・ヴァン・ダム / ルドルフ・ショルツ / ヴェルナー・クレン「レクイエム」は2度目、「戴冠ミサ」は初の録音。ともにカラヤンとベルリン・フィルとが絶頂期を迎えていた時期の録音で、その磨き抜かれたサウンドと旋律の歌わせ方は他の追随を許さないほどの美しさに満ちている。
制作・出演
イングリート・シュテーガー / ダニーザ・マスティロヴィチ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ホルスト / リゼロッテ・レープマン / リロ・ブロックハウス他2008年のカラヤン生誕100年を記念したベスト・アルバム。バロックから近代の複雑なオーケストレーションの大曲まで、カラヤン、ベルリン・フィルの魅力を多くの人が楽しめるような選曲が施されている。