2007年12月発売
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / キルステン・フラグスタート / グスタフ・ナイトリンガー / サー・ゲオルグ・ショルティ / ショルティ / ハンス・ホッター / ビルギット・ニルソン / ワーグナー / ヴォルフガング・ヴィントガッセン発売元
ユニバーサルミュージック古楽演奏によってバッハ像が劇的に変わった現在、リヒターのバッハは、ドイツ・ロマン主義が打ち立てたバッハ像をさらに突き詰めた演奏と言える。高い精神性、峻厳にして敬虔な、巨大で偉大なバッハがここにある。
バッハの化身とまで謳われた、リヒターによるバッハのポピュラーなオルガン曲を集めたアルバム。息詰まるようなゆるぎない演奏は、作品の偉大さを高め、感動せざるを得ない強烈な訴求力を持っている。
現在のバッハ像とは一線を画するものだが、バッハの多彩な音色やリズム、変奏の妙を余すところなく抽出している。峻厳で堅固にして、ドイツの伝統的なバッハ観を体現した演奏だ。
制作・出演
J.S.バッハ / アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団 / エディット・マティス / カール・リヒター / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / ヘルタ・テッパー / ペーター・シュライアー / ミュンヘン・バッハ合唱団 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団録音時期が約17年間にもおよぶ、リヒターの演奏スタイルの変遷をうかがい知ることのできる作品。1960年代初期の厳しい様相を見せるバッハと1970年代後半のロマンティックなバッハが味わえる。
作品6と並んで、この曲の代表的な録音のひとつ。ヘンデルの洗練された華麗さとリヒターの持つ強固な構築性とがあいまって、スケール感のある堂々とした演奏に仕上がっている。バロック・ファン必聴の一枚だ。
制作・出演
アレクサンダー・ヤング / カール・リヒター / ニューバーグ・ハミルトン / ノーマ・プロクター / ヘレン・ドナート / ヘンデル / マーティナ・アーロヨ / ミュンヘン・バッハ管弦楽団 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団制作・出演
アンナ・レイノルズ / カール・リヒター / ジョン・オールディス他 / ジョン・オールディス合唱団 / スチュアート・バロウズ / ドナルド・マッキンタイア / ヘレン・ドナート / ヘンデル / ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団ミュンヘン・バッハとのドイツ語版も録音しているリヒターの、後年LPOと再録した英語版。1970年代に入ってからのリヒターは、幾分穏やかにはなったが、それでも堅牢で重厚なヘンデル像を作り上げている。
制作・出演
エッダ・モーザー / カール・リヒター / グルック / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ / ミュンヘン・バッハ合唱団 / ミュンヘン・バッハ管弦楽団クリティカルなウィーン版の楽譜により原典を尊重しながらも、リヒターの解釈はきわめてロマンティックだ。指揮の意図に沿ったフィッシャー=ディースカウの表情豊かな歌唱もオルフェオにみずみずしい生命を吹き込む。劇的緊張感に貫かれた崇高な演奏である。★
90年代以降のレゲエ・シーンに多大な貢献を果たしてきたINFINTY16のメジャー・ファースト・アルバム。雅楽の要素を取り入れたイントロ、JESSE(RIZE)とのコラボレーションによる攻撃的ポジティヴ・ナンバー「ジェラシー」など、レゲエの可能性をとことん追求している。