音楽むすび | 2005年10月19日発売

ジャケットは器楽奏者風だが、実にいいバリトン歌手。色気と伸びをあわせ持った柔らかい声は、日本語にもよく似合っている。外国作品の日本語詞はなんと松本隆だが、さすがに翻訳ものの歌いにくさは払拭できず。ピアノは名手・寺嶋陸也。よくぞ集めた顔ぶれ。

デビュー作の『オートバイオグラフィー』が大ヒットを記録したティーン・アイドル、アシュリー・シンプソンの2ndアルバム。シングル「ボーイフレンド」を中心にキャッチーでガーリッシュなポップ・ソングが楽しめる。

mycoが主人公の声を担当したTVアニメ版『満月をさがして』。その最終話での“ラスト・ライヴ”を収録した企画CD。原作漫画とは異なるラストの感動をサウンドで再体験できる。

童謡や唱歌を歌い始めてからの20周年を記念した企画ベスト・アルバム。コンサート会場やインターネットでのアンケートから集計された人気曲を厳選収録。人気姉妹の20年を凝縮したような内容の濃い1枚。

洋楽の日本語カヴァーで一時代を築いた名訳詞家・漣健児を追悼するトリビュート・コンピ・アルバム。ザ・ピーナッツや中尾ミエ、奥村チヨ、坂本九など、レーベルを超えた錚々たるラインナップによる決定版。

デビュー10年目を迎えた堂島孝平のダブルAサイド・シングルは、意外性をついたスカ・サウンドの「So She,So I」と、バウンス16ビートの彼流ソウル・ミュージック「それは一瞬の出来事だった」の力の入った2曲。メロディの力強さを感じる2曲だ。

男性シンガー・ソングライターふたりによるフォーク系デュオのメジャー・セカンド・シングル。ライヴでも高い支持を集めているという表題曲は、“じいちゃん、ばあちゃん”のなかにある戦争の記憶をめぐるメッセージ・ソング。温かみのあるメロディ・ラインが胸に迫る。

こどもたちに大人気だった“ミクちゃん”こと羽生未来のメモリアル・アルバム。『NHK英語であそぼ』時代の楽曲から『ワイワイキッズ♪』の楽曲まで、人気曲や名曲を満載した2枚組だ。