2003年8月27日発売
ジェリービーンズの森/昔出会った風ジェリービーンズの森/昔出会った風
映画『福耳』の主題歌へも起用。川島愛華のファースト・シングル作。クラシック/昭和歌謡な香りを抱かせるノスタルジックなポップスを標榜している彼女。本作の中でも、シンプルなピアノの音色に乗せオーガニックながらも耳目に強くこびりつく癖の強い歌声を披露している。大器の登場?!★
ヘンデル:リナルドヘンデル:リナルド
テレビCMでも使われたアリア「涙の流れるままに」が含まれている、ヘンデルのオペラ「リナルド」を、古楽界の旗手ヤーコプスの指揮で楽しむ。ジュノーやヴィスら、歌手陣も充実している。
エラート・アニヴァーサリー50 1::モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈りエラート・アニヴァーサリー50 1::モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
制作・出演
エリック・タピー / マガリ・シュヴァルツ / マリア=グラツィア・フェッラチーニ=マラカルネ / ミシェル・コルボ / モンテヴェルディ / ユグ・キュエノー / ルチアーナ・ティチネッリ=ファットリ / ローザンヌ声楽アンサンブル懐かしいコルボの旧録音である。モダン楽器による演奏スタイルは時流にそぐわないが、祈りの音楽としての素直な表現は今も清新である。流れるような淀みの無い音楽は明快で、宗教曲としての典雅さとともにこの曲が持つ劇場的な華やかさも味わわせてくれる。
エラート・アニヴァーサリー50 2::リュリ:テ・デウム、怒りの日エラート・アニヴァーサリー50 2::リュリ:テ・デウム、怒りの日
制作・出演
ジェニファー・スミス / ジャン=フランソワ・パイヤール / ツェーガー・ヴァンデルシュテーン / パイヤール管弦楽団 / フィリップ・フッテンロッハー / フランシーヌ・ベサック / リュリ / ルイ・デヴォー / ヴァランス≪ア・クール・ジョワ≫合唱団ルイ14世に仕えたフランス・バロック・オペラの基礎を築いたリュリの比較的珍しい宗教音楽を聴く。賑々しいトランペットのファンファーレで始まる「テ・デウム」や劇的な「怒りの日」を、パイヤール指揮のパイヤール管弦楽団他が壮麗に奏でる。
エラート・アニヴァーサリー50 10::バッハ:ブランデンブルク協奏曲[全曲]エラート・アニヴァーサリー50 10::バッハ:ブランデンブルク協奏曲[全曲]
制作・出演
J.S.バッハ / クルト・レーデル / ピエール・ピエルロ / ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団 / モーリス・アンドレ / ラインホルト・バルヒェット / ロベール・ヴェイロン=ラクロワ久しぶりに聴いて感動した。好きずきはあろうが、やはり現代楽器の方が鳴り方が自然だ。この小味で明るくしゃれた雰囲気、そして名手たちの妙技。録音も「これが1962年?」と驚くほど新鮮。大指揮者たちの回想が含まれるレーデルの最新インタビューも面白い。買いです。★
バッハ:フーガの技法 フーガの技法BWV 1080、トリオ・ソナタBWV 1038,1037バッハ:フーガの技法 フーガの技法BWV 1080、トリオ・ソナタBWV 1038,1037
制作・出演
J.S.バッハ / インゴ・ゴリツキ / エグベルト・グッチョ / カール・リステンパルト / ザール放送室内管弦楽団 / ヘルムート・ヴィンシャーマン / ヘンニンク・トゥルーク / ユゲット・ドレフュス / ロベール・ヴェイロン=ラクロワエラート・アニヴァーサリー50 12::バッハ:フルート・ソナタ[全曲]エラート・アニヴァーサリー50 12::バッハ:フルート・ソナタ[全曲]
ランパルの5回にもわたるバッハ・ソナタ集の、これは3度目のものの初CD化。ランパルらしく、常にむらなくたっぷりと楽器を鳴らし、恰幅の大きな音楽を繰り広げている(その屈託のなさに若干の抵抗を覚える向きもあろうが)。V.=ラクロワの多彩なサポートが楽しい。