1994年6月発売
ソング・フォー・マイ・ファーザーソング・フォー・マイ・ファーザー
簡素ながら研ぎ澄まされた美学のあるウィリアムソンの94年の作品。派手なフレージングがなくとも小粋なスウィング感は抜群で、しかも素朴さの奥に輝く洒落たフィーリングはこの人ならでは。良く知られたスタンダーズ中心の選曲が功を奏した、魅力全開の快作。
喜納昌吉&チャンプルーズ喜納昌吉&チャンプルーズ
77年にリリースされたチャンプルーズの記念すべきデビュー作。開放感にあふれたリズムと裸の心で歌う喜納昌吉のヴォーカルは、今でも感動的だ。夕焼け楽団でもおなじみの(1)を始め(5)(9)などの歌心にグッとくる。シングルで出た(10)(11)を追加した編集も親切。
ぼちぼちいこかぼちぼちいこか
懐かしいけど、ちっとも古臭くないのにビックリ。やっぱり、いいなぁ、いいなぁ、と呟いてるうちに聞き終えてしまった。悲しくって、優しくって、楽しくって、ブルースを超えたブルースが聞こえてくる、70年代に大阪から生み出された傑作のCD化。
この熱い魂を伝えたいんやこの熱い魂を伝えたいんや
75年に芦屋ルナ・ホールでのライヴ盤で、当時の関西ロックを代表する傑作。関西弁のオリジナル曲がルーファス・ジョーンズやオーティス・レディング等の“本場”のカヴァー曲と違和感なく和合しているところが凄い。歌も演奏も根性が入っている。
コンプリート・ブラクストンコンプリート・ブラクストン
C・コリアと共に『サークル』を結成、活動していた頃の録音。CD化によってLP2枚分が1枚にほぼ収まった。ソロ、デュオ、カルテットにW/チューバ、バップありフリーあり計算された響あり、と実験精神全面展開。まさにこの時点でのThis is Braxton。
サイレンスサイレンス
ひとくちにフリー・ジャズといっても、騒音に近いものからそうでないものまで実に幅広い。本作は、60年代の末に鬼才ブラクストンがパリで吹込んだユニークな作品。とくに(2)はタイトル通り静寂が延々と続く。聴き方によって、感動的に聴こえる音楽だ。