発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
新宿副都心の人気ホテル、パークハイアットのイメージに合った楽曲をセレクトしたコンピレーション・アルバム。スイートルームでくつろぐような贅沢な気分を味わえる。
レトロな味わいのフレンチ・シャンソン名曲をうたうヴィクター・ラズロとはなんとも恐れ入った。とはいえそれは嬉しい驚き。彼女ならではのラテン・フレーバーいっぱいのアレンジとも相まって、楽曲&アーティストの双方にとっての挑戦は大成功。なかなかの聴きものだ。
2002年秋に解散したWINO、7年にわたる活動の軌跡。けだるく刻まれるビートと大らかに展開をみせるメロディ、あらゆる欲情をそそり起こさせる煽情的なバンド・サウンドは、90年代末期のジャパニーズ・ロックの代表として残るはず。ナンバガの解散よりも、私にはずっと衝撃的だった。★
NHK『みんなのうた』になったデビュー作。作詞は本人だが、作曲は爽やかメロが秀逸のяK。ジャケも歌い方もほのぼのしているが、歌詞は“まちがうことも答えさ”と、かなり青春パンク路線。雰囲気重視で聴きたい人には(3)のアンビエント調もオススメ。
モデル出身の小日向しえ、6枚目のシングル。hitomiオルタナ版といった趣は出自ゆえか。作詞もするし。今風パンク・ロック(1)よりもヴォコーダ使いが憎いニューウェイヴ風(2)の方が似合っている。声もhitomiっぽいが、よりハスッパな雰囲気が○。
イシュタル国の王室エージェンシー“CLOUD7”の活躍を描くフジテレビ系アニメ『L/R』のオープニング・テーマ。名キーボーディスト、ビリー・プレストンによる軽快なナンバー。
ヴァイオリン界のニューウェイヴというだけで小杉まりさの詳しいプロフィールは不明だが、ポップで伸びやかな音楽性の持ち主のようだ。クラシックのアレンジものが多く入っているが、クラシックには聴こえないところも魅力だ。本格的なジャズ演奏も聴いてみたい。
85年の大ヒット曲「Sweet Soft N' Lazy」で知られる彼女がひさしぶりの新作を発表。女優業の傍ら実に3年以上の時間をかけて録音された本作のテーマは“愛”。アンニュイな雰囲気をたたえた彼女の魅力は、デビュー時に比べさらに落ち着きをみせ、ますます我々を虜にする。
60〜70年代のフレンチ・ポップスの名曲を集めたコンピレーション・アルバム。「シェルブールの雨傘」や「男と女」など、スクリーン・ミュージックの定番も数多い。
クラブ・ミュージックのポップ性を純化し続けるユニットが放つクリスマス・ソングを含む6曲入りのミニ・アルバム。グリーティング・ソングのためかとりわけハートウォーミングなムードが全編ストレートに表現されていて、とにかく楽しい。ミズノマリの歌が優しく癒す。
本邦インストゥルメンタル・フュージョンのインテリジェンスとパワーが、世界のどこに送り込んでも負けないレベルにあることを示したライヴの快作。塩谷のアコースティック・ピアノを中心に、曲がサウンドが変幻自在にウネるパフォーマンスは驚異的。★
デビュー・ミニ・アルバム『GET UP』に続いてリリースされる、メジャー1stシングル。ファンキーでグルーヴィー、男気あふれる彼らのロックを体験してない人は、迷わず聴くべし!
過去にハード・ロック要素を主体とした曲を歌ってきたが、ひさびさのマキシでは幅広い層へアピールすべく、アコギのストロークを使った聴きやすい曲で勝負。カップリング曲はファンキーに決める。それでも歌のパンチ力は健在。自分らしさを見せつける。
8枚目のシングルはシンバルズ流のお洒落なスウィンギング・ポップス。ビッグバンドをバックに唄う土岐麻子のヴォーカルは、甘くて柔らかい砂糖菓子のよう。ホーリーなムードとジンワリとした温もりが伝わってくる、冬にぴったりのナンバーだ。
カウンター・テナーよりもさらに高い声で歌うメール・ソプラノ(男性ソプラノ)のオレグ・リャーベツが、ストラヴィンスキー、バーバー、ショスタコーヴィチらの、20世紀の歌曲を歌った意欲盤。女声では聴けない不思議な艶を帯びた声がなんとも魅惑的だ。
日本のダブ・オリジネイターとして活躍する、こだま和文の活動20周年記念アルバム。MUTE BEATから現在までのキャリアからセレクトされたベスト盤。UAや中納良恵(EGO-WRAPPIN')といったゲストにも注目。