発売元 : ビクターエンタテインメント株式会社
真に価値ある「白鳥の湖」だ。ちょうど百年前に復活蘇演させられ、不動の名作バレエに生まれ変わらせたプティパ=イワーノフ版による全曲盤。世界初録音の完全復刻、しかも演奏が由緒あるマリンスキーとなれば、これはもう追随を許さぬ決定盤といえる。
70年代後半の高中正義・大村憲司から最近の天野清継・滝野聡まで総勢16人のギタリストを収録した2枚組24曲入りコンピレーション盤。CD化されてない演奏、あるいはCD化されてもすでに廃盤になっているものも多く、その意味で貴重なコレクション。
チープな編曲がひたむきなヴォーカルとあいまって、一種切実な魅力をかもし出していたのが前作。だとすれば、なけなしのお小遣いをはたいて買ったワンピースがよく似合った少女は、ここにはもういない。もう少しスリリングな音作りでも良かったのに。
いまだに毎晩どこかのカラオケ屋でメドレー(しかも振り付き)が歌われているピンク・レディーのシングル・ベスト盤。このCDの売りは何といっても最後のCMメドレーでしょうね。あ、涙が頬を。やっぱりミーちゃんケイちゃんは永遠のスーパーアイドルさ(ハート)
デビュー25周年という松崎しげるの自選ツインベスト。熱唱熱唱、また熱唱。まだ線の細い初期の歌謡曲も各種入っております。私は下品なロケンロールの[2]-(7)が好きです。ちなみに[2]-(1)と(20)は同じ曲。[1]-(17)の演奏ピッチが変なのは、ちょっと気になる。
ディズニー集『美女と野獣』やスタンダード集『イン・オータム』のほか、話題の近作から21曲をセレクトしたベスト2枚組。月並みだが、やはりこのレパートリーの広さは驚きと言うしかなく、各曲で溢れ出る彼女独自の持ち味が聴きどころ。堪能できます。
解散したソフトバレエの遺作となったアルバム『FORM』を、グレッグ・ハンターやブラックドッグらのDJたちがそれぞれリミックス。全体的にアンビエント感覚の作品に仕上がってるのも、音楽シーン全体の流れと彼ら自身の音楽的方向性の結実の結果か。
デビュー当初は1stアルバム『アレキサンダー・ラグタイム・バンド』のタイトル名のようにフル・ネームがARBの正式名だったが、ARBの名が定着するにつれ、ヴォーカル、ギター1本、ドラム、ベースの編成から生み出すストレートなロックンロールが完成していく。石橋綾のヴォーカルが骨太になっていき、鋭利な詞がインパクトを増してきた。そのARBの79年6月発表の1stから85年10月発表の9thアルバムがこれだ。7th『魂こがして』後にメンバー・チェンジがあり、一時大きく揺れた時期もあったな〜。
78年11月リリースの7thアルバムで、阿久・筒美のゴールデンコンビによる(7)を収録。アイドルから大人の世界へ移行した時期の作品だけに、時として少女っぽさを見せながら、セクシーな雰囲気を漂わせる。歌の巧さと初々しさのバランスがよくとれている。