制作・出演 : 山下和仁
黎明期の日本ギター名曲集黎明期の日本ギター名曲集
すべて明治生まれの作曲家による作品ばかり。箏曲のような響きあり。演歌のような響きあり。そして西欧風な新しい響きあり。さまざまな要素が絡み合うこれら日本の洋楽黎明期の音楽が、山下のしっとりとした暖かな音色によって息を吹き返した。味わい深く新鮮。
はちすずめ/インドの歌/山下 和仁ギター小品集2はちすずめ/インドの歌/山下 和仁ギター小品集2
山下和仁の新録音は91年以来久しぶり。オリジナルあり、編曲ものあり、バラエティに富む選曲。1曲1曲が独創的で、ギターの扱いもそれぞれ異なる。山下は手際よく見事に弾き分けていて、この楽器の奥の深さを見せてくれる。
J・Sバッハ リュート組曲J・Sバッハ リュート組曲
「リュート組曲」と題してこれで完結されるバッハ・シリーズ。BWV955以外(これはチェロ組曲の編曲として既に入っているのか?)の該当曲、フルート用の無伴奏パルティータが加わる。この技なのだから円熟して再録される時の素晴らしさを想像してしまう。
鳥の歌/山下 和仁 ギター小品集鳥の歌/山下 和仁 ギター小品集
レンジ(選曲対象の数の、演奏の強弱の幅の、または音楽的な内容のetc)の広さにおいて群を抜く小品集だ。(6)のような初心者向きに作られた(ただし今ではほとんど忘れられてしまった)曲から(19)のような超絶技巧的な曲まで、聴くほどに興趣が湧いてくる。