小説むすび | 2010年2月10日発売

2010年2月10日発売

広報室沈黙す広報室沈黙す

著者

高杉良

出版社

文藝春秋

発売日

2010年2月10日 発売

翻弄されながらも職責を全うする 中間管理職を共感を込めて描く! 損保業界名門の世紀火災海上保険の内部極秘資料がリークされ、 1年前に大蔵省監査と厳しい業務改善の示達を受けたことが、 経済誌『中央経済』にスクープされた。 社長から「ニュースソースを聞き出せ」と厳命された広報室の新任課長・木戸徹太郎は、 『中央経済』の記者福井と接触するが、容易には口を割らせられない。 ただ徐々に木戸は、会社を私物化する渡辺会長、 その甥でることを嵩に策謀に動く加藤副社長と、実権のない川本社長とを巡って、 社内での派閥抗争が裏に隠されていることを知る。 そんなとき、ある新聞が「川本社長更迭」と突然報道し、 木戸は記者に詰め寄られて……。 それぞれの思惑に翻弄されながらも、自らの職務を果たそうと奔走する 中間管理職の姿を鮮やかに描く。 また、本書は、刊行から30年以上もの間、 広報担当者や取材記者に読み継がれてきた“危機管理のバイブル”でもある。 企業のコンプライアンスとは、企業広報とは、広報担当の仕事とはなにか。 様々な示唆に富んだ企業小説の傑作!

武士道シックスティーン武士道シックスティーン

出版社

文藝春秋

発売日

2010年2月10日 発売

日本舞踊をやめ、中学から剣道を始めた西荻早苗。重心を下にした柔らかい動きでみるみる成長するが、楽しさを求め「勝敗」については固執しない性格。一方、三歳から剣道を始め、パワー、スピード、勝負勘のすべてに秀で、勝敗がすべての剣道エリートでしかも武蔵オタク(愛読書は『五輪書』と『武士道』)の磯山香織。深い意味はなく出た中学最後の区民大会個人戦で、香織はなぜか早苗に負けてしまう。そんな二人が高校で一緒になった。 敗れた悔しさを片時も忘れたことのない香織だったが、早苗がそのときの相手だとは気付かない。というのも、早苗の苗字が両親の離婚によって「甲本」から「西荻」に変わっていたため、胴着の垂れ幕の名前が違っていたのだ。部活で香織は先輩を次々と撃破。早苗は香織の無類の強さに驚き、香織は早苗の構えをみて自分を破った相手だと気付く。それ以降、香織は早苗は目の仇にして練習。香織の猛攻と練習態度に辟易した早苗は部活を辞めることを考える。関東大会団体戦を前に香織は早苗の剣道を「チャンバラダンス」と揶揄。口論になった二人だったが、その最中に香織が捻挫。片腕でも試合に出場したのだが……。 全く価値観の違う二人が、剣道を通し深く繋がっていく。一気読みの青春エンターテインメント。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP