出版社 : ブイツーソリューション
5月の幻影5月の幻影
松本孝雄は消化器外科医である。松本家の愛犬ナサは悪性リンパ腫を患い、抗癌剤治療を行ったが亡くなった。松本は鼠径部のリンパ節腫脹に気付いた。精査の結果、ナサと同じ悪性リンパ腫と診断され、抗癌剤治療を開始した。松本の休職中、代行として桐生が赴任した。松本は生命の危機に見舞われ、桐生の思わぬ過去を知ることとなる。
青い太鼓橋青い太鼓橋
人の魂って、何処から来て、何処に行くの? 魂は遥か遠い昔から旅をしてきているのではないかと、私は思う。その時代ごとに、体という器に宿って、その器の寿命が尽きるまでそこで過ごして、縁が尽きたなら、その体から離れて行く。そうして又、縁の出来た体に宿って行く。遠い過去から現在まで、数限りなくそれを繰り返しながら旅をしてきたのではないであろうか。そして、未来に向かって旅を続けていく。