ジャンル : ミステリー・サスペンス
ここはウサギ穴に落ちたり、鏡をくぐり抜けたりして異世界へ行き、帰ってきたものの、現実世界に適応できない子供たちに救いの手をさしのべる学校。ある日学校に空から少女が降ってきた。彼女は、スミの娘と名乗る。だが、スミは死んだはず。それを聞いた少女はスミを取りもどさないと自分が消えてしまうと訴えた。そこで友だち4人がスミを取りもどすべく死者の世界に旅立つ。ファンタジーの醍醐味を凝縮したヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞シリーズ完結。
タウレクは四次元性の影チュトンとふたたび融合し、コスモクラートとしての本来の任務を思いだした。さらに変節者ヴィシュナを改心させることにも成功。ロワ・ダントンやデメテルらとともに、ヴィールス・インペリウムの一部にされたミニ地球の住人たちを解放する準備をはじめる。ところが突然、ヴィールス・インペリウムに不具合が発生した。その原因はどうやらルナのインポトロニクス、ネーサンにあるらしいのだが…
井瀬は電車の中で、駅のホームから何者かに突き落とされて、親友の五味淵と共に死ぬ夢を見た。隣に乗り合わせた女子高生・紗世は夢の内容を当て、さらに自分も同じように電車に轢かれた夢を見たことがあると告白する。電車で見た夢は必ず自分の身に起こると言う紗世の言葉通り、夢は次々と現実になりー。紗世の制止を振り切り、井瀬は自分たちの死を回避すべく奔走する!
初秋の塩原温泉、世にも奇怪な毒薬決闘が行われようとしていた。ひとりの美女をめぐっての、美青年三谷房夫と画家岡田道彦との決闘だった。決闘に敗れた岡田が“畑柳未亡人”というふしぎなことばをのこして温泉から去った後、三谷と倭文子が泊まる旅館へ、蛭田嶺蔵と名のるくちびるのないがいこつ男がやってきた。幽鬼のようなぶきみながいこつ男の魔手は、倭文子とその息子・茂少年の上に迫る! 警察の必死の追及を翻弄するバケモノ VS 名探偵・明智小五郎!
盲目の彫刻家の果てしない欲望にまみれた戦慄の物語。 狙った女性を次々に殺害し、その遺体を群集に晒す盲獣。 乱歩自身が「削除したい」と思った、衝撃の『鎌倉ハム大安売り』も収録。 他篇『妻に恋した男』『指』
16歳のぼくを置いて母は逝った。宮沢賢治研究に生涯を捧げた母は、否定されている『銀河鉄道の夜』の第四次改稿版の存在を主張していた。花巻へ散骨に訪れたぼくは、気がつくと、昭和8年、賢治が亡くなる2日前にいた。辿り着いた賢治の家でぼくを迎えたのは、早逝したはずの妹トシと、彼女の娘「さそり」だった。永遠に改稿され続ける小説、花巻を闊歩する賢治作品の登場人物たちーー『銀河鉄道の夜』をモチーフに時間と物語の枠を超える、傑作長編SF!
あと二日で、四人死ぬーー ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白しーー。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
チャールズは切羽詰まっていた。父から受け継いだ会社は不況のあおりで左前、恋しいユナは落ちぶれた男など相手にしてくれない。叔父アンドルーに援助を乞うも、駄目な甥の烙印を押されるばかり。チャールズは考えた。叔父の命、または自分と従業員全員の命、どちらを選ぶのか。身の安全を図りつつ遺産を受け取るべく、計画を練り殺害を実行に移すチャールズ。快哉を叫んだのも束の間、フレンチ警部という名の暗雲が漂い始める。『樽』と並ぶクロフツの代表作、新訳決定版。
真面目さが取り柄の会社員・透子は、ひょんなことから名探偵・九条の秘書になる。かつて彼は全国を股にかけ、多くの難事件を解決した素人探偵だったが、今はなぜか地元・川崎市内というご近所でのささやかな謎にしか興味を持たない、自称“ご当地探偵”になっていた。ご当地アイドルに届いた予告状の謎など、ものぐさ探偵と生真面目秘書が依頼人の悩みを晴らす連作ミステリ全5編。
あの世とこの世の狭間に佇む写真館では、訪れた死者が年の数だけ自身の写真を選び走馬燈を作る。案内人は過去の記憶を持たない青年・平坂。来訪者は最高の写真を撮るべく希望する過去へと一日だけ平坂とともに戻ることができた。九十二歳の老女、四十七歳のヤクザ、七歳の児童、それぞれが写した人生最期の写真とは。そして平坂の悲しくも優しい秘密とはー。三つの物語が紡ぐ、感涙のミステリー。
「脳の血腫など特定の三徴候が出た場合、その幼児は被虐待児である」。堀尾雄次は子どもに三徴候があったことから、虐待を疑われて警察に連行された。雄次は容疑を否認。捜査に当たるのは、永久出向制度で警視庁から故郷に戻ってきた刑事・栗秋と若手の細井。栗秋の能力を疑う細井だったが、栗秋は上層部の意向を無視して、血腫について捜査を進める。「出向」刑事が、医療業界の闇を暴く!
東雲清一郎は、大学生活のかたわら書家として活動し、筆跡鑑定も行う超絶イケメン。だが、中身はトゲトゲなハリネズミのような毒舌家だ。おしゃれなカリグラフィー、図書館本の落書き、離別した父からの手紙、そして過去からのメッセージー「気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない」。そう断言する彼の秘密が、また一つ明らかになっていく…古都・鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、第4弾!
翻訳ミステリー大賞・読者賞ダブル受賞 少女ローレルは庭のツリーハウスから、見知らぬ男が現われ母ドロシーに「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と話しかけるのを見た。そして母はナイフで男を刺したのだ。男は死んだが、ローレルは目撃したすべては話さず、事件は多発していた強盗事件のひとつとされ、母の正当防衛が認められた。50年後、女優となったローレルは、死の床にある母の過去を知りたく思う。古い写真に母と映る美しい女性は誰? あの事件は何だったのか?