著者 : 高任和夫
光琳ひと紋様光琳ひと紋様
時は武士から商人の世へと移り変わる元禄時代。莫大な父の遺産を食いつぶし、放蕩の限りを尽くしながら、美の世界に取りつかれた一人の絵師がいた。その名は尾形光琳。師と仰いだ俵屋宗達の魂を受け継ぎつつ、そこにきらびやかな装飾性を練り込み、やがて『燕子花図』『紅白梅図』など絢爛豪華な作品を世に出した光琳の生涯を、京焼の名手であり最大の理解者でもあった弟・尾形乾山と対比させながら描いた長編時代小説。
敗者復活戦敗者復活戦
彦坂祐介(58歳)3億円の負債を残し失踪した“親友”を捜す監査部部長補佐の商社マン。雨宮英夫(61歳)退職後の退屈をもてあまし、ただ酒浸りの日々を過ごす元エリート銀行員。河合健太(63歳)趣味を中心に定年後を謳歌し、100日間地球一周の航海にでる活発な自由人。老朽化した大型団地に暮らす三人の男。三者三様の「敗者復活戦」に挑む彼らが見出した人生の味わいとはー。
告発倒産告発倒産
総会屋への利益供与罪で百貨店の総務部長が逮捕された。「罪をかぶってくれれば、あとの面倒はみる」おれたち、会社に見捨てられたのか。エリートの破綻と復讐を描く書下ろしビジネス・サスペンス。
密命密命
大手商社の扶桑通商は赤字決算になり、希望退職の募集を始めた。法務部に籍を置く芦田慎二は、ある日専務に呼ばれ、左遷を言い渡される。半年前、部長のポストを後輩に奪われて以来、慎二は出世競争から脱落していたのだ。異動先で最初に命じられたのは、ヤクザ相手の不良債権回収だった。
銀行検査部25時銀行検査部25時
不良債権を抱えこまないように、融資先きの経理内容をチェックする銀行検査部。そこへ同期入行の親友が、背任横領の疑いで査問委員会にかけられた。しかも検査部主任の自分が作成した資料で…。重苦しい沈黙が流れる。まさか身内からとは。思わぬ陥穽におちこんだサラリーマンの心の葛藤を活写する。
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