ジャンル : 演歌・純邦楽・落語 > 純邦楽・民謡
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日本コロムビア株式会社“きらめく山形の花”と呼ばれ、地元山形県を中心に活躍する若手民謡歌手のアルバムは、東北・北海道各地の民謡を中心に収録。伸びやかで透き通った歌声と躍動感あふれた節回しで、“日本民謡フェスティバル2002”グランプリ受賞など、数々の大会で優勝してきた実力を示している。
63年に発売された7枚組LPの、初のCD復刻盤。一般には一種類と受け取られがちな琵琶だが、実は雅楽の琵琶、平家琵琶、盲僧琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶などそれぞれ異なる形態で、もちろん、その音楽は独自の道を歩んできた。それら多岐にわたる琵琶楽を5枚のCD(初出時は7枚のLP)にまとめたのがこの企画だ。これを聴くと、奈良朝の頃に中国から伝わったと言われる琵琶という楽器が、長い歴史のなかで社会構造や風俗の変化に対応しながら広がってきたことを実感する。近年は日常の社会では忘れられた存在になりつつあるが、これを機会に琵琶楽が注目されることになってほしいところだ。ディスク5のラストに武満徹作曲の映画『切腹』のテーマ曲が収録されているなど、決して過去の遺物ではないわけで、そのあたりから聴いてみるのもいいかもしれない。
76年にLPで発表された『観世流 舞の囃子』の復刻CD化で、今回はチューニングにあたる「お調べ」から舞のカテゴリーの順列に再構成している。笛の一噌(いっそう)流、小鼓の幸(こう)流、大鼓の高安(たかやす)流、太鼓の金春(こんぱる)流という観世流の囃子部門、四流の往時の人間国宝たち全員の演奏を収録した歴史的な音源となっている。初めて舞に接する方にとって、舞う人にとってことに笛がメロディ的な目安になることなど、さまざまな発見があるだろう。労作と言うしかない解説冊子を読みながら聴き進んでいくと、舞っている様子が何となく見えてくる。その昔、武家の教養であったのが舞である。
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日本コロムビア株式会社吟詠の吉永典子が、歌謡吟詠から漢詩、新体詩などから薩摩琵琶までを聴かせる。オーケストラをバックに、尺八と箏と、雅楽サウンドと、薩摩琵琶でのものなど多彩な響きと共演している。堀内大学訳詩によるフランス歌謡「愛することは」などから世阿弥や土井晩翠、金子みすゞらの詩も吟詠。
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日本伝統文化振興財団2006年7月に東京・紀尾井ホールで行なわれたライヴ“奄美しまうたのこころ”を収録。奄美しまうたの百年に一人の唄者とまで言われる武下の芸の神髄を堪能できる。低音域から高音へと歌われる過程でごく自然に裏声となっていく歌唱の妙味、三線の音色といい逸品だ。★