制作・出演 : ラヴェル
ツィマーマンとブーレーズとの共演ということで話題となったアルバム。完璧主義者のラヴェルに完璧主義者二人が挑んだところが興味深い。ディテールの精密さや磨き上げられた響き、精緻なリズムと、ラヴェルも大満足の演奏となっている。
三浦友理枝のピアノは、粒立ちが良く、音も澄んでいて、美しい。ラヴェルの作品によく合っている。協奏曲ではOEKが好サポート。協奏曲とソロ作品との組み合わせがユニークといえるが、三浦の音楽性に合った曲をセレクトした選曲の良さが光る。
世界のメジャー・コンクールで上位入賞を果たした才色兼備の三人。“仲良し”トリオであることは、この演奏を聴けばすぐにわかる。色彩が変化していくラヴェルの世界をそれぞれのしなやかな感性が敏感に感じ取り、洗練された音楽を作り上げていく。今後の活躍を期待したい。
制作・出演
サイモン・ハルゼイ / サイモン・ラトル / ジャン=ポール・フーシェクール / ジョゼ・ヴァン・ダム / ナタリー・シュトゥッツマン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベルリン放送合唱団 / マグダレナ・コジェナー / ラヴェルミュンシュがフィラデルフィアを振った、知る人ぞ知る貴重な録音。フィラデルフィア・サウンドを十分に活かして、ラヴェルやフォーレでの優美さ、ベルリオーズでのドラマティックな展開を巧みに描き出している。
ラトルがバーミンガム市響と最も充実した演奏を繰り広げていたころの録音で、このころから録音面でレパートリーの広がりをみせてきた。超有名曲を取り上げているが、豊かな感興に満ちた演奏を聴かせている。
ミケランジェリにしては珍しいラフマニノフの協奏曲と、文句なしのラヴェル。繊細で強靭なラフマニノフにミケランジェリの真骨頂が見て取れるが、ラヴェルの輝きは録音の古さを超えて迫ってくる。
吹奏楽用にアレンジしたクラシックの有名曲を集めたコンピ盤。全曲ともに、オーケストラ版がDisc2に収録されており、比較ができるようになっているのも大きな特徴だ。
クラシックを題材にした人気コミックで取り上げられたクラシック曲を集めたコンピレーション・アルバム第4弾。一流の演奏家を集めた豪華な作品となっており、クラシック入門にも最適だ。
「展覧会の絵」が面白い。オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ、イングリッシュ・ホルンと持ち替えて、再構築している。ピアノの方は、ラヴェル編曲版をベースにしたホロヴィッツ版を採用。凝ってる。不思議でユーモラスで可愛い「展覧会の絵」だ。面白がり屋のアナタ向け。
クリュイタンスの代表的な録音である『ラヴェル:管弦楽全集』から、バレエのために自作のピアノ曲をオーケストラ用に編曲した2曲を収録。ラヴェルのダンディズムを完全に理解したクリュイタンスにしかできない演奏だ。
クリュイタンスのフランス音楽は定評のあるところだが、これは中でも代表的な録音とされるラヴェル。ラヴェルのめくるめくような色彩とリズムを、ここまで高貴に伝えた指揮者は稀である。掛け値なしの名盤。
クリュイタンスの代表的な録音のひとつであり、いまだにラヴェル演奏の最高峰と目されているもの。精妙で、馥郁(ふくいく)とした香気にあふれ、ラヴェルのエレガントな現代性も余すところなく表出している。