2025年12月4日発売
中学生の姿になった伝説の殺し屋・大狼十三は学校行事にも真剣に取り組んでいた。 ボランティア活動をはじめ、プール清掃、果ては何故か育児体験まで経験することになり…!?
匡、菖蒲、大喜&千夏の秘話解禁! “青春の幕間”を描いた小説版第2弾!! 高校1年生の夏、笠原匡は家でひとり風邪で寝込んでいた。家族は花火大会に出かけ、自分も本当は猪股大喜、蝶野雛と行く予定だったが、「2人で行って来て」と連絡を入れる。布団に横たわりながら不器用な片想いをしている友人2人について考えていた匡だが、薄れゆく意識のなかで次第にある記憶を思い出す。それは匡自身の不器用な片想いと、大切な友人たちとの“ある夏の記憶”だったーー。 ほか菖蒲と匡のとある日の放課後エピソードや、大喜と千夏の初アルバイト体験エピソードも収録した“青春の幕間”を描く小説版第2弾!!
急速に近代化が進む明治時代前期、小谷家の奉公人・種吉は不安定な身分ながらも、桑を刈り、蚕の成長を見守る日々に充実感を覚えていた。しかしある時、同郷の友人・壮介から学問の奥深さを見せつけられる。壮介の奉公先である深沢家は、民間の憲法私案である「五日市憲法」の起草に関わるなど、進歩的な家だった。種吉は壮介の影響により、学びに無関心な主人に内緒で知識を深めようと決意する。そんな折、家出したはずの小谷家の長男・直助が突然帰宅。種吉は東京帰りの直助から文字を習うようになる。一方、世間の景気は次第に陰りを見せはじめ、雇い止めされる奉公人も増えていた。不安が高まる種吉に対し、社会状況の悪化を「人為的な不況だ」と考える壮介は、新たな仲間と共に社会を変革しようと先鋭化し、危機的な状況が迫っていたー。
「キングがホラーの達人なら、リゴッティはホラーの化身だ。」(ニューヨーク・タイムズ)--祈りなのか、呪いなのか。アメリカのカルト作家による救済なき傑作群が、本邦初単行本化。 ・ 「そう、この世界の人々が、神ならぬ新たな神の存在に勘づいていることを漏らしてしまったのは、せいぜい一世紀前のことだった。」 ・ H・P・ラヴクラフトやフィリップ・K・ディックと並び称され、ブラム・ストーカー賞を4度受賞した、文学史上最も危険な作家が、ついに上陸! ・ ・ 【目次】 ・ 戯れ (若島正 訳) アリスの最後の冒険 (白石朗 訳) ヴァステイリアン (若島正 訳) 道化師の最後の祭り (宮脇孝雄 訳) ネセスキュリアル (若島正 訳) 魔力 (若島正 訳) 世界の底に潜む影 (若島正 訳) ツァラル (若島正 訳) 赤塔 (若島正 訳) ・ 編者あとがき 若島正
寒風の中、多摩川の橋上で面識もない5人の男達が怪しげに動き回っていた。突然、彼らのスマホが鳴り、男からの命令を受け、指定された家に侵入した。その直後に1人の男が姿を現し、仲間と共に彼らを逮捕した。この作戦は「仮装刑事」によるもので、刑事・澤村圭一郎は、逮捕はしたものの主犯の姿をつかめずに不満を抱えていた。翌日、澤村は警察庁外事情報部への異動を命じられた。任務は北韓へ潜入し拉致被害者を探索し、全員奪還せよ、との密命だった。過去には家族を失い、正義感から警察官を目指し、地方の警察で順調に昇進して来た澤村だが、この新たな任命ではハングルに堪能な語学力が評価されたようだった。澤村は北韓への潜入に成功し、協力者も得て、ある強制収容所に政府認定の拉致被害者男性が1名、民間団体が拉致嫌疑失踪者と呼んでいる男性2名、政府も民間もノーマークの男性が1名拉致されている事を突き止めた。それにより国内でも拉致被害者問題に焦点が当てられ、様々な困難や葛藤を背負いながらも、国家的な課題として立ち向かうことになる。澤村は「絶対に拉致被害者全員を奪還する」との強い決意を胸に、多くの困難を克服しつつ、日本の平和に影響を与える計画が展開されていく。硬直していた政治も動かざるを得なくなった。澤村を中心に希望を抱いて果敢な行動を続ける彼らの取り組みは新たな時代を迎えるための大きなうねりを形成していく。 第一章/闇バイト/警察庁外事情報部/紋次郎ジイ/第二章/脱北者/ヨドンク強制収容所/再会/第三章/咆哮せよ/帳を裂く夜
吉川英治の超大作!「宮本武蔵」の第9巻「空の巻」から「二天の巻」まで収載。 二天一流の開祖でもある剣豪・宮本武蔵の剣禅一如を目指す成長を描いている。 第9巻は柳生家の人々の心情描写から、小次郎が攫われたお杉ばばを助けにいく場面まで。 飛札 仮名がき経典 血五月雨 心形無業 雀羅の門 街の雑草 衆口 宮本武蔵 二天の巻 虫しぐれ 鷲 青い柿 露しとど 四賢一燈 槐の門 さいかち坂