2025年12月16日発売
魏・蜀・呉、三国の興亡を描いた『三国志』には、「桃園の誓い」「三顧の礼」「出師の表」「泣いて馬謖を斬る」など心打つ名場面や 「水魚の交わり」「苦肉の策」「背水の陣」など名言や現代にも通じる格言も数多く登場する。 曹操、劉備、孫権、孔明、関羽、張飛、趙雲、周瑜、司馬懿など個性豊かで魅力的な登場人物に加え、 官渡の戦い、赤壁の戦い、五丈原の戦い等、歴史上重要な合戦も多い。英雄たちの激闘の系譜、名場面・名言が図解でコンパクトにすっきりわかる『三国志』の決定版! ※2019年7月刊行(ISBN978-4-537-21710-0)の価格改定です。 まえがき 第一部『三国志演義』の物語 一〜二十五 第二部 『三国志』から『三国志演義』へと変貌を遂げる物語 一〜十二
現代小説のひとつの到達点 ハリケーンの上陸が迫るニューヨーク、ブルックリン。詩人である語り手の〈僕〉は、前年に発表した小説デビュー作の長編で思いもよらぬ評価を受けていた。このほど『ニューヨーカー』誌に掲載された短編を組み込んで二作目の長編を書くと約束すれば、六桁強の原稿料が前払いでもらえるという。その一方で、〈僕〉の大動脈は解離の可能性があると診断され、また親友の女性、アレックスからは人工授精のために精子を提供してほしいと頼まれていた。ニューヨークの街を遊歩したり、テキサス州マーファで芸術家としてレジデンス生活を送ったりしながら長編の構想を練るなかで、〈僕〉は自分がかつて雑誌を編集していたときに著名な詩人たちとの間で交わしたやり取りを偽造して小説に取り込む可能性を探るのだがーー『ニューヨーク・タイムズ』紙が選ぶ二十一世紀のベスト百冊に選出された、ベン・ラーナーの飛躍作。
大化の改新の動乱の中、右大臣麻呂の謀反を密告した蘇我日向臣身刺。 やがて筑紫大宰の帥として九州に渡り、福岡の地に理想郷を切り開いた男の物語。
若き二人の医師は、増殖と再生医療の画期的新薬の治験中に悪性腫瘍の発生を疑い、製造過程のミスや、データ改ざんの不正を隠す製薬幹部に立ち向かう医療サスペンス。 22年前のノンフィクション『ミクロの侵入者、ワクチンに潜むガンウィルス 』 の著者が、サスペンス小説として発表。