小説むすび | 2025年10月30日発売

2025年10月30日発売

推しにささげるダンジョングルメ 04 最強探索者VTuberになる(4)推しにささげるダンジョングルメ 04 最強探索者VTuberになる(4)

ダンジョンが出現した現代で最強探索者をしている夜桜猪王は、 推しのVTuberによる「ダンジョン産のグルメを食べたい」の一言で自らもVTuberデビュー! 規格外のネタ企画や、探索者のチートスキルで常に話題沸騰の猪王。 ある日、アメリカのダンジョンでモンスター災害が発生! 人命にかかわる被害を食い止めるため、猪王に白羽の矢が立てられた。 「モンスター退治の条件として、猪王が提示したのはーー大統領とのコラボによる討伐配信だった!?」 前代未聞のライブ配信をご覧じろ! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■期間限定特典:『推しにささげるダンジョングルメ』書き下ろし短編小説 大好評につき、WEBで読める期間限定公開の書き下ろし小説 第3弾!! ※閲覧期限は2026年3月30日まで ※ご使用端末によっては読み取れない場合がございます ※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼の左手は蛇彼の左手は蛇

著者2年ぶりにして新たなる代表作、誕生! <つまり言いかえれば、これはテロの書だ。誰も読んではーー> 3ヶ月前、「男」は仕事辞め、女性と別れ、世界中から失われた蛇信仰のあるこの地へ来たーー平家が落ち延びたといわれるこの土地に。そして「この文章」を書いている。誰も読まない「この手記」を。 自分が人ではないと思っていた幼少時代の奇妙な記憶、有志によるQ山の毒蛇狩り、白蛇を祀る神社とその宮司、蛇を求める女、ある議員の死とそれを調べるQ署の刑事、ロー・Kというビジネスマン、そして......Apep。 いま男は、ある目的のために“1人”で動き出す。 「現在や未来で、過去は変えられるんだよ。……起こったことは変えられないけど、その後の時間をどう生きるかで、過去の印象や意味合いは変えられる」 (本文より) 世界も注目する作家・中村文則が贈る傑作! 【著者略歴】 中村文則(なかむら・ふみのり) 1977年愛知県生まれ。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。12年『掏摸』の英訳が米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の年間ベスト10小説に選ばれる。14年米国のDavid L.Goodis賞を受賞。16年『私の消滅』でドゥマゴ文学賞、20年中日文化賞、24年『列』で野間文芸賞を受賞。他の著書に『何もかも憂鬱な夜に』『去年 の冬、きみと別れ』『教団X』『R帝国』など。エッセイ集に『自由思考』、対談集に『自由対談』がある。

南洋人民共和国備忘録南洋人民共和国備忘録

「架空の国の備忘録が、日本を含む実在する国々の正統性を疑ってみよ、と蠱惑的に囁きかける。未知なる歴史の可能性に触れる戦慄と、極上の小説を読んでしまったという興奮に一挙に襲われた。」 ーー温又柔さん絶賛! 日本オリジナル編集による マレーシア華人作家の最新代表作 近年注目を集めている華語文学の新たな流れを紹介するシリーズ〈サイノフォン〉の第2巻。マレーシア華人を代表する作家、黄錦樹の短篇小説集。黄錦樹は1967年にマレー半島の南端、クルアンで生まれ、高校卒業後に台湾へ渡り、台湾大学中文系で学士、淡水大学で修士、国立清華大学で博士の学位を取得、在学中から活発な創作活動を展開、主要な文学賞を総なめにしている。 台湾で故郷マレーシアの物語を書き続ける黄錦樹は、2012年からマラヤ共産党をテーマとした小説を続けて発表している。マラヤ共産党は、1930年に結党、東南アジアで左翼政治闘争を最も長期にわたって継続したゲリラ組織で、党員には華人が多く、日本軍によるマラヤ占領期には、マラヤ人民抗日軍を組織して抵抗し、シンガポールとマレーシア華人の精神と生活の両面に甚大な影響を及ぼした。本書は、黄錦樹のマラヤ共産党をめぐる5冊の短篇小説集から著者自らが24篇を精選した日本オリジナル短篇小説集。構成も、各作品の内在的なつながりを考慮し、著者とともに決定した。それらは個人の記憶の奥深くから出発し、共同体の集団の記憶へとつながっている。 投降し帰郷した老共産党員、共産党に潜入した過去を隠してオーストラリアに移住した男性、マラヤ共産党員に父母を殺され、母代わりの女性に育てられた姉弟、密林で潜伏生活を送る共産ゲリラの少女、夫を共産党員に殺された女性、どの国にも帰属意識をもたない政治犯、共産党員の子どもたちなど、各篇の語り手は自在に変化し、複層的に語られる。 そのように歴史の狭間に置き去りにされた人々や物事を救い出し、ときには、もう一つの架空の歴史を構築し、人々に刻まれたトラウマを描き出す。本書は小説の形をした狂想曲であり、21世紀の華語文学の最も特色のある叙事である。

わたしたちの停留所と、書き写す夜わたしたちの停留所と、書き写す夜

わたしの言葉を、 わたしはまだ取り戻せるだろうか。 40代未婚の「わたし」は、老いた父母やDVを受けて実家に戻ってきた妹親子のケア労働に果てなく追われ、詩人になる夢も「あの人」とのささやかな幸せもすべてを諦めて生きている。一日の終わりに、好きな詩を筆写することだけが自分を取り戻す時間であった「わたし」が、それすら失ってしまう前にとった選択とはーー。 韓国フェミニズムのうねりのなか生まれ、いま「停留所」に佇むすべての人におくる、真に大切なものを静かに問いかける「人生小説」。 *****韓国読者から共感の声続々! ****** (オンライン書店レビューより) 「主人公の状況に息が詰まった。応援してしまう」 「誰かが私の物語を、代わりに書いてくれた気がした」 「慣れようとしても慣れることのできない家事や介護を引き受けている人なら、 思わず涙が出そうなこの物語。無限に共感できる」 「ほんの二、三時間でいいから自分として生きられる時間が欲しかったあの頃。 そんな時期に耐えている、すべての女性たちへの叫びのような物語」 「読んだあとで恋人の性別を知ってもっとせつなくなった。そのプロセスも含めてこの作品が大好き」 「主人公のすべての選択を、応援したくなる本。みんな、幸せになろう」 「家庭でも社会でもひたすら〈わたし〉でいつづけられない。 そう感じる人だけが理解できる、わからない人には絶対に共感できない物語」 「家事の責任を負いながら、誰にも言えない悩みまで抱え、 大学進学も家の事情に合わせた自分を慰めてくれる小説」 「周りや世間を喜ばせるために生きなきゃならないんじゃない、 自分がうれしいときにはじめて、自分をとりまく世界は完全なものになる。そんなことを教えてくれる」

騒々しい喫茶店騒々しい喫茶店

出版社

言問学舎

発売日

2025年10月30日 発売

激しい情念を詠むことで知られる歌人石井綾乃が、短歌とはすこし異なる、内奥に秘めた情意や知性、またユーモアをぎっしりつめこんだ意欲的な作品集。軽い読み物の中に鋭い社会風刺や時勢への冷めた批判精神がちりばめられており、年代を問わず楽しむことのできる、170ページの中量本。 騒々しい喫茶店 目次 序文 小田原漂情 ハ長調の部 ふたごのゴリラ 騒々しい喫茶店 つくね君の仲間たち 住まい考 ルリカケス君のカレンダー トムソン君の地獄 太った浦島太郎 とんでもない小旅行 ベテルギウスの約束 こまめちゃんの舞妓修行 エアコン君との別れ ホコリーヌの闘い 進化したヨゴレイン 眠り姫 おからさんの買い物 うっかりねこ太郎 変ホ長調の部     化けものウツボカズラ 蕎麦っ食いのいかりさん 本格的なファミリーレストラン つまらなそうなサル いそぎ町動物園 老人亭 スーパーさんぼけ堂 あぶない病院 腹ペコくまさん 柴犬のあんぱん君 誘拐された小太郎 嬰へ短調の部  風吹き街 優しい噓つき 灯台守 わかばさん、もみじさん 英雄ガン太 リスの郵便屋さん 悲しいお人形 送別譜 下町のこふねさん ひぐらしの恋 子象のモンク ひとのいいカラス あとがき

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