2022年6月2日発売
幼い頃に魔王に拾われたが、魔王軍四天王による パワハラ教育に耐えかね、魔王城を脱走して冒険者となったブラッド。 強大な力を持つ古代竜を倒すなど、ブラッドはその実力を認められ、 Sランク冒険者として認定された。 そして彼は、王都で行われる『王国一武闘大会』に、 ノワール代表として、仲間のアリエル・エドラと三人で参加することになる。 騎士団代表のユリアーナをはじめ、 手強いライバルが待ち受けているようだ。 そんな中、ブラッドを連れ戻しに出た四天王のひとりクレアが、 いよいよ、彼のもとに迫り……!?
七つのダンジョンを攻略すれば、どんな願いでもひとつだけ叶う不思議な島エルディアス。 数多の冒険者たちが競い合うその島に、万年レベル1の荷物持ちの少年がいた。真面目で一生懸命な性格と女神から授かった唯一無二の究極スキルで冒険者たちから重宝されている。 次のレベルまで必要な経験値はおよそ一億。 一流の冒険者でも生涯をかけて得られるかどうかの途方もない数値に、誰もがレベル2まで到達できないと憐れんでいた。 しかし少年は諦めない。 「絶対にレベルを上げて、願いを叶えるんだ!」 女神もびっくりな究極スキルの使い方でついにレベル2の壁を突破してーー最強への道を切り拓く! コミカライズも決定の人気WEB小説が登場!
冒険者のロアは『無能』と蔑まされる底辺冒険者。所持スキルは【アイテム作成】のみ。 その効果は「レベルと引き換えにアイテムを作成する」というもの。 しかし、一見便利に見えるスキルには明確な欠点がある。それはスキルでアイテムを得る代償にレベルが下がってしまうということ。 それこそ、彼がバカにされつづける最大の理由だった。 めげないロアはスキルなしでレベリングをし、ついに50レベルに達する。 そのとき、彼にとんでもない変化が……! 『【アイテム作成】が【魔法創造】に進化します』 そして、手に入れた新たな力ーー【魔法創造】。 それは、「レベルと引き換えに魔法を創造できる」というもの。 【アイテム作成】と【魔法創造】。 ふたつのスキルの相乗効果で、ロアは驚異的な成長を遂げていく!
「エドヴァン家の本家に重騎士が出たなど、恥でしかないわ! 失せよ、エルマ!」 代々剣聖のクラスを有するエドヴァン伯爵家に生まれたエルマは、〈加護の儀〉で典型的なハズレクラスである重騎士を発現し、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 偏ったステータスに低すぎる攻撃性能から使えないと思われている重騎士だが、エルマは知っていた。 この世界は前世で遊び尽くしたゲームの世界でありーー重騎士こそが、最強のクラスであることを。 伯爵家を追放され一人の冒険者となったエルマは、重騎士の性能をフルに活かすため知識を駆使し効率的なレベル上げとスキル獲得で成り上がる!
ーー光溢れる世界の夢を見る。 家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。 『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。 夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。 「--帰りたいーー」 『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。 そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。 再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。 そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。 悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。 自分が悪魔だということは隠し通さなければーー……。 さあ、愛しき人間たちよ。 その絶望を“悪魔《わたし》”に捧げよ。
「処刑は明日の正午だ。ここで、これまでの人生を悔いるといい」 突然処刑を言い渡された私は気がついた。 自分がドハマリしていた乙女ゲーム『ゲーテンベルグの白百合と黒薔薇』の悪役令嬢フェルリナになっていることに! そして処刑を宣告したのは最推しキャラのアルフリートだということに! さらに思い出す。自分が全スチルを回収できていないことに……! 「私を裏庭に連れてって!! 今なら告白スチルを生で回収できるから!! お願い!! どうせ死ぬならスチルを生で拝ませてよぉぉ!!」 「裏庭にだけなら連れて行ってやる! わかったから少し黙れ!!」 イベントスチルの回収に執念を燃やすフェルリナの熱意は、処刑回避に繋がるのか!? もう遅くない、まだ間に合う!? ファンタジーラブ&コメディストーリー、スタート!
冒険者としてお金を稼がなくてはいけない少年、アンリ。 しかし、〈回避〉というハズレスキルしか持っておらず、 貧弱すぎるステータスのため蔑まれていたアンリは、ついにパーティーを首になってしまう。 絶望の中、それでも稼ぐためソロでダンジョンに挑戦するが、 モンスターに襲われる中で、 ある条件のもとで発生する回避スキルに隠された秘密 ーー壁をすり抜けることができるということに気がつく。 〈回避〉スキルを使い一度しか獲得できない初回報酬を何度も手に入れ、アンリの成り上がりが始まるーー!
「私は呼び出しを受けている」。朝の八時前、この告白とともに一人の女性が住まいを出る。一九八〇年代のルーマニア、とあるアパレル縫製工場で働く「私」は、今日は自分に出会いたくないという屈折した気持ちを朝から抱く。国外逃亡の嫌疑をかけられたため、毎回十時きっかりにアルブ少佐の尋問に出頭しなければならならず、今日がまさにその日だ。(訳者あとがきより) 原題:Heute wär ich mir lieber nicht begegnet(今日は自分に会いたくなかったのに) あたかも、万華鏡の中に閉じ込められて、覗き見られながら、変転する自らの過去を追想しているかのような「私」。--監視下の窒息的な愛と時間の中に棚引く死の記憶。 推薦帯文 小説家 平野啓一郎氏
やり込んでいた乙女ゲーム『100人の彼と100の恋☆乱舞』のヒロイン・スフィアに転生した涼花は喜んだ!「この世界には最推しのアルティナ様がいるじゃないか!!」と、しかしスフィアは100人のイケメンたちに言い寄られる設定で、惚れやすいアルティナと必ず恋敵になってしまう。そして、最後には悪役令嬢となった彼女を「ざまぁ」しなければいけなかった。愛する人をこの手で不幸にするなんてできません!!そうなるくらいなら、恋の花が開く前に芽を刈り取らせていただきます!
本に挟まれた一枚の写真が人々の運命を狂わせる……。老齢の富豪を射殺した容疑で告発された男性は本当に人を殺したのか? 探偵小説愛読者の大学講師ジェームズ・フリントが未解決事件の謎に挑む。 クロームハウスの殺人 訳者あとがき 解説 羽住典子