小説むすび | 2019年7月発売

2019年7月発売

リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀(2)リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀(2)

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KADOKAWA

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2019年7月17日 発売

電撃《新文芸》スタートアップコンテスト《大賞》受賞作、第2弾!!  旧世界の遺跡で出会った謎の美女《アルファ》の助けでようやく正式なハンターとなったアキラ。  アルファのサポートに加え、着用者に驚異的な身体能力を与える新装備《強化服》を手に入れたことで、アキラはハンターとして飛躍的に成長していく。  そんなアキラに新たな試練が待ち受ける。荒野を巡回中の急報ーーそれは遺跡から大規模なモンスターの群れがクガマヤマ都市へ侵攻しているというもので!?  無理無茶無謀が揃った危険な戦場で、アキラは自らの信念に従い躊躇わず己の命を賭ける! 第15話 感謝と負い目 第16話 後ろ盾のハンター 第17話 余計なこと 第18話 強化服の注文 第19話 地雷のような子供 第20話 心の再構築 第21話 頭部装備と勘とオカルト 第22話 強化服の真価 第23話 若手ハンターの認識 第24話 統企連の依頼 第25話 無理無茶無謀 第26話 救援に来た子供 第27話 キャノンインセクト 第28話 100億あっても端金 第29話 シジマの評価 第30話 各々の結果 閑 話 境界都市の少女達

河合隼雄と子どもの目河合隼雄と子どもの目

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2019年7月17日 発売

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1990年にマガジンハウスから刊行された『〈うさぎ穴〉からの発信』の復刊本。  河合隼雄は、児童文学を自らの生きる指針として読み、こよなく愛した心理臨床家の一人である。  臨床家としてクライエントと向き合う中で、著者は「たましい」との関係にしだいに深く気づかされていったという。目に見えず、ふれることもできない「たましい」の存在を、曇りなく澄んだ「子どもの目」ははっきりととらえることができる。だからこそ児童文学は、著者にとって生きる指針となりえたのである。  「たましいの存在について語るのは、ファンタジーという形がもっとも適している」。生き生きとした子どものまなざしは、豊かな感性の輝きを見いだすだけでなく、ときには身近な人の心の中に、言葉にならない深い悲しみをも読み取る。  1990年にマガジンハウス社から刊行された『〈うさぎ穴〉からの発信』の復刊本。子どものこころに温かく寄り添う、繊細で緻密な臨床家としての視点が、カニグズバーグをはじめ、エンデやケストナー、ギャリコ、また宮澤賢治や今江祥智、長新太、佐野洋子と、ファンタジーから絵本までの多彩な作品を、説得力ある言葉で読み解いてゆく。  「児童文学は、子どものためだけのものではなく、われわれが生きてゆく上で必要な深い示唆を多く含む。だから、若者や大人たちにこそ読んでほしいのだ」と言う著者に従って、子どもが主人公の物語を、いま一度読み直してみてはどうだろうか。 まえがき 1  読むこと・書くこと 「うさぎ穴」の意味するもの 児童文学の中の「もう一人の私」 2 アイデンティティの多層性ーーカニグズバーグの作品から 少年の内界の旅ーー『さすらいのジェニー』を読んで 『はてしない物語』の内なる世界 少女の内界のドラマーーアリスン・アトリー『時の旅人』 『グリム童話集』を読む 瀕死体験と銀河鉄道 宮澤賢治の死生観 『ぼんぼん』とトリックスターー今江祥智『ぼんぼん』を読んで /ファンタジーの素晴らしさーー今江祥智『海賊の歌がきこえる』 大人になることの困難さーー上野瞭『さらば、おやじどの』 長新太の不可解/現実の多層性ーー絵本『イソポカムイ』を読む 3 児童文学のすすめ 小学四年生 子どもの知恵に学ぶ 観覧車 子どもとファンタジー あとがき

クオーレクオーレ

ジェノバの少年マルコが母親を捜して遠くアンデスの麓の町まで旅する「母をたずねて三千里」の原作を収録。どこの国でも、いつの時代でも変わらない親子の愛や家族の絆、あるいは博愛の精神を、心あたたまる筆致で描く、デ・アミーチス(1846-1908)の代表作。世界中の人びとに愛読されつづけてきたイタリア文学の古典的名作の新訳。改版 十 月  始業式の日  担任の先生  不幸なできごと  カラブリアの男の子  ぼくの同級生  やさしいふるまい  二年のときの先生  屋根裏部屋で  学 校  パドヴァの愛国少年(今月のお話)  えんとつ掃除の子  万霊節(死者の日) 十一月  ぼくの友だちガッローネ  炭屋と紳士  弟の担任の先生  かあさん  同級生のコレッティ  校長先生  兵隊さん  ネッリをかばうもの  クラスの一番  ロンバルディーアの少年監視兵(今月のお話)  貧しいひとたち 十二月  商売人  み え  初 雪  左官屋くん  雪合戦  女の先生たち  けがをしたひとの家で  フィレンツェのちいさな代書屋(今月のお話)  意志の力  感謝の気持ち 一 月  助手の先生  スタルディの図書室  鍛冶屋の息子  うれしいお客さま  ヴィットリオ・エマヌエーレの葬儀  フランティ,学校を追いだされる  サルデーニャの少年鼓手(今月のお話)  国を愛する心  ねたみ  フランティのおかあさん  希 望 二 月  ふさわしいメダル  すばらしい決心  機関車  思いあがり  仕事のけが  囚 人  おとうの看護人(今月のお話)  仕事場  ちいさな道化師  謝肉祭の最後の日  目の見えない子どもたち  病気の先生  道 三 月  夜の学校  けんか  子どもの親たち  七十八号  ちいさな死  三月十四日の前日  賞状授与式  口あらそい  ねえさん  ロマーニャの血(今月のお話)  瀕死の「左官屋くん」  カヴール伯爵 四 月  春  ウンベルト王  幼稚園  体育の授業で  とうさんの先生  回復期  労働者の友だち  ガッローネのおかあさん  ジュゼッペ・マッツィーニ  市民勲章(今月のお話) 五 月  くる病の子どもたち  犠 牲  火 事  母をたずねて三千里アペニン山脈からアンデス山脈まで(今月のお話)  夏  詩  耳のきこえない女の子 六 月  ガリバルディ  軍 隊  イタリア  気温三十二度  とうさん  野原で  工員さんの賞状授与式  先生が亡くなった  ありがとう  遭 難(最後の月のお話) 七 月  かあさんの最後のページ  試 験  最後の試験  さようなら 《解説》想像力のゆくえーー教育と物語のはざまで(和田忠彦)

カム・ギャザー・ラウンド・ピープルカム・ギャザー・ラウンド・ピープル

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集英社

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2019年7月18日 発売

第161回(2019年上半期)芥川賞候補作 高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』 おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知らないおじさんにお腹をなめられたこと、自分の言いたいことを看板に書いたりする「やりかた」があると知ったこと、高校時代、話のつまらない「ニシダ」という友だちがいたこと……。大人になった「私」は雨宿りのために立ち寄ったお店で「イズミ」と出会う。イズミは東京の記録を撮りため、SNSにアップしている。映像の中、デモの先頭に立っているのは、ワンピース姿の美しい男性、成長したニシダだった。 イズミにつれられてやってきたデモの群衆の中、ニシダはステージの上から私を見つけ、私は逃げ出した。敷き詰められた過去の記憶とともに、私は渋谷の街を思い切り走る、ニシダにつかまらないように。 【著者略歴】 高山羽根子(たかやま・はねこ) 1975年富山県生まれ。2010年「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作を受賞し、デビュー。2015年、短編集『うどん キツネつきの』が第36回日本SF大賞最終候補に選出。2016年「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。2019年「居た場所」で第160回芥川龍之介賞候補。「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川龍之介賞候補。

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