小説むすび | 2019年7月26日発売

2019年7月26日発売

人妻と妹と人妻と妹と

著者

館淳一

出版社

二見書房

発売日

2019年7月26日 発売

これって……裸だ……! 森に迷いこんだ少年が覗き見た見た女体。 しかし、それでは終わらなかった── 巨匠によるディープな傑作官能! 悦也は、マニアックなクラブに出入りしていているうち、人妻の美和を借り受けることになった。 早速、別荘で自分の嗜好をぶつける彼だったが、それを覗いていた少年の告白から、別の日にここで快楽に耽っていたらしい悦也の妹・麻央の性癖を知ることに。 美和と麻央……二人を巻き込んだ背徳の物語が始まる──。巨匠のディープな官能文学! ◆ 著者について 館淳一(たて・じゅんいち) 1943年北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒。 芸能誌記者、別荘管理人、フリー編集者を経て1975年新感覚のSM作家としてデビュー、単行本はもちろん、中間小説誌、男性誌、新聞などで数多くの作品を発表している。 ストーリーの面白さに官能描写のとけ込んだ独特の世界は数多くのファンに支持されている。 『母の密戯』『夜の手ほどき』『囚われの部屋』『夜のオフィス』『誘惑貴婦人』『母娘におしおき』『庶務課 淫らミッション』『熟女を狩る 淫ら顧客サポート』 『僕のアイドル初調教』『清純派アイドル 夜の素顔』『女神のストッキング』『先生の淫笑』『美人社長の肉体調査』(以上、二見文庫)などの他、 『純白のガーターベルト』(双葉文庫)をはじめ著書多数。 第 1 章 霧の中の二人 ……7 第 2 章 マニアックなセッション ……40 第 3 章 弄虐四重奏 ……71 第 4 章 そそるプロポーション ……93 第 5 章 ひとりプレイ ……127 第 6 章 甘い蜜の味 ……146 第 7 章 秘密のスタジオ ……165 第 8 章 ステンレスの環 ……197 第 9 章 美人熟女と若い娘 ……240 第 10 章 棚の上のビデオデッキ ……275 第 11 章 地下室のペット ……300 「股を開け」  鞭をかまえる前に、悦也は言った。 「……!」  それがどういうことを意味するのか、鞭打たれる美しい娘は即座に理解した。  ギョッとした顔で、泣き濡れた目を大きく見開き、まじまじと悦也を見てから、脚が許す範囲で──すでに踵が浮くほど吊られているのだ──じりじりと股を開いていった。  黒い秘叢が濡れた海藻のように見えるその奥に突出した肉の一部が見えた。 「とどめだ」  自分もかなり汗をかいている悦也が、最後の一撃を与えたのは女の最大の弱点、それゆえ男の攻撃欲を一番そそる部分、恥裂だった。  ゴルフのスイングのように斜め下から上へすくい上げるようにスイングされた 乗馬鞭の先端は、たがわずクリトリスの部分をひっぱたいたに違いない。  バシ。 「うぐ……!」

塔に囚われた花嫁塔に囚われた花嫁

再会した彼は冷たく傲慢で、 無垢な彼女は愛した男性の面影を探した。 ジョゼフィーヌはヨットから海に転落した男性を助けた。 怪我をした彼は記憶を失い、名前も出身もわからなかった。 ギリシアの太陽の下、二人はアダムとイヴのように惹かれ合い、 情熱的な7日間を過ごす。しかし、幸せは長く続かなかった。 彼の名前がアレクサンデルで、皇太子だなんて知りたくなかった。 すべてを忘れていたから、野暮ったい私を恋人と呼んだことも。 だが皇太子が国に戻ったあと、ジョゼフィーヌは妊娠に気づいた。 そのことを知らされたアレクサンデルの行動は迅速だった。 彼の命により、ジョゼフィーヌは塔に囚われの身となってしまう! ドラマチックで大胆な世界観で、読者をあっという間に物語に引きこんでしまうJ・ポーター。今作は記憶のない男性に身分違いの恋をする、激しくも切ないロマンスです。結婚を迫られても、彼との思い出があればいいと、身を引こうとするヒロインがけなげです。

ドレスを捨てた花嫁ドレスを捨てた花嫁

恋愛運のない、捨てられた花嫁に、 富豪一族の長男が手をさしのべて……? 美しい海辺の式場で、花嫁のドーンは不安を隠せずにいた。 挙式の時刻はとっくに過ぎているのに、新郎が現れないのだ。 代わりに現れたのは、新郎の兄で富豪一族の長男クーパー。 彼は弟の手紙をドーンに渡し、結婚式の中止を冷たく宣言した。 これまでの人生、5度も恋人に手ひどく裏切られてきたけれど、 まさか今度は結婚式当日に捨てられるなんてーー “また捨てられた、かわいそうなドーン”という 周囲の囁きにいたたまれず、ドーンはその場から逃げ出した。 その彼女を追いかけてきたのは、当のクーパーだった。 傷心のドーンは、彼にもまた思惑があるとは気づきもせず……。 人生でいちばん幸せなはずの日は突然、最悪の日に。ウエディングドレスを脱ぎ捨てて、ひょんなことから新郎の兄と1週間をともに過ごすことになりますが……。人気急上昇中のソフィー・ペンブロークが贈る、キュートなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。

憂いの伯爵と夢の花憂いの伯爵と夢の花

不器量で一文無しで、町じゅうの笑い物。 こんな私が、伯爵様に求婚されるなんて。 愛する家族を亡くし、横暴な祖父にこき使われているリジーは 祖父に付き添って訪れた保養地でハリー・ブレザートンと出会う。 どこか陰のある青い瞳の、優しくて魅惑的な紳士ーー こんなにすてきな男性が、私なんかに話しかけてくれるなんて……。 夢のような出来事に戸惑いながらも彼に惹かれていくリジーだったが、 噂を聞いた祖父に激怒され、田舎町の屋敷に連れ戻される。 ふたたびひっそりと使用人同然の暮らしをしていたある日、 リジーの前にハリー・ブレザートンが現れた。 彼は信じられないことを口にしたーー 僕はインバーセッグ伯爵で、あなたに求婚するつもりだと。 夢うつつの喜びもつかの間、ある事件に巻き込まれたリジーは彼に求婚された理由を悟って深く傷つきます。悲しみだらけの人生の、哀れな乙女の運命は……。超人気作家アニー・バロウズの筆が冴える〈神々の悪戯〉シリーズ第3話、心とろける蠱惑のフィナーレ!

二人の美女二人の美女

母と妹のため二重生活をする娘は、 生涯独り身を覚悟したが……。 3年前、父の死に伴い、カミラは母と妹を連れて別の地へ移り住んだ。 上流階級でありながら一家の経済状態は困窮しており、 カミラは家族にも内緒で、扮装して“リゼット”の名で舞台に立った。 はしたないと揶揄される仕事で日銭を稼いでいるのが明るみに出れば、 社交界から軽蔑され良縁は望めないため、一生独身を貫くつもりで。 しかし、ようやく目処が立ち、これを最後と仕事を引退した夜、 彼女は賊に襲われ、舞台を見ていたアシュビー伯爵ニコラスに救われる。 すてきなお方……。でも、“リゼット”の正体は、絶対に明かせない。 朝まで護衛すると言われたが、彼女は不意をついて逃げ出した。 後日、さるレディの家で、カミラは妹から紹介された男性を見て凍りつく。 「カミラ、こちらはアシュビー伯爵。お近づきになりたいそうよ」 リゼットの美しさに魅せられた伯爵は、じつのところ、彼女を誘惑できるか友人と賭けていました。その後、カミラと出会って心惹かれた彼は、どこかで会ったような印象がぬぐえないでいましたが、彼女は否定して……。二人の美女に惑わされる放蕩伯爵の運命は?

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