小説むすび | 2019年1月24日発売

2019年1月24日発売

東京パパ友ラブストーリー東京パパ友ラブストーリー

出版社

講談社

発売日

2019年1月24日 発売

パパ友どうしの恋。きみとなら、地獄も怖くなかった。有田豪と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよ」と。その晩、ゲイ不倫という地獄の蓋が開いたのだったーー。ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する! パパ友どうしの恋。 ゴーギャンにはなれない、おまえも、俺も。一度きりの人生を、後悔して生きていく。後悔したことさえ忘れて。 有馬豪と鐘山明人は、同じ保育員に子どもを預けている。とはいえ、豪はファンドマネージメントのCEOで多忙を極めているため、朝、娘の亜梨を保育園に送っていくだけ。対して明人は、妻の美砂がタレント議員でこれまた多忙のため、ワンオペ、育児かつ家事全般を請け負っている。 互いに顔見知り程度だったが、ある日、明人はLINEで豪を飲みに誘う。「お互いイクメンとして妻の悪口を言い合おうよと」。その晩、ゲイ不倫という地獄の釜の蓋が開いたのだったーー。 これは復讐なのか? 完璧な妻に対して、自分より稼ぐ妻に対しての。 ミソジニー、嫉妬、仕事ができない焦り、不公平感……ゴーギャンになりきれなかった男たちの思いが炸裂し、疾走する!

マーダーズマーダーズ

著者

長浦京

出版社

講談社

発売日

2019年1月24日 発売

救えるだろか。僕を殺人犯だと知っている君を。この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、法では裁き得ない者たちへの断罪が始まるーー。大藪賞作家が現代を舞台に描く、圧倒的犯罪小説! デビュー2作目『リボルバー・リリー』でいきなり大藪賞受賞! ミステリー界唯一無二の才能が放つ、圧倒的犯罪小説! この街には複数の殺人者がいる。 彼らが出会うとき、法では裁き得ない者たちへの断罪が始まるーー ストーカに襲われる女性を助けた夜から、商社マン・阿久津清春の日常は狂い始める。 ブラウンの瞳と褐色の肌を持つその女、柚木玲美は言った「あなたが殺人犯だと知っています」。 十七歳の夏、清春は人を殺していた。誰にも知られずーー。 意図的に清春に近づいた玲美は、その「事実」と引き換えに、母の死の真相と行方不明の姉の捜索を依頼する。 パートナーとなるのは、かつて実兄の殺害容疑をかけられた組対五課の刑事・則本敦子。彼女もまた、過去の事件の証拠を玲美に握られていた。 異様な関係で結ばれた三人の捜査は、いくつかの未解決事件を掘り起こし、やがて社会に潜む、起こしてはならない者たちを呼び寄せてしまう……。 この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。 また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。 およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。 イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、他の先進国と比べてこの数値は異様に低い。 つまり、この国では多くの「死」が見逃されている可能性があるーー

絶望書店絶望書店

夢をあきらめるのは、よくないことですか? 古今東西から「夢のあきらめ方」にまつわる物語を集めたアンソロジー。 夢をあきらめた人へ、夢をあきらめようとしている人へ、そして夢をもつことさえできなかった人へ……。 「絶望書店」書店主からのご挨拶  書店にぶらりと立ち寄って、そこで思いがけない本と出会う。  それこそ、書店の楽しみではないでしょうか。  うちも、そういう書店でありたいと思っています。  ただ、小さな書店ですから、どんな本でも置いてあるわけではありません。  うちに並んでいるのは、「夢のあきらめ方」に関する本だけです。 「なぜそんな本を?」と思われるかもしれません。  でも、「夢をかなえる本」や「夢をあきらめない本」なら、他の書店さんにたくさんあります。  ですから、一軒くらい、こういう書店があってもいいのではないでしょうか?  夢がかなわなかったとき、夢をあきらめなければならないとき、この書店をぶらりと訪れてみてください。  本なんか読む気になれないかもしれません。でも、ひとつの物語との出会いが、もしかすると、あなたにとって、とても大切なものになるかもしれません。

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