小説むすび | 2018年7月発売

2018年7月発売

夏空白花夏空白花

出版社

ポプラ社

発売日

2018年7月25日 発売

高校野球100回大会の節目に、直木賞候補作家が魂を込めて書ききった、最高傑作にして到達点! <内容紹介> 1945年夏、敗戦翌日。 昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。全てを失った今だからこそ、未来を担う若者の心のために、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。 ボールもない、球場もない、指導者もいない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい。己のために、戦争で亡くなった仲間のために、これからの日本に希望を見せるために。 「会社と自分の生き残り」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の熱い想いと祈りに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、思惑を抱えた文部省の横やり、そして高校野球に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった……。 <プロフィール> 須賀しのぶ(すが・しのぶ) 1994年『惑星童話』でコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞しデビュー。2013年『芙蓉千里』三部作で第12回センスオブジェンダー賞大賞受賞。16年『革命前夜』で第18回大藪春彦賞受賞、第37回吉川英治文学新人賞候補。17年『また、桜の国で』で第156回直木賞候補、第4回高校生直木賞受賞。17年『夏の祈りは』で「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位、「2017オリジナル文庫大賞」受賞。

完全版 土地(06)完全版 土地(06)

出版社

クオン

発売日

2018年7月25日 発売

ジャンル

<6巻あらすじ> 西姫は吉祥と結婚することを考えていた。しかし吉祥は、会寧にいる子連れの若い寡婦と結婚するつもりだと言う。真偽を確かめるため、西姫は吉祥と会寧に行ってその寡婦に会い、帰りに事故で負傷する。一方、西姫に完膚なきまでに拒絶された相鉉は朝鮮に戻り、妓生になった鳳順(紀花)と再会する。 平沙里を出た村人たちのその後は、いずれも楽ではない。九泉(環)、恵観和尚、吉祥と親しかった寛洙は独立運動に身を投じている。苦難の時代に、それぞれ自らの道を切り開こうとする人々の姿が、壮大なスケールで描かれる。 第二部 第二篇 夢の中の帰馬洞 八章  心臓を裂いて捧げましょうか 九章  九万里長天に舞う鳥よ  十章  風雲  十一章 履物は足に合わなければ  十二章 会寧訪問  十三章 流れ者 十四章 襟巻き  十五章 夢の中の帰馬洞  十六章 走狗の輩  十七章 わなにかかる  第二部 第三篇 夜に働く人々 一章 乞食坊主  二章 舟  三章 山清市場の殺人 四章 開化党の反開化論  五章 帰郷 六章 チョカニ家 七章 後家と妓生 八章 出発  九章 情炎  訳注  第一部のあらすじ・主な登場人物 訳者解説

蹴爪蹴爪

著者

水原涼

出版社

講談社

発売日

2018年7月26日 発売

異国の少年たちの物語のはずが、これは、“ぼくたち”の姿だーー。デビュー作「甘露」が芥川賞候補になった新鋭、待望の初小説集!闘鶏場で胴元を務める父親が、悪魔から村を守る祠をつくる責任者となった日から、ベニグノの周囲は少しずつ変わり始めた。幼なじみのグレッツェンの大切な鶏が殺され、島で殺人事件が起こり、地震で祠が倒壊しーー。東南アジアの島の少年を襲う熱くて不穏な暴力を描いた傑作。 異国の少年の物語だけど、これは、“ぼくたち”の姿だーー。デビュー作「甘露」がいきなり芥川賞候補になった新鋭が、想像力を飛翔させた待望の初小説集! 闘鶏場で胴元を務める父親が、悪魔から村を守る祠をつくる責任者となった日から、ベニグノの周囲は少しずつ変わり始めた。幼なじみのグレッツェンの大切な鶏が殺され、島で殺人事件が起こり、地震で祠が倒壊しーー。東南アジアの島の少年を襲う熱くて不穏な暴力を描いた傑作。(「蹴爪(ボラン)」) 13歳で出会ったぼくたちは26年間、いつも地元のサッカーチームを応援するためにスタジアムに通ってきた。苦難を抱えた3人と一緒にいるため、ぼくは嘘をつき続けているーー。甘酸っぱくてやるせなくて、でも忘れたくない、ヨーロッパの島で巻き起こる青春小説。(「クイーンズ・ロード・フィールド」) 蹴爪 クイーンズ・ロード・フィールド

絶対君主のプロポーズ絶対君主のプロポーズ

“国王は愛する女性との結婚を決めた” その嘘が本当なら、どんなにいいか。 この数カ月、ソフィアはアカシニアのプリンスであるニックと、 手放しでは喜べない関係にあった。彼の秘密の恋人だったのだ。 しかし決して本気にならない、というルールを守れなくなり、 彼女は別れを決意する。心がちぎれるほどつらくても。 けれどその後、ソフィアは赤ちゃんができたことに気づいた。 この子は必ず産むけれど、大きな問題が1つある。 ニックは今やアカシニアの国王で、伯爵令嬢と婚約しているのだ。 ところが悩むソフィアの前に、怒り心頭のニックが現れる。 そして彼と結婚しなければ、子供は取りあげると脅してきた! 王の世継ぎを身ごもったため、ヒロインはヒーローがおさめる国へ連れ去られ、結婚を迫られます。しかしロマンチックなロイヤルウエディングどころか、計画的な妊娠だったのではと彼女は王から疑われつづけ、とうとうパニック発作を起こしてしまいます……。

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