2018年4月28日発売
上原蒼は海辺の病院を訪れる。 かつて、彼もここに入院していた。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。 蒼は”あの日”起こった出来事を思い出し、語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末をーー。
夢の中にある世界〈不思議の国〉の住民である蜥蜴のビルは、砂漠を彷徨う中でドロシイと名乗る、案山子とブリキの樵とライオンを連れた少女に出会う。彼女の助けを借りて不思議の国へ戻ろうとするビルだが、その最中にオズ支配者・オズマ女王の宮殿の一室で死体が発見される。強力な魔法と軍人たちに守護されていた部屋で、だれがどうやって殺したのか? 夢と現実双方で起きる事件の意外すぎる真相とはーー『アリス殺し』シリーズ最新作。
凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から弁護を依頼される。彼女の友人のホームレスの男が若い女性を殺害し、死体を損壊した容疑で逮捕されたのだ。しかもその男がアイゼンベルクの元恋人だったと判明する。高名な物理学教授の彼がなぜホームレスになり、殺人の被疑者に? 二転三転する事件と、法廷での熾烈な論述戦の果てに明らかになる、あまりに意外な犯人。ミステリドラマの脚本家としても名高いドイツ推理作家協会賞受賞作家が贈る傑作ミステリ!
しがない社畜生活に嫌気がさしていたレイジは、ある日ふと気がつくと、異世界に転移していた。そんなレイジが、異世界で手にしたスキルは、なんと“創薬”スキル。戦闘系スキルではない“創薬”スキルにがっかりするレイジだったが、スキルで作ったポーションは瞬く間に人気になり、集めたお金でドラッグストアを開店することに。そしてレイジは、店にやってきた珍客たちの依頼を、創薬スキルで叶えながらスローライフを満喫していく。元社畜の平凡な青年が、異世界の田舎町でのんびり楽しく暮らすほのぼのファンタジー!