2018年3月発売
潜伏中のスナイパーたちを捜して、ロンドンの暗黒街に足を踏み入れるリーチャーとCIAの才媛ナイス。無法のセルビア人組織や、ギャング集団ラムフォード・ボーイズを相手に、ふたりは命を賭して闘いを挑む。事件を計画した、意外な黒幕の正体はーシリーズ最高潮、一気読み必至のアクション・サスペンス!
明治の傑物・黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久! これぞ暗号ミステリの最高峰! いろは四十八文字を一度ずつ、すべて使って作るという、日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」四十八首が挑戦状。そこに仕掛けられた空前絶後の大暗号を解読するとき、天才しかなし得ない「日本語」の奇蹟が現れる。日本語の豊かさと深さをあらためて知る「言葉のミステリー」です。 明治の傑物・黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久! これぞ暗号ミステリの最高峰! いろは四十八文字を一度ずつ、すべて使って作るという、日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」四十八首が挑戦状。 そこに仕掛けられた空前絶後の大暗号を解読するとき、天才しかなし得ない「日本語」の奇蹟が現れる。 日本語の豊かさと深さをあらためて知る「言葉のミステリー」です。
冤罪事件を再調査する「誤判対策室」が立ち上がった。 刑事・検事・弁護士の3人は死刑判決を覆せるか。異色の傑作法廷ミステリー! 老刑事・有馬と、女性検察官・春名、若手弁護士・世良の三名は、「誤判対策室」に配属された。 無罪を訴える死刑囚を再調査し、冤罪の可能性を探る組織だ。 配属から半年後、有馬は飲み屋の女将から、二人組の客が殺人の犯行を仄めかしていたことを聞く。 冤罪事件を有馬は疑い、母親とその子供二人を殺害した罪で、古内博文という男の死刑が確定していることを突き止める。 誤判対策室は調査を開始するが、古内の死刑執行が迫る! ※本書は単行本『60 tとfの境界線』を文庫化にあたり改題したものです。
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。 「定年って生前葬だな。これからどうする?」 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、思い通りになるものでもない。 惑い、あがき続ける田代に再生の時は訪れるのか? ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。 シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。
天正十年六月二日(1582年6月21日)──戦国時代でいちばん長い夜だった。すなわち本能寺の変。天下人目前の信長を、討った男と守った男。野心と業にまみれた男たちのそれぞれの生きざまとは……。歴史の流れを変えた「瞬間」に、名手7人が集結。累計19万部突破の大好評「決戦!」シリーズ第3弾! 天正十年六月二日(1582年6月21日)──戦国時代でいちばん長い夜だった。すなわち本能寺の変。天下人目前の信長を、討った男と守った男。野心と業にまみれた男たちのそれぞれの生きざまとは……。 伊東潤「覇王の血」(織田信房) 矢野隆「焔の首級」(森乱丸) 天野純希「宗室の器」(島井宗室) 宮本昌孝「水魚の心」(徳川家康) 木下昌輝「幽斎の悪采」(細川幽斎) 葉室麟「鷹、翔ける」(斎藤利三) 冲方丁「純白き鬼札」(明智光秀) 歴史の流れを変えた「瞬間」に、名手7人が集結! 累計18万部突破の大好評「決戦!」シリーズ第3弾 伊東潤「覇王の血」(織田信房) 矢野隆「焔の首級」(森乱丸) 天野純希「宗室の器」(島井宗室) 宮本昌孝「水魚の心」(徳川家康) 木下昌輝「幽斎の悪采」(細川幽斎) 葉室麟「鷹、翔ける」(斎藤利三) 冲方丁「純白き鬼札」(明智光秀)
表題作を含む6つの短篇恐怖小説集。得体の知れない恐怖が背中に貼りつき、うごめき続ける。三津田怪異ホラーの戦慄が読者を待つ。 「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」 拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。 怪談の形で迫る六篇、三津田信三恐怖譚集。 再会した中学時代の友人は、奇妙な話を語り出した。幽霊屋敷と噂の奇っ怪な邸宅。無人でも廃墟でもなく、時折人影や窓の明かりが目撃されるという。不良少年だった彼は悪友に唆され、半ば肝試しのように館に独り忍び込む。(表題作)日常の裂け目の奥底で戦慄が踊る、身も心も総毛立つホラー短篇小説集。 怪異譚が紡ぐ悍(おぞ)ましきものがひたひた迫り来る。 つれていくもの あとあとさん ドールハウスの怪 湯治場の客 御塚様参り 誰かの家
「絶対プロ野球選手になってやる!」鳥海真琴、17歳。初恋の人と交わした約束を胸に、男子強豪野球部の門を叩いたものの、待っていたのは苦難の日々。ハードな練習についていけず、試合にも出られず、マネージャー扱い。でも、悩む真琴を優しく見守ってくれるチームメートの龍也と徐々に距離が縮まっていき……。時に挫けそうになりながらも、夢に向かって突っ走る。一途でまっすぐな少女の想いに心打たれる、傑作青春小説! 「きっとこれからは、できないことのほうがずっとずっと多くなってくる。 それをあきらめて捨てたら、逃げたように思われるかもしれない。 でも、違う道はどこかに必ずあるんだ。一つのこだわりを捨てて、別の道を探す勇気も必要なんだ。」 (本文より抜粋・一部略) 「絶対プロ野球選手になってやる!」鳥海真琴、17歳。初恋の人と交わした約束を胸に、強豪野球部の門を叩いたものの、待っていたのは苦難の日々。練習についていけず、試合にも出られず、マネージャー扱い。でも、悩む真琴を優しく見守るチームメートの龍也と徐々に距離が縮まっていき……。一途な少女の想いに心打たれる、さわやか青春小説!
世界的天才外科医・天城雪彦。 手術を受けたいなら全財産の半分を差し出せと言い放ち顰蹙も買うが、その手技は敵対する医師をも魅了する。 東城大学医学部で部下の世良とともにスリジエ・ハートセンターの設立を目指す天城の前に立ちはだかる様々な壁。 医療の「革命」を巡る、メディカルエンターテインメントの最高峰! 巻末解説・竹内涼真 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 7月7日スタート! TBS日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』主演 二宮和也、待望の続編が今夏放送決定! 原作は海堂尊 著 「ブラックペアン」シリーズ! 前作のスケールと興奮を超えるメディカルエンターテインメントが再び始まる!
無神経な夫・平田幸之助の言動に、それまで一家を支えてきた嫁・史子がついにキレた。妻として母として嫁として、いなくなって初めてわかる史枝の有難み。後悔しつつも素直になれない幸之助に、周囲の心配は募るばかり……。山田洋次監督の傑作映画を、「東京バンドワゴン」の小路幸也がノベライズ。笑いと涙で家族の愛情を描く、喜劇シリーズの総決算!
地方在住の売れないフリーライター・白銀力也のもとにインタビュー取材の依頼が舞い込んだ。取材相手は、俳優業の傍ら飲食店経営を成功させた合馬邦人。奇しくも合馬は、これまで力也が一度も会ったことのない実の父親だった。取材の翌日、「会って謝らなければならない人が四人いる。その場に同行してほしい」と請われた力也は、初対面の実父と旅をすることに。一代で財を成した父親と貧乏ながらも愛情溢れる家庭を築く息子ー。人生において大事なものとは何かをハートフルに描いた親子の物語。
東北の寒村で受け継がれる千里眼・予知・呪殺の「三つの奇跡」。儀式を執り行う糸瀬家は、「憑き筋」として厭われてきた。探偵の海老原はその解明に挑む。一方、警視庁の鴻上管理官は、都内で発生した不可解な連続殺人の捜査に行きづまっていた。事件解決の鍵は被害者の血縁にあるかもしれない。村で邂逅した海老原と鴻上は、四半世紀前に発生した少女の神隠し事件、さらに憑き筋の糸瀬家と村を牛耳る染矢家の、怨嗟の歴史に巻き込まれてゆく。
事件は起こる前に潰せーそんな指針のもと、危険な組織や犯罪者を闇処理する部署、それが警視庁特殊企画課だ。山神翔二は特殊企画課工作班のエース刑事。山神が今回手がけるミッションは、中国の諜報機関「赤蛇頭」と半グレ集団「城南連合」、ふたつの反社組織を挑発し、双方を暴発させて一挙に潰す、というもの。さっそく作戦を開始した山神だが、「赤蛇頭」の背後にさらなる大物が控えていた。著者渾身の書き下ろしハードボイルド!
一月になり大学にも慣れてきた葵だが、京都郊外の伏見にある老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、なかなか会えない日々。近頃は、親友の香織が所属するフラワーアレンジメントサークルを手伝っていた。ある日、三回生のサークルリーダー・郁美が突然、サークルを辞めると言い出す。一方、幸谷酒造では家宝の徳利がなくなったと大騒ぎ。二つの出来事の裏には、それぞれの切ない想いが潜んでいた。また、第三章『復讐のショータイム』では、ひらかたパークを舞台に、清貴と秋人が大活躍する!
僕は春が嫌いだ。春になると、僕の前からサッカーボールや自転車が突然消えて、みんなに気味悪がられてきたー大学2年生の春休み、叔父の和菓子屋でバイトをするために京都を訪れた僕は、気を失ったところを一人の女性に助けられた。僕は彼女に惹かれた。春が終わっても会いたい、と思った。でも、彼女は桜の木の下で…消えた。彼女は、何のために僕の前に現れたのかーその結末に涙が止まらない。
わたしの家族は焼き殺されたー。雪深い田舎町の中学に転校してきた少女・春花を待ち受けていた、あまりに切なく残酷な出来事。そして巻き起こる凄惨な復讐劇…。押切蓮介の伝説のコミック『ミスミソウ“完全版”』を、オリジナルエピソードを交えてノベライズ。カバーイラストは押切蓮介の特別描き下ろし。
「腹を切る前に、珠子の唄を聴きたい」という岡崎玄蕃の願いを受け入れ、岡崎の屋敷に入った珠子。愛坂桃太郎、そして息子の仁吾も、珠子と行動を共にする。屋敷では、江戸城に向けられた大砲がいまにも火を噴かんとする中、ぎりぎりの交渉が続くが、ついに事態が動く。桃太郎、仁吾、そして玄蕃、用人の田所十三郎ー四人の剣が閃いたのだ。無傷で屋敷から出てきたのは、はたして…?大人気シリーズ衝撃の最終巻!