2017年7月10日発売
強くなりすぎたため、システムを管理する神々からフルボッコにされて、見知らぬ森に飛ばされたタイシ。チート能力をすべて奪われ、武器もなくしたタイシは、嫁達の待つ国へと旅立つ。その身に駄神を宿して……。
突然、異世界へ転移してしまった男子高校生の釘宮悠利。 ダンジョンで迷子になっていた所を《真紅の山猫(スカーレット・リンクス)》の 冒険者達に保護されることに。 転移した際に鑑定系の最強技能(スキル)【神の瞳】を得ていたが、そんなことにはお構いなし! 元々の料理の腕や細かい作業が好きということが高じてアジトの料理担当に収まり、 周囲の人々の胃袋を掴んだり、異世界にないものを生産したりとチート能力の無駄使いオンパレード! 色々やらかしては怒られつつも、まったり異世界ライフをエンジョイ中!! コロッケにサンドイッチ、手作りマヨネーズetc. 美味しいスローライフ開幕!! 書籍限定エピソードも収録! 特別編「ダンジョン土産は異世界キノコです」 お楽しみに!! プロローグ 気づいたらダンジョンの中でした 第一章 保護者が出来ました 第二章 彼らは胃袋を掴まれたようです 第三章 美味しいお肉は魔物の肉です 第四章 チートはやっぱりチートだったようです 閑話一 食堂メニューのお手伝い 第五章 お客様がマヨネーズに堕ちました 閑話二 やはり乙男は異世界でも異質だったらしい 第六章 衣類の修繕承ります 閑話三 病人には卵おじや 第七章 アレンジ料理も好評のようです エピローグ たまには仕事する【神の瞳】さん 特別編 ダンジョン土産は異世界キノコです
人里を離れ、研究に明け暮れる千年賢者ーーカイト。長年、機械メイドと二人きりだった彼はある日、禁忌とされている人工生命体の創造に成功する。生まれたての赤ん坊を抱いた彼の心に、初めての感情が駆け巡り……?
大人気《メイデン通り》シリーズ第10巻。 若くして、女性使用人の管理職であるハウスキーパーの地位に着いたブリジット。仕えているモンゴメリー公爵バレンタイン・ネイピアはギリシャ彫刻のように美しいが、放蕩者で邪悪な人物だと噂されている。 ブリジットがバレンタインに仕えることになったのは、彼が屋敷に隠している秘密の品々を見つけて運び出すという使命を負わされ、送り込まれたためだった。 その品をもとに、貴族たちが脅迫されていると聞いている。そして秘密を握られた人々のひとりには、彼女の産みの母もいた。 あるとき、屋敷のなかを探しまわっているところを、公爵に見つかってしまったブリジット。 使用人とは思えない気品と知性のある彼女に興味を抱いた公爵は、処分を言い渡すことはなかったが、なにかと挑発してくる。 誘惑にとまどいながらも、彼のさりげない優しさやユーモアに触れ、ブリジットはだんだんと会話する時間を楽しみとするようになった。 はじめは冷たい人物に見えたモンゴメリー公爵だが、腹違いの妹をいつも気にかけ、慈しんでいるのをブリジットは知る。脅迫にみえた行動も、妹のためにある狙いをもって行っていたことだった。 兄妹はともに幼少の頃に過酷な体験をし、助け合ってそこから生き延びたという絆があった。 また、公爵もブリジットの出生の秘密を知り、彼女が大人たちの都合で人生を左右されてしまったことに憤る。 心の傷を癒やし合うように、二人は引かれあってゆくのだが……
異例づくし。まさしくそれが、総料理長オリーの今回の任務だった。 というのも、大統領夫人が催すパーティをホワイトハウスの外で行うことはめったにない。 そのうえ、会場選びを任されたのがオリーと式次室室長のピーターというのも職務外で、前例のないことだった。しかもふたりが犬猿の仲なのはスタッフの誰もが知るところ。 それでも、今回の国務長官の誕生パーティは、大統領との不仲説を払拭するための重要なイベント。プロとして協力しながら候補会場をまわっている最中、最有力候補だった会場の厨房で、ふたりは大鍋の中に隠されたホワイトハウスの秘書官と、補佐官の死体を発見してしまう。 これは国務長官をターゲットとした一連の犯罪なのか? ところが大統領夫人はこんな緊急事態にもかかわらず、誕生日パーティの計画を続行すると苦渋の決断を下した。 オリーとピーターは危険と隣合わせのなか、パーティの準備を進めなければならず!?
二〇一〇年一月、ヤマト航空は経営に行き詰まり、会社更生法を申請。再建の切り札として外部から招かれたカリスマ経営者に対し、プライドの高い社員たちは反感を抱くが、次第にバラバラだった社内は一つになっていく。しかし、そこで東日本大震災が発生。津波によって孤立した仙台空港で、ヤマト航空の社員たちがとった行動とは…。二〇一二年九月の株式再上場までの、“奇跡の復活”を描く感動のストーリー。