1998年3月10日発売
柔らかい心柔らかい心
運命が、私と美弥を会わせてくれたんだと思う。そして、あなたとも…。『29歳のクリスマス』で女たちの心情を絶妙に描いた脚本家・鎌田敏夫が、3人の男と女の、果てしなく揺れつづける心を綴った。
27年目のレクイエム27年目のレクイエム
うかつな発言が死をまねくパソコン会議室。女刑事スキップの活躍を描く、MWA受賞シリーズ第四弾!二十七年前に殺人を目撃したことがある-電子会議室にそう書きこみした直後、パソコンマニアのジェフが不自然な転落死をとげた。捜査にあたったニューオーリンズ市警の女刑事スキップは、彼の父親が二十七年前に強盗に殺され、事件は迷宮入りになっていることを知る。ジェフは書きこみを見た何者かに殺されたのか?彼の不審な死と、過去の事件との関係は?殺人犯を追ってサイバースペースと現実世界を往き来し、懸命の捜査を続けるスキップのまえに第二、第三の殺人が起きる。
家族を駆け抜けて家族を駆け抜けて
『イギリス人の患者』の作者が、故郷スリランカに取材して書き上げた自伝的作品。忘れがたい人々、意表をつくエピソードの数々が熱帯の風景とともに鮮やかに蘇る。そして亡き父の面影を追い求める彼が発見したものは…。ポストコロニアル文学の傑作。
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