出版社 : 清水書院
新装版 俠の者、七人新装版 俠の者、七人
井原西鶴の『武道伝来記』に材を取った時代小説。安川権之進は義憤で家老を斬って蓄電する。親友細井金太夫は極秘に彼の妻をかくまう。妻は金太夫の初恋の相手だった。後日、あろうことか、金太夫に「権之進を討て」との主命が下る。友への信、主君への忠、悪政への憤、初恋の人への情、妻子への愛、これらの様々な葛藤に苦しみながらも俠の心を貫いた人々の生き様を描く。 目次 第一章 逐電 第二章 疑惑 第三章 上意 第四章 悪弊 第五章 証 第六章 再会 第七章 俠者
アンデルセンアンデルセン
みんなが読んでいるのに,「その本質が理解されていない作家」アンデルセン。辛口ともいえる原作のままで読めることは滅多になく,子ども向けの童話と思っている人がほとんどである。人間が抱えている矛盾や葛藤を深く洞察し,平明な言葉と鮮烈なイメージ,温かみのある機知とユーモアで語りかけてくるアンデルセン。本書で,光と闇がこぼれるようにして生み出されてきたアンデルセン文学の神髄を,「人魚姫」,「みにくいあひるの子」など具体的な作品に即してじっくりと味わっていただきたい。 目次(内容と構成) はじめに 序章 アンデルセンの人と作品 1 アンデルセンの生い立ち アンデルセンの肉親たち オーデンセにおける幼少年時代 コペンハーゲンでの試行錯誤 ラテン語学校時代から大学卒業まで 2 アンデルセンの作家活動 外国旅行と留学 本格的デビュー 作家活動の始まり おわりに 年譜 参考文献 さくいん
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